2018.5.28
台湾の離島として知られる澎湖(ポンフー)島。実は台北から国内線で1時間ほどで行けちゃうんです。ベストシーズンは海上花火なども行われる4月〜6月!澎湖島の基本情報やおすすめ観光スポット&グルメをご紹介します♪
こんにちは!ゲストキュレーターのAyaです。突然ですが、皆さんは台湾の西側にある離島郡「澎湖(ポンフー/Pénghú)」諸島をご存知ですか?
ハワイと同じ緯度に位置し、中国や香港の雑誌では ”台湾のハワイ” として度々メディアなどで紹介されています。
離島というとアクセスが大変そうな印象ですが、台北から飛行機(国内線)に乗れば約1時間ほど! 空港に降り立って飛び込んでくるのは、いつもの台湾旅行とは全く違う景色。美しいビーチや大自然が織りなす絶景はどれも世界遺産級なんです。
というわけで今回は、澎湖島に住んでいた経験もある私が定番観光スポットや名物グルメをご紹介します!今年は台湾の離島にもチャレンジしてみたい!という方は、ぜひチェックしてみてくださいね♪
澎湖諸島は、台湾本島の西側にある大小あわせて90の島々からなる群島。その総面積は141km²にもなります。諸島の中心となるのが「馬公(マーゴン/Mǎgōng)」市のある澎湖島。澎湖空港(旧:馬公空港)には、台北や台中、高雄などからの飛行機が就航しています。
台湾の国内線のチケット購入&搭乗方法についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています♪
また高雄と嘉義からは澎湖島行きの船も出ています。ただ夏季限定だったり、毎日運行していなかったりするので要注意。高雄出発の場合はこちら、嘉義からの場合はこちらの会社から予約するのが本数も多くおすすめです。
現地での交通手段ですが、澎湖島に鉄道などは走っていないので、澎湖島についたら、レンタルバイクやレンタカー、または公共バス、タクシーなどを使って移動します。免許を持っている方は台湾でバイクをレンタルするのがおすすめ。青い空に海、絶景を楽しみながらゆったりと走るのは最高に気持ち良いですよ〜!(安全運転で走るのをお忘れなく…!)
バイクや車の運転はちょっと…という方には、「台湾好行」と呼ばれる観光バスがおすすめ。こちらは一日乗り放題のチケットが350元(約1,300円ほど)で販売されていて、澎湖島の観光スポットとしておなじみの「玄武岩」や「ガジュマルのトンネル」などを一気に回ることができます。また澎湖島には公共バスも走っていますが、本数はあまりないので注意が必要です。
出典:http://phshuttlebus.penghu.gov.tw/blog3/
そんな澎湖島の一番の魅力は、なんといっても美しい海!
美しいビーチで遊ぶのはもちろん、バナナボートやシュノーケリングなど様々なマリンアクティビティも楽しめます。
また島内の民宿では、宿泊客を対象としたナイトウォークなどのイベントを行っているところも。Howto Taiwanからご予約いただける民宿「候鳥潮間帶」では、宿のオーナーや他の宿泊者たちと一緒に夜の海を散策できる体験も用意されていて、とびっきりの体験ができますよ♪
澎湖島にはオーシャンビューが楽しめる民宿などもたくさん!
Howto Taiwanからご予約いただけるの澎湖島の民宿情報はこちらから。ぜひチェックしてみてくださいね♪
ここからは、澎湖島に訪れたら是非チェックしていただきたいおすすめスポットをご紹介します。
澎湖空港(旧:馬公空港)のすぐ近くに位置する隘門沙灘(アイメンビーチ)は、空港からタクシーで7分ほど。さらに馬公市内からもバスで30分ほどでアクセスできるため、多くの観光客がまず最初に訪れます。しっかり施錠できるロッカーが設置されていたりと設備も◎!
マリンアクティビティで盛り上がる日中もおすすめですが、絶景の夕陽も見どころのひとつ。
出典:https://imccp.com/ph-aimen/
中国語の発音で「隘門(アイメン)」を「愛門(アイメン)」とかけたオブジェが、人気のフォトスポットにもなっています。
隘門沙灘
澎湖縣湖西鄉隘門村
柱のようになった巨大な玄武岩が連なる「大菓葉柱狀玄武岩」。圧巻の景色で、現地の台湾人たちが結婚写真などを撮影しに来ることもしばしば。もちろん登ったりするのは禁止です!(登れるような高さではありませんが…)
出典:https://guide.easytravel.com.tw/scenic/77727
澎湖諸島は海底火山が噴火して流れ出た玄武岩によってできているので、玄武岩による不思議な景色があちこちで見られます。メディアなどでも「これは世界遺産級!」と度々称されるのですが、残念ながら台湾は国連に加盟していないためユネスコから正式に世界遺産登録されることはないのだそう。そんな貴重な景色も、澎湖島ならゆっくり楽しめちゃいます。
大菓葉柱狀玄武岩
澎湖縣西嶼鄉池東村10號
通樑村にある保安宮では、樹齢300年と言われるガジュマルの老木が作るトンネルが見られます。暑い季節でもこの木々の下ではひんやりと涼しいのが不思議。
廟に参拝に来た人たちもここで涼んでいきます。ガジュマルの木は今も成長を続けていて、どんどんトンネルが延びているんだとか!なんだか自然の不思議なパワーを感じてしまうスポットです。
通樑古榕
澎湖縣白沙鄉通梁村保安宮前
ネットなどで話題になったことで人気に火がついた「奎壁山(クイビーシャン)赤嶼地質公園」。
海で隔てられた小さな島は、なんと干潮になるタイミングでそこにじわじわと道が現れ、向こう岸へ歩いて渡れるんです!
