2018.4.25
台中エリアに遊びに行ってみたい!だけど観光地が点在していて効率的に周れるか不安… そんな方は、思いきって現地のオプショナルツアーに参加してみるのはいかが?日本語で気軽にオプショナルツアーに申し込めるkkdayの半日ツアーで台中を堪能してきました。
こんにちは。キュレーターのれいちぇるです。
普段は台北に住んでいる私ですが、週末などを利用してちょっとローカルエリアに足を運びたいな〜というときにちょうど良いのが「台中(タイヂョン/táizhōng)」。台北から新幹線で1時間ほどの距離なので、日帰り旅としても十分楽しめるのが魅力で、一度は行く価値のある人気スポットもたくさん!
編集長の小伶も過去記事で紹介していたとおり、最近はおしゃれなカフェが集まる文創エリアが賑わっていたり、新たにオープンしたばかりの歌劇院に台湾全土からも観光客が集まっているんですよ〜!
さらに台中に行くならぜひ一度は見て欲しいのが、アジアのウユニ塩湖として知られる「高美湿地」や、フォトジェニックなスポットとしても有名になりつつあるアートビレッジ「彩虹眷村」。イマドキのおしゃれエリア、大自然の絶景、アートと、なかなかバランス良く楽しめるのが台中の魅力のひとつなんです。
ただどちらも少し郊外に位置するため、限られた時間で効率的に周るのは少し難しいのが観光客にとっては悩ましいところ… そこで、今回は初めて!こうした人気スポットを効率的に周れるkkdayのオプショナルツアーに参加してみました。日本語でのガイド付きということで、グループ旅や初台湾の方などには特におすすめですよ〜!
kkdayといえば、これまでに何度もHowto Taiwanでも紹介している台湾のオプショナルツアーを予約できる台湾発のサービス。観光地のツアーはもちろんですが、台湾各地の空港でレンタルできる激安のwifi(なんと一日あたり300円ほど!)や、外国人限定の新幹線チケット(定価から20%OFF!)などなど、とにかく「知らなきゃ損!」なお得なアイテムが沢山揃っているんです。
そんなサイトで今回見つけたのが台中エリアの半日ツアー。
こちらは日本語のガイド付きで、鉄板スポットをぐるり周れる!ということで迷わず注文しちゃいました。
まず驚くのがこのお値段!
お昼ごろに台中で集合して人気スポットを巡るコースで、一人あたり2,700円ほど。これなら一人旅でも気軽に参加できるし、タクシーをチャーターするよりも断然お得かも。
私が参加したときは20人ほどツアーに参加していましたが、日本人だけでなく台湾の参加者もいました。もちろん日本語ガイドを無料で手配してくれているのでとにかく安心!さらに追加料金(300元)を払えばチャイルドシートなども用意してくれるそうで、家族旅行で利用するのも良さそうです。
集合場所は台中市内になるので、台北から台中までは午前中のうちに移動しておけばOK!すこし早めに到着しておいて、台中で有名な「宮原眼科」や、フォトジェニックなアイスクリーム屋さんとして有名な「I’m talato」などを散策してみるのも良いかも♡
※新幹線の台中駅から台中市内は少し距離があり、電車やタクシーで移動が必須なので要注意です!
さて、こちらのツアーでまず最初に行くのが、いま台湾の近代建築としても注目されている「台中国家歌劇院(National Taichung Theater)」。同じ台湾の音楽堂でも、台北・中正紀念堂の中にある國家兩廳院(黄色い屋根に中国風の設計)に対して、こちらはとっても近代的なデザイン!
日本の建築家の伊東豊雄氏が設計したことでも有名ですが、ロイター通信では「世界の9大新ランドマーク」にも選ばれたのだとか。台湾国内だけでなく、世界的にも今注目されているスポットなんですね。
外観は流動的な建物のラインがとても斬新で自由な印象。
このコンクリートの壁とガラス製のカーテンウォール、なんだか壷の形に見えませんか?実はこれは中国の漢書の故事「壺中の天」をイメージしたもの。異世界へつながる壷をモチーフにすることで、「このオペラハウスを訪れた人にはまるで別世界へ迷い込んだように音楽とアートに酔いしれて欲しい」という想いがこめられているんだそうです。
こうした豆知識もしっかりガイドの方が日本語で説明してくれるので、よりふかーく楽しむことができますよ♪
建物の内観は、継ぎ目のない曲面世界が広がります。天井と床が平行ではないのがとっても特徴的。なんだか異世界の洞窟に迷い込んだようで、初めて体験する不思議な感覚に陥ります。
外の噴水から繋がる川が流れていたり、天井には時計があったり。
また、1階には台湾のデザイナー等のセレクトショップもありました。外からの自然光が差し込む造りとなっていて、建物全体で光や音を感じられるアート空間になっています。
台湾の人気ブランド「好様VVG」が手がけるショップやレストランもありました。
さらに、天気が良いならぜひ!屋上のスカイガーデンへ。とっても開放的な雰囲気で、ここが高層ビルが連なる都会であるのをすっかり忘れさせてくれます。
