2018.8.22
台湾でしか食べられない食材を沢山食べたい!だけど屋台はまだちょっとハードルが高い…という方にオススメなのが、台湾のローカルグルメ「滷味(ルーウェイ)」をカフェのようなオシャレな雰囲気で食べられる「VEGE CREEK 蔬河」。その魅力と注文方法をご紹介します♪
こんにちは!ゲストキュレーターのmameyです。 グルメ大国の台湾では、数えきれないほどたくさんの美味しいものに出会えますが、その中のひとつとして見逃せないのが台湾人のソウルフード「滷味(ルーウェイ/lǔ wèi)」。
野菜や練り物など、自分で選んだ具材をその場で甘辛く煮込んで提供してくれる「滷味」は、年中どこでも食べられている国民食!その美味しさや屋台での注文方法については、以前こちらの記事でも紹介させていただきました。
日本人には馴染みのない料理ですが、野菜もたくさん摂れて栄養価も抜群!こうしたローカルスタイルの滷味は、台湾在住の私もよくお昼ご飯などでお世話になっています。
ですが!今台北で、この滷味がおっしゃれーに生まれ変わっているのをご存知でしょうか?
その名もスタイリッシュなベジタリアン滷味のお店「VEGE CREEK 蔬河(シューハー/shūhé)」 。今回は、ローカル屋台の滷味とは違う雰囲気の中で楽しめる! ”Neo滷味” の魅力をご紹介します。
「VEGE CREEK 蔬河」はチェーン店なので台北市内にはすでに何店舗かあります。
今回ご紹介する誠品敦南店は、MRT・忠孝敦化駅から徒歩5分ほど。台湾で人気の書店、誠品書店(敦南店)の地下1階フードコート内にある店舗です。
フードコートなので席数は多いのですが、休日のお昼の時間帯などは家族連れなどで混み合うことも。遅めのランチの時間帯やオープンと同じタイミングで行くのがおすすめですよ〜!
お店の入口はこんな感じ。通常の滷味の屋台とは似ても似つかないオシャレな雰囲気に驚き!店内のインテリアもとってもおしゃれで、まるでカフェにでも来たかのよう。席数も多いので小さなお子さんのいる家族旅行でも安心して訪れることができます。店内には、日本のおでんとも煮物とはまた違った良い香りが充満していて、もうこれだけで白ごはんがいただけそうなぐらいです。
お店に入ったら、まずは入り口付近に置かれているトートバッグをゲットしましょう! このトートバッグにセルフで好きな食材を入れて、レジカウンターに持って行って清算という流れになっています。
店内に入ると目に飛び込んでくる緑の壁… よくよく見るとすべて野菜になっています!
ここから好きな食材を選んでいくのですが、壁からこんもりと野菜が生えているのはなかなか斬新!可愛いトートバッグに食材を入れるのも、まるで野菜の収穫をしているような楽しい気分になります。
初めて来た人は少し注文に戸惑うかもしれませんが、中国語は読めなくても、見た目で自分の好きな具材を好きなだけチョイスすればOKです♪
ここで是非試していただきたいのが、日本では食べられない野菜たち。
こちらはベジタリアンの方向けのお店でもあるため、とにかく野菜のラインアップが豊富!歯ごたえが柔らかい蚵白菜や、くるくるした髭のある龍鬚菜など、台湾ならではの野菜に出会えます。
中でも私のおすすめは、水蓮(シュイリェン/shuǐlián)。日本ではあまり馴染みのない野菜ですが、コリコリしていて山ワラビのような食感。炒め物にしても煮物にしても最高なんです!
また台湾でしか食べられない具材といえば、こちらの「紫米血」もおすすめ。
紫米を豚さんの血でぎゅっと固めたものなのですが、台湾人は皆これが大好きで必ずチョイスします!(血の味はしないので色のついた餅だと思ってぜひ挑戦していただきたい…!)
