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台湾発・オシャレでポップな3ピースバンド‟宇宙人” 特別インタビュー<後編>

2017.7.28

Howto Taiwanイチオシアーティストとして、以前から大プッシュしている台湾発のバンド“宇宙人(Cosmos People)”。日本でも次々とライブを成功させている彼らに、音楽から台湾の楽しみ方まで、たっぷりとお話を伺ってきました!今回はインタビュー<後編>です。最新ワールドツアーのお知らせもあるので、最後までお見逃しなく~!

こんにちは! キュレーターのROMYです。

私はC-POP(=Chinese Pops)が大好きで、普段から色々なアーティストの曲を聴いているのですが、 ここ最近特にお気に入りなのが台湾出身の男性3ピースバンド「宇宙人(Cosmos People)」。 以前、C-POPの魅力とともに彼らを紹介する記事(コチラ)を書きましたが、 なんとご縁があって本人たちに直接インタビューする機会をいただきました!!

前回の記事【インタビュー<前編>】では、 メンバーだけが知るお互いのプライベートな素顔や、6月に台北と東京の2箇所で行われたライブ「TOKYO MUSIC LINER」に関するお話をお届けしました。 今回も、台湾と日本の音楽の違いや、宇宙人流・台湾の楽しみ方について、さらに最新ワールドツアー情報と盛りだくさんでご紹介します!

台湾発・オシャレでポップな3ピースバンド‟宇宙人” 特別インタビュー<後編>

台湾と日本、それぞれの音楽について

-C-POPとJ-POP、もちろん言語は違いますが、他にも違いを感じるところはありますか?

小玉: C-POPはラブソングがとても重要で、有名な歌手は必ず1曲は代表的なラブソングを持ってるね。 逆に、ラブソング以外の代表曲はみんなが必ずしも持っているわけじゃないと思う。 もしかしたらC-POPに関しては、優しくて温かい感じがして、 分かりやすい言葉で心に響くような曲が好まれるのかもしれないね。

方Q: 僕たちが考えるJ-POPは、アップテンポの曲が多いように思うな。

 

-台湾のCDショップでは日本のアーティストがズラっと並んでいますよね。 かなりJ-POPに関して情報感度が高いなと感じるのですが、皆さんが注目しているアーティストはいますか?

阿奎: [Alexandros] !

小玉: Suchmos!

方Q: Nulbarich、Awesome City Club、星野源・・・そういう曲調が好きだね。

-さすがトレンドを押さえてますね~! なんとなくみんな、聴いていると思わずカラダが動きだすような感じが共通していますね。

 

-先ほどのお話にもあったように、これまでのC-POPは バラード中心だったり、バンド自体もそこまでメジャーではなかったように思います。 そういう意味では、JAZZYでダンサブルなサウンドを奏でる宇宙人は一線を画していますが、 自分たち自身でも何か感じることはありますか?

方Q: 確かに、台湾で僕たちと同じようなテイストのアーティストは、なかなかいないかな。 だから逆に日本に来て、これだけ似たような音楽をやっている人たちがいるんだなと。 なんだか日本の方がホームのような感じがするかも、帰ってきたなって感じがするというか。

台湾発・オシャレでポップな3ピースバンド‟宇宙人” 特別インタビュー<後編>

 

-今後日本のアーティストで共演したい人はいますか?

小玉: さっき挙げた人たちはみんなそうだね。 あとは、Nulbarichとはすでに共演を果たしたけど、今度は別々の出番じゃなくて、同じステージ上で一緒に演奏したいねって話をしてたよ。

-それは面白そうですね。あと個人的には、ライブでJ-POPカバーが聴きたいです。 すでに大滝詠一さんの「幸せな結末」をカバーされていますが、例えばみんなが知っている90年代のアニソンあたりを、 宇宙人流に格好良くカバーしても盛り上がりそう!(笑)

小玉: 「スラムダンク」とか「幽遊白書」とか日本のアニメを見て育ったから、僕らの年代はみんな主題歌を歌えると思うよ。 (日本語で)ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます! とかね(笑) ※幽遊白書OPの1フレーズ

宇宙人流、台湾の楽しみ方について

せっかくなので、Howto Taiwanらしく‟台湾の楽しみ方”についても色々聞いてみました!

-台湾で“これは食べてほしい!”というものは?

小玉: これはよく聞かれる質問だけど、毎回違う回答をしてるよ(笑)。 ん~何だろうなぁ・・・。

-ちなみに私は「滷味(ルーウェイ)」です!

小玉: あ~取られた~!(笑)。 いつも食べているのは「魯肉飯(ルーローハン)」かな、100元(約360円)しないし。 僕が行く店は決まってるけど、どのお店もそれぞれの味付けがあるから、みんなに色々試してもらって、自分のお気に入りを見つけてほしいな。 でも50元以上するお店は行かなくていいよ、きっと観光客向けだから(笑)

台湾発・オシャレでポップな3ピースバンド‟宇宙人” 特別インタビュー<後編>

 

阿奎: 僕は「麻辣鍋(マーラーグオ)」だね。どんなに寒い時でも、食べればすぐに身体が温まるし。

方Q: 麻辣鍋を食べる時は、いつもスーパーやコンビニで「豆漿(ドウジャン)」を買って持って行くよ。 一緒に飲めば刺激から胃を守ってくれるし、辛さも和らげることができるからオススメだよ。

台湾発・オシャレでポップな3ピースバンド‟宇宙人” 特別インタビュー<後編>

-では、“ここはぜひ行ってほしい”というところは?