実はここ、昼間だけでなく夜もオススメなんだとか。
建物内の明かりが窓から漏れてとっても幻想的な姿が浮かびます。
時間帯によって色んな姿を見せてくれる国家歌劇院、ツアーの中でもたっぷり堪能できました。
台中国家歌劇院(National Taichung Theater)
住所:台中市西屯区恵来路二段101号
営業時間:日曜日~木曜日 11:30 ~ 21:00/金曜、土曜、祝祭日 11:30 ~ 22:00
入場無料(劇場を除く)
公式サイト:http://jp.npac-ntt.org/index
続いて訪れたのは、ここ数年で一気に台中の人気スポットとしておなじみとなったカラフルなアートビレッジ「彩虹眷村(ツァィホン ジュェンツン/cǎihóng juàncūn )」。
敷地全体の壁や床一面にカラフルでユニークなイラストがあふれるエリアで、最強にフォトジェニック!と度々ガイドでも取り上げられるようになりました。
「眷村」とは、第2次世界大戦後、蒋介石率いる国民党軍と共に台湾へ移住してきた人々の居住地として建てられた集合住宅地区のことをいいます。このアートを一人で描き続けている黄永阜さんも、当時、国民党軍の一人として香港から台湾へ渡ってきた軍人でした。
かつては台湾各地に多く存在した眷村でしたが、老朽化のため政府による取り壊しが続きました。2010年頃、この眷村も取り壊される予定であることを知った黄さんは、ある日突然「退屈だったから」という自由な理由で(!)壁や地面に絵を描くことを思いつきます。
その独特の色使いは素人とは思えないほど!見る人を楽しい気分にさせる黄さんのイラストは瞬く間に話題となり、今では彩虹爺爺(虹のおじいちゃん)の愛称ですっかり親しまれています。
カラフルに生まれ変わったこのエリアは、多くの人々の努力奔走の結果、もともと取り壊される予定が最終的に保留されることが決定!今では周りの敷地を含め公園へと整備されていて、敷地内には黄さんと眷村のこれまでの歴史を紹介する「彩虹爺爺故事館」も新たに作られました。日本語の説明もあり、各国から注目されている様子が伺えます。
今や御歳94歳となられる黄さんですが、とってもお元気!
私が訪れたのはちょうど台湾の連休中で非常に混み合っていたのですが、そんな中でも現場に出てこられていて、一人一人に笑顔で対応されていたのが印象的でした。
台湾文化に因んだ場面や四字熟語もたくさん見られます。 見ているだけで笑顔になっちゃう、ハッピーな絵がたくさん!
家族を大切にして、みんなに幸せになってほしい!という黄さんの願いが散りばめられている、とっておきのパワースポットです♡
彩虹眷村
住所:台中市南屯區春安路56巷
開放時間:8:00〜17:30
入場無料
公式サイト:http://www.1949rainbow.com.tw/
さて、お昼に始まったツアーもいよいよ夕方が近づきクライマックスに!彩虹眷村をあとにして向かったのは、台湾でも屈指のサンセットスポット「高美湿地(ガオメイ シーディ/gāomĕi shīdì)」です。
ここは、台中市清水区の大甲河口南部に広がる湿地帯。
国内でも貴重なカモメの繁殖地であり、120種類もの鳥類が集まる生態保護地区に指定されています。
天気が良いと湿地一帯に影が映し出されるのがとても美しく、この絶景が「アジアのウユニ塩湖」としてもガイドなどで紹介されるようになり、今では世界から多くの人が訪れています。
ここで、今回このツアーに参加してよかった〜!と思う一番のポイントが。
それが、大きなバッグなどの荷物を車に置いたまま手ぶらで散策できること!
高美湿地の一番の見どころである湿地へ行くには駐車場からは30分ほど歩く必要があります。一面は湿地で荷物を地面に置くことも出来ないので、貴重品とカメラだけを持って身軽に散策できるのはかなりありがたいんですよね。
都会的な雰囲気から一転、自然いっぱいのエリア。
歩道の脇にででーん!と登場したのはなんとムツゴロウ!夏場にはよく見られるそう。
桟橋の両脇の湿地には、数えきれないほどのシオマネキ (中国語では招潮蟹) が!
片方の大きいハサミを振りかざしながら歩く姿がなんとも可愛い~。
出典:https://travel-0.blogspot.jp/2016/08/blog-post_28.html
ちなみに私が行った日は台風並みの強風で、桟橋の上で何度も飛ばされそうになりました(笑)。ガイドさんによると、特に冬場は強風の日が多いそう… 念のため上着を持っていったほうがよさそうです。また帽子など飛ばされやすいものにも気をつけてくださいね!
そんな長い桟橋を進みきった先には、遂にあの”アジアのウユニ塩湖”といわれる風景が目の前に広がります。
裸足で湿地に入り、ここで写真を撮るのが台湾っ子のお約束!綺麗なサンセットの日にはこんな素敵な写真が撮れちゃいますよ~♪
高美湿地でこの絶景を見たいなら、おすすめの時期は夏。 悪天候でサンセットが見られない日でも、風力発電の風車が並ぶ景色はなかなか綺麗で見応えがありますよ〜!
