2017.10.1
台湾の町中を歩いていて目に留まるユニークな建物。一体これは何の施設?と思わずにはいられませんが、実は台湾にはオリジナリティあふれるデザインの小学校がたくさんあるんです。今回は「こんな学校に通ってみたかった〜」と思わずにはいられない!可愛い小学校をご紹介します♪
こんにちは、キュレーターのれいちぇるです。
突然ですがみなさん、小学校といえばどんなイメージを思い浮かべますか?多くの方は日本では当たり前の白やグレーの建物を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、自由な気風あふれ、街中に”可愛い”が散りばめられた台湾。小学校だってノーマルなデザインでは不有趣(面白くない)!パブリックアートを推進している台湾では、日本では見たこともない、オリジナリティあふれるユニークなデザインの建物がたくさんあるんです♪
今回はの記事では、「こんな学校に通ってみたかった!」と思わずにはいられない、心ときめく可愛いデザインの小学校を厳選してご紹介しちゃいます♪ ※以下、中国語で「國小(グォシャオ/guó xiǎo)」は「小学校」を表します
まずご紹介するのは、人気観光地の台北101の南向かい、四四南村のすぐ隣という都会ど真ん中にある「信義国小(シンイーグォシャオ/xīn yì guó xiǎo)」。
まずは正門に続く壁に注目です。
台湾の注音符号である「ボポモフォ」をあしらったデザインがとっても台湾らしい♪
入り口をくぐると、ここにも可愛いアートが。
そして、この学校を代表するデザインがこちら!
101をバックに青空に映える巨大なスクールバックが登場です~!
台湾の学校指定のスクールバックといえば、このように学校名称が入った帆布カバンが主流。台湾好きなら、思わず可愛い~!と写真を撮りたくなってしまうはず。ほかにも、フォトスポットさながらのこんな可愛いオブジェたちもありますよ〜。
なんとここは、タイムトラベルステーション!?
休日は小学校の校庭の一角に地元の人たちが集まり、すっかりフォトスポットとして賑わっていました。こちらの小学校は台北の有名スポットのひとつ、「台北101」のすぐそばなので、観光ルートにぜひ追加してみてくださいね。
信義國小(信義小学校):台北市信義区松勤街60号
一般開放時間:土曜日、日曜日
さて、次にご紹介するのは、台北日本人学校でおなじみの天母にある小学校、「士東國小(シードングォシャオ/shì dōng guó xiǎo)」。外国人居住者が多い天母エリアということもあって、とっても国際色豊かな小学校なんです。
そんな士東國小の正門に見えるのは…
これ、なんだか分かりますか? 実はこれ、巨大な鉛筆オブジェなんです…!
2階にまで届くなが~い鉛筆から、もうすぐ使い終わりそうなちびっこ鉛筆まで。
側面には校章が入っていたり、鉛筆のおしりには消しゴムがついてたりと、ディテールも素晴らしい!細部まで遊び心たっぷりのデザインに心奪われます♡
大人になってすっかりご無沙汰してしまった鉛筆。
鉛筆をみると小学校時代のあんなことやこんなことが思い出されたり。一緒に撮影をして、懐かしい気分に浸ってみませんか?
士東國小(士東小学校):台北市士林区中山北路六段392号
一般開放時間:土曜日、日曜日
珍しい形をした奇岩や海水の浸食により変形した岩場など、特有の海岸風景が楽しめる台湾北東部の風景区、東北角海岸。 その一角の鼻頭角風景区に、とっても可愛い海の小学校、「鼻頭國小(bí tóu guó xiǎo/ビートウグォシャオ)」があるんです。
最寄りのバス停からゆるい坂道を登っていくと、灯台オブジェが見えてきます。ここが学校の入口。
真っ青な空に映える校舎は、開放的な海辺の雰囲気が満載!
出典:http://www.pitoues.ntpc.edu.tw/
そしてさらにグラウンドに一歩入るとびっくり!なんと周囲の壁一面に描かれているのは、海の中の風景!
出典:http://www.pitoues.ntpc.edu.tw/
もちろんこれだけじゃありません!見てください!この人魚気分に浸れるスポット。
なんとこれ、「朝礼台」なんですよ〜〜!こんなにキュートなら、校長先生の話も楽しく聞けそう~!
さらに、灯台が描かれた素敵な壁絵も人気のフォトスポットです。春には校庭が百合の花で満開に♪海に花にと、とっても綺麗な学校なんです。
そして、個人的に一番心奪われたデザインはこれ!海に面したくじらトイレ!
なんてわくわくがとまらない学校なの~!
校舎の裏には一面の青い海が広がります。こんな絶景を毎日眺めながら走り回れるなんて羨ましいですよね。
校庭の端には鼻頭角風景区の入口があり、直接ハイキングコースにつながっています。 広大な青い海を眺めながらのハイキングは休日の気分転換にも最適!
鼻頭國小:新北市瑞芳区鼻頭路99号
一般開放時間:土曜日、日曜日
こちらは基隆から海岸線のバスでいくことができます。台湾観光局でも紹介されているので、是非チェックしてみてくださいね。
最後にご紹介するのは、台北を離れて彰化県にある小学校、「村東國小(ツンドングォシャオ/cūn dōng guó xiǎo)」。 この学校の図書館はまるで絵本の中の世界。とっても幻想的なんです。
台湾の人気絵本作家「幾米(ジミー)」風のタッチで描かれた壁画から、童話の世界へようこそ~という声が聞こえてきそう♪
図書館の中は、学校の図書館だということをすっかり忘れてしまうようなスタイリッシュなデザイン。
出典:http://viablog.okmall.tw/blogview.php?blogid=1552
窓からたっぷり差し込む日差しがとっても柔らか。
こんな空間でどっぷり本の世界に浸って休日を過ごしてみたいですよね。
出典:http://viablog.okmall.tw/blogview.php?blogid=1552
こちらの施設は、『本の中へ飛び込もう、そして世界から抜け出そう(走進書本,然後從世界走出來)』という設計理念に基づいてデザインされたそう。
小学校の図書館としてだけではなく、街づくりの一貫としてつくられた読書センター。こんな素敵な地域の憩いの場、近所にもあったらいいのに!と思わずにいられません。
村東國小「村東社區閱讀中心」:彰化縣大村鄉福興村山腳路102-1號 (村東國小內)
図書館内一般開放時間:月曜日~金曜日18:00-20:00、土曜日09:00-12:00 (日曜日は休館)
日本では小学校は許可なく立ち入ることなどはできませんが、台湾では、限られた時間の中で一般開放され、地元の人たちで賑わっているんです。今後も皆が安心して楽しめるよう、遊びに行く方は、ぜひ以下の注意点を守って楽しんでくださいね!
小学校が一般的に開放されているのは、基本的に週末のみ。確実に中に入りたい!という方は、こちらの開放時間を事前にチェックしてみてくださいね。平日は下校時間以降に開放しているところもあるので、校門にいる警備員などに交渉をした上で中に入りましょう。
観光地として楽しめるのは、あくまで校舎の外のみ。校舎内へは無断で立ち入れないので気をつけてくださいね!
フォトスポットとして賑わっている小学校。校舎の外観や自分たちの撮影をするのはもちろんOKですが、周りの小学生や学校の関係者などを無断で写真撮影しないように気をつけましょう。警備員に注意されることもありますよ。
是非、こうしたルールを守って楽しんでくださいね♪
今回は特にイチオシの厳選4校をご紹介しましたが、台湾にはまだまだユニークな小学校が沢山あります。いつもとは違った角度から、台湾の魅力を発見してみてくださいね!最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡
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