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台中市内はバスも無料!彩虹眷村から歌劇院まで「台中」を愛してやまない7つの理由

2016.9.27

HowtoTaiwan編集長の小伶(しゃおりん)が今一番推している台湾のエリアといえば、台中!台北からアクセスが良い上に、実は公共バスが無料だったり、芸術に触れられる最新のオシャレスポットがあったりと、魅力満載なのです。一日だけでも十分楽しめる!台中の最新のイチオシポイントをご紹介します。

台湾といえば台北!ですが、私達HowtoTaiwanがイチオシしているのは、ローカル旅。台南や高雄、花蓮や墾丁など、”本当の台湾”を感じられるお薦めスポットがまだまだ沢山あります。そんな中で、編集長の小伶(しゃおりん)が大好きなのは、なんといっても台中(táizhōng)!

実は台中の大学への留学経験のある私。
台北以外の場所に住んでいるなんて、きっと週末には台北に遊びに来たくなるんじゃ!?と思ったら大間違い。台中人はみんな台中が大好きで、台北のように人の多い場所に住むぐらいなら、台中でゆったり優雅に過ごしたいと思っている台中人も多いんです。

台北に比べて緑がとっても多く、全体的にゆっくりと過ごせて、街も人もゆったりとしているのが特徴。

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有名になりつつあるスイーツ屋さんの「宮原眼科」もさることながら、最近オープンしたばかりの人気のアイス屋さんには、こんな可愛いフォトスポットだってあるんですよ!

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そんなわけで、今回は台北とはまた違った魅力が楽しめる台中のお薦めポイントをご紹介します。小伶が伝えたい!今「台中」がイチオシな7つの理由。それではいってみましょう!


1.台北からのアクセス抜群。長距離バスならなんと350円ほど!

まず、そもそも台中へはどうやって行くの?
観光客にとって一番無難で安いのは「高鐵(新幹線)」。所要時間は45分ほどで、料金は片道2,000円ほど(外国人優待を使えば、通常料金から20%OFFで行くこともできます)。

一方、実は台北からは台中行きの長距離バスが、毎日かなりの本数出ていて、時間帯や曜日によって料金は変わるのですが、夜遅い時間帯など、安い時だとなんと100元(約330円)ほど!
所要時間は2時間半ほどですが、ローカルな台湾人だらけのバスに乗っての移動はなかなか楽しいし、観光地としての台北から、だんだんとローカルに近づく街並みにドキドキしてみたり。

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バスが安い夜間に出発して、台中についてホテルへ直行、翌朝から活動開始!なんていうのもオススメですよ。台中到着時も市内のいくつかの停留所に停まってくれます。

2.台中市内の公共バスはなんと無