高美濕地(高美野生動物保護區)
桟橋解放時間:当日の干潮時間に合わせて解放時間が決められます
公式サイト:http://www.gaomei.com.tw/openhours/
さて、オプショナルツアーでの鉄板スポット巡りもいよいよ終わり。
このツアーでは、高美湿地のあとに台中駅(新幹線/台湾鉄道)やホテル、台中で人気の逢甲夜市など、それぞれ希望の場所で降ろしてもらえるのも嬉しいポイント。
夜もまだまだ台中を楽しみたい!という方は、ぜひ!台中B級グルメの宝庫「逢甲夜市(フォン ジャ イェ シー/féng jiǎ yè shì)」へ行ってみましょう!
逢甲大学のそばにあるため学生街としても栄えている逢甲夜市。規模も大きく、安くて美味しいのが特徴です。
ここで是非食べていただきたいのが、もち米をソーセージのように腸に詰めたものに台湾の甘めのソーセージを挟んだ「大腸包小腸(ダー チャン バオ シャォ チャン/dà cháng bāo xiǎo cháng)」。台湾の夜市で外せないグルメの一つで、間に挟んであるきゅうりや台湾風の漬物がいいアクセントになっています。
さらにさらに!
逢甲夜市で外せないのが、老舗の「明倫蛋餅(ミン ルン ダン ビン/míng lún dàn bǐng)」。蛋餅といえば朝ごはんのイメージですが、こちらは夜中まで行列が絶えない名店。手作りの皮はとってももちもち。
お店オリジナルの甜辣醬(甘辛ソース)をかけて食べるのがオススメです!
さらに最近は、こんな可愛いハンバーガー屋さんも登場!なんと挟んであるのはアイスクリームなんだとか。
また、台湾人に人気の「日船章魚小丸子(リーチュァン ヂャンユー シャォワンズ/rìchuán zhāngyú xiǎowánzi)」。今では台湾全国の夜市でも見かけますが、ブームの火付け役となったのはここ逢甲夜市。
日本のものより一回り大きい台湾式たこやきにびっくり!
夜遅くまで逢甲夜市を堪能して、台中駅へ移動し、新幹線で台北へ帰りました。
日帰りでしたがと〜っても充実!台北とはちょっと違う自然やアートにも沢山触れて、大満足の日帰り台中旅になりましたよ〜!
以上、いかがでしたか?
今回私が参加したのは、上記3箇所(台中国家歌劇院→彩虹眷村→高美湿地)を回れる半日ツアー。午後13時半集合で、解散は19時頃でした。ツアーなので、各スポットでの滞在時間は40分~1時間ほどとなりますが、台中国家歌劇院も屋上まで全て見学できましたし、彩虹眷村でも十分写真を撮って楽しめました。
とても明るい台湾人ガイドのおじさんは、中国語と日本語の両方で説明してくれていて、観光地に着いてからも日本語で説明しながら案内してくれるので、初めて行く場所でもとても効率よく回れました(もちろん説明がいらない場合は自由に見てまわるのもOK!)。
家族連れが多かったので子連れでも安心して参加できそう。次の目的地への移動に手こずることなく、重たい荷物を車内に置いて観光できるのもありがたい〜!
自分でタクシーを手配する場合、運転手さんと待ち合わせの連絡がうまくいかなかったり、路線バスだと本数が限られているので移動に時間がかかったり… そういったことを考えてもコスパ◎で、短い時間で効率的に&オトクに楽しみたい!という欲張りさんにはかなりおすすめです。
日本語で予約できるkkdayのツアーですが、集合場所や時間等の情報も日本語でしっかりメールが届くので安心でした。
半日ツアーの詳細はこちら
ちなみに今回は台中駅までは自分で行きましたが、台北からバスで出発して台中を巡り、最後は台北まで戻ってきて解散!というツアーもあります。詳細はこちらから。このツアーであれば新幹線代がかからない上に、台中までのバス移動料金も含めて一人あたり4,419円とかなりお値打ち!(※こちらは日本語ガイドはついていません)
旅慣れた方でも、こうしたツアーに参加してみると限られた時間を効率的に使える上に、ガイドさんの説明で新たな発見もありそう。
皆さんの旅のスタイルに合わせて、ぜひこうしたオプショナルツアーも体験してみてくださいね♪
最後まで読んでいただき、有難うございました!
【PR】こちらの記事はkkdayの提供でお届けしています
\この記事をシェア/
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
台湾の最新情報をお届けします♪
関連する記事
いつもとひと味違う台湾お土産をGETしたい! という方にオススメなのが、台湾の名門大学である台湾大学の公式グ…
台北の古くからの問屋街「迪化街」。赤レンガ作りのレトロな雰囲気が人気で、最近は日本人観光客もたくさん!そ…
千と千尋の神隠しのモデルとしても大人気の観光スポット「九份(きゅうふん)」。風情ある山上の街ですが、あま…
台湾に2015年から登場した新たなフォトスポット、その名も「微笑萌(歪腰)郵筒」。これは2015年8月に発生した…
Howto Taiwanでは、
台湾が大好きなキュレーターを募集しています!