阿奎: 「龍山寺」かな。 建物自体が芸術的だし、どこを撮っても写真うつりが良いスポットだと思う。 ぜひ行ってもらいたいね。

方Q: 「足つぼマッサージ」にも行ってもらいたいな。先日のスペースシャワー列伝ASIA TOUR 2017台湾公演の時に、 日本から来たフレデリックやTHE ORAL CIGARETTESのメンバーを連れて行ったんだけど、普段クールな人たちが「うわぁ~~~」って叫び声を上げてたのが面白かったよ(笑)。 その後に夜市に遊びに行くのもいいし、その逆でもいいね。

-台北以外のところだったら?

小玉: 台東、花蓮あたりの東エリアかな。大理石の絶壁とか日本では見られないような大自然があるし、そこから船に乗ればイルカも見られるよ。 あとは原住民の豊年祭(=収穫祭)というのがあるんだけど、その時はみんな飲んで飲んで飲みまくるから、 そこら一帯のコンビニのお酒が全て消えるんだよ(笑)。キャンプファイヤーのように火を焚いて、みんなそれを囲んで踊るんだけど、 もし海外の人が参加したら、本当に熱心にどうやって踊るのか教えてくれるから、一緒に楽しむことができるよ!

台湾発・オシャレでポップな3ピースバンド‟宇宙人” 特別インタビュー<後編>

 

-台湾のお土産といえばパイナップルケーキやお茶が定番だと思いますが、他にオススメはありますか?

阿奎: さっきオススメの食べ物でも話した「麻辣鍋」のスープの元かな。 スーパーとかで買えるから、それを日本に持って帰って、自宅でも台湾の味を楽しんでもらいたいな。

-女性はフェイスマスクとか結構選択肢があるんですけど、男性に何を買うか悩むんですよね。

阿奎: ユニクロでいいんじゃない?(笑)

-えっ?あえての逆輸入!?(笑)

方Q: 男性にはカップラーメンが良いんじゃないかな。 「牛肉麺」とか「炸醤麺」とか、日本にはない味のものが色々あるから。

小玉: そうだね。台湾は結構日本から入ってきているものが多いから、そういう台湾ならではの味を選んだら良いんじゃないかな。

 

-逆に、お土産でもらって嬉しいものは?

小玉: ゲーム機かな(笑)

-えっと、他には・・・(笑)

小玉: 日本のお菓子は美味しいよね。 例えばおせんべいで、1袋の中に色んなカタチや味が入ってるものがあるよね。 桜のカタチだったら桜エビの味とか、見ただけでもどんな味か分かるような。あれが1番好きだな。

阿奎: 僕じゃないんだけど、母親がYOKUMOKUのシガールが大好きで。 今回2万元渡されて、これで買ってきてって。 (日本語で)YOKUMOKUラバー!(笑)

台湾発・オシャレでポップな3ピースバンド‟宇宙人” 特別インタビュー<後編>

 

-最後に、今後日本でどんな活動をしていきたいか教えてください。

小玉: やっぱり今まで共演してきたバンドと同じように、どんどんメジャーになっていきたいし、 ライブももっともっと大きな会場でしていきたいな。 果てしなく大きな夢を持っているわけではなくて、ただ自分たちが歌っている内容をみんなに少しでも分かってもらえるように、 これからも自分たちのスタイルで突き進んでいけたら、と思ってるよ。

方Q: 最近日本のアーティストと共演する機会も多いし、自分たちは日台の橋渡し的存在でいたいなと。 日本人に台湾の音楽を知ってもらったり、逆に台湾人に日本の音楽を知ってもらったり、 台湾と日本の交流において、 自分たちがそういう役割を担えたらいいな。

-どうもありがとうございました!!

まとめ&ライブのお知らせ

ライブの翌日にもかかわらず、気さくにたくさんのお話を聞かせてくれた宇宙人の3人。 ステージ上のパフォーマンスもさることながら、素顔もとっても魅力的でした! そんな彼らに、Howto Taiwanから感謝の気持ちも込めてオリジナルステッカーと 悠遊卡(easy card)をプレゼント♪ (Howto Taiwanのイベントで悠遊卡を購入してくださった皆さま、宇宙人とおそろいですよ~笑)

台湾発・オシャレでポップな3ピースバンド‟宇宙人” 特別インタビュー<後編>

彼らの高い音楽性や洗練されたスタイルは、台湾好きだけではなく、日本の音楽ファンを広く魅了できると思います。 台湾は好きだけど、C-POPには触れたことがないという方も、この記事をきっかけにぜひ一度聴いていただけたら嬉しいです!

さらに!生で聴いたらもっともっと好きになること間違いなし!ということで、宇宙人のライブのお知らせです◎

◆Cosmos People WORLD TOUR 2017 IN JAPAN
ニューアルバムを携えてのワールドツアーを、なんと日本からスタート!

●2017年9月23日(土)
東京・渋谷 WWW
OPEN 17:30 / START 18:00
TICKET ¥5,000(オールスタンディング・税込)別途1ドリンク
一般プレイガイド発売⽇:7/30(日)10:00~
【問】クリエイティブマン 03‒3499‒6669 (平⽇12:00~18:00)

●2017年9月24日(日)
大阪・梅田 Shangri-la
OPEN 16:30 / START 17:00
TICKET ¥5,000(オールスタンディング・税込)別途1ドリンク
一般プレイガイド発売日:7/30(⽇) 10:00~
【問】GREENS 06‒6882‒1224(平日11:00〜19:00)

※詳細については、宇宙人の各オフィシャルSNSでチェック!
●オフィシャルサイト:https://cosmospeople.jimdo.com/
●Facebook:https://www.facebook.com/cosmospeople.japan/
●Twitter:https://twitter.com/CosmosPeople

台湾まで行かなくても、宇宙人に会える貴重なチャンスですよ!ぜひお見逃しなく~!!

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