この景色が、「まるでモーゼの十戒のよう!」とブロガーたちの間で話題に!現地でのツアーなどもありますが、実際に行く場合はこちらから道を渡ることができる時間帯(干潮の時間)をチェックしてからお出かけくださいね。
奎壁山赤嶼地質公園
澎湖縣湖西郷北寮村奎壁山
毎年4月から6月の観光シーズンには、毎週月曜日と木曜日に海上花火が打ち上げられます。近くから花火を見ることができるので、こちらも迫力がありますよ〜!
出典:http://www.epochtimes.com/b5/17/4/7/n9012145.htm
澎湖島での日本人向けツアーを企画している LOVE PENGHU さんの情報によると、2018年の会場花火開催期間は、4月19日(木)〜2017年6月21日(木)とのこと。
打ち上げられる場所は主に澎湖島の観音亭というエリアですが、その他の場所で打ち上げられることもあります。開催時期や打ち上げ場所などについては、事前に宿のオーナーなどに聞いてみてくださいね。
澎湖海上花火
澎湖縣馬公巿介壽路・観音亭 ほか
すっかり澎湖島の名物となった、2つのハートが連なった「石滬(シーフー/shí hù)」。ロマンチックなフォトスポットとしても有名ですが、そもそも「石滬」とは海の浅瀬に石で囲いを造り、満潮時にここに入った魚を干潮時に閉じこめて捕らえるという漁法の一種なんです。
とはいえ、青い海に浮かぶ2つのハートはとってもロマンチック。満潮時には綺麗なハート型が見えないこともあるので、事前に干潮の時間を確認するのを忘れずに!メインの澎湖島からフェリーに乗って1時間ほどかけてアクセスする場所なので、現地のオプショナルツアーに参加するのもおすすめです。
双心石滬
澎湖縣七美鄉雙心石滬
続いては、澎湖島に来たらぜひご賞味いただきたい!名物グルメをご紹介♪
澎湖ならではのグルメといえば、やっぱりサボテンアイス(仙人掌氷淇淋)!
ちょっと甘酸っぱい、粘り気のあるアイスクリームで、島内にはたくさんの専門店があります。通樑古榕(ガジュマルの老木)の近くにあるお店「阿姨仙人掌氷」が有名です。色も鮮やかで可愛い〜!
阿姨仙人掌氷
澎湖縣白沙鄉通梁村44號
営業時間:7:00~19:00
市内中心部にある大人気のカフェ「麗洋手作伴手禮」。こちらのスイーツはSNS映えするキュートな見た目はもちろん、お味も美味しい!とグルメな中国語の先生のお墨付きです。
出典:http://www.ipeen.com.tw/comment/1645866
麗洋手作伴手禮
澎湖縣馬公市中央街6號
営業時間:10:00~21:00(水曜日はお昼まで)
澎湖ならではの海鮮料理を楽しみたい!という方にオススメなのは「澎島之星燒烤吃到飽」。お店の名前に “吃到飽” とあるとおり、食べ放題のお店です。
大人1人あたり399元(約1,500円ほど)で、牡蠣なども食べ放題となっています。
澎島之星燒烤吃到飽
澎湖縣馬公市漁隆路50號
営業時間: 17:00〜23:30
暑い澎湖島で涼しげなスイーツを食べたい!というときにおすすめなのが、美味しい仙草やかき氷が大人気のお店「玉冠嫩仙草」。
観光客で行列の絶えないお店ですが、ふわっふわのかき氷や、ぷるっと食感の美味しい仙草ゼリーが楽しめます。冬は営業していないので要注意!
玉冠嫩仙草
澎湖縣馬公市民福路32號
営業時間:10:00~22:00
観光客だけではなく、地元の人も並ぶ朝ごはん屋さん「二信飯糰」。美味しい台湾式おにぎり(飯糰)が食べられます。
卵、ハム、酸菜(お漬物)、肉鬆(台湾式でんぶ)、油條(揚げパン)など、具材たっぷり!
二信飯糰
澎湖縣馬公市民生路10號
営業時間:5:30~12:00 (売り切れ次第終了)
澎湖島でも小籠包が食べた〜い!という方におすすめの小籠包屋さん。市内の中心部からは離れていますが、スープたっぷりの小籠包はもちろん、絶品!羊肉の蒸し餃子なども食べることができますよ〜♪
ちょっと中心部から離れていますが、小籠包好きな皆さまはぜひぜひ♪
回味天津小籠包
澎湖縣馬公市880 台灣莒光新村43號
営業時間:11:00~20:00
以上、いかがでしたか?
台湾本島とは違った魅力いっぱいの澎湖諸島。何度も台湾に行かれている台湾リピーターの方はもちろん、台湾初心者の方にもオススメの秘島。日本人が経営している中国語の語学スクールやツアー会社などもあり、離島とはいえ、とっても過ごしやすいんです。
いつもの台湾旅行とはちょっと違う気分で、澎湖島の大自然が織りなす絶景を楽しんでみてくださいね♪最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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