他にも、練り物、豆腐、キノコ、お餅などの具材がたくさん!
私が今回チョイスしたのは湯圓(タンユエン/tāngyuán)という小さな白玉団子のようなお餅。ほんのり甘みのあるお餅を醤油で甘辛く煮たらどんな味になるのか… 食べる前からワクワクしてしまいます。
また、ガツンと食べたい!という方は麺類を入れるのをお忘れなく。麺類は、それぞれに麺の種類が書かれたプレートを選んでトートバッグに入れ、店員さんに渡すシステムになっています。
通常のローカルスタイルの滷味では、食材がそのまま屋台に並べられていることも多いのですが、こちらのお店では具材が一つ一つ小包装されているので衛生面でも安心。袋に書かれたVEGE CREEKのロゴも可愛らしくてグッドです!
あまりの楽しさに我を忘れて具材を選びすぎた感がありますが、トートバッグが満タンになったのでレジに向かいます。食材一つ一つに25元〜40元ほどのお値段がついているので、その合計額をレジにて支払います。
自分で量を調整できるので、小腹がすいているとき、ガッツリ食べたいとき、夜食で食べたいとき…と、様々なシーンに答えてくれるのが嬉しいですよね。
お会計が済めば、あとは店員さんが具材をキッチンの鍋に放り込みます。 グツグツ煮立ったスープの香りがたまりません!!
5分ほどで煮込みが完成。こちらが台湾の友人チョイスの滷味です。
やはり台湾人が大好きな米血が入っていますね!その他、王子麺(インスタントのヌードル)、豆皮(揚げた湯葉)、豆腐など、お肉はなしでもしっかり食べごたえのある組み合わせ。
さらにこちらは私のチョイスで野菜多めのヘルシー滷味。キノコ類(30元)、オクラ(35元)、油條(揚げパン)なども入れて、色々な食感が楽しめる一皿に。これだけモリモリで価格は200元(約700円)ほど!
野菜のシャキシャキ感もしっかり残っている煮込み加減も◎!
素材から出た旨味がスープ全体に滲み出ていて、揚げパンや豆腐にも染み込んで… どんどん箸が進みます!
「滷=甘辛く煮る」という意味のとおり、滷味自体は全体的に醤油の甘辛い味わいなのですが、VEGE CREEKで滷味を食べるなら、ぜひオリジナルのタレにも挑戦を♪この調味料をお好みでプラスすることで、一味も二味も異なる味わいになるんです。
奥から順に、香椿、唐辛子、麻油薑泥(おろし生姜の胡麻油漬)、カレー粉、黒胡麻、七味、白ごまです。
この「香椿」と「麻油薑泥」が癖になる美味しさ! 香椿は山菜の一種の様で、それをすりつぶしてタレにしたもの。これがなんとも言えない香ばしい香りで、滷味の具材によく合うんです。 タレを足すことで滷味にパンチが出て、色々な風味を楽しむことができますよ♪ベジタリアン料理ですが物足りなさは少しもなく、大満足です。
ちなみにこの香椿のタレは、瓶詰めのものが市販されています。滷味を日本で作ったり食べる機会があれば、ぜひそちらもあわせて挑戦してみてくださいね!
台湾旅行では小籠包や魯肉飯などほかの有名グルメに人気の座を奪われがちですが、実はこうしたローカルグルメも今どんどん新たなコンセプトとスタイルで登場しているんです。
台湾でしか食べられない食材を沢山食べたいけれど、屋台はまだちょっとハードルが高い…!という方。ぜひVEGE CREEKで滷味デビューしてみてくださいね。VEGE CREEKのFacebookページではお店の様子がわかる動画も公開されています! 気になる方は一度覗いて見てくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
住所:台北市大安區敦化南路一段245號B1(※MRT・忠孝敦化駅から徒歩5分)
電話:02-2775-5911 #611
営業時間:月〜日 11:00 – 21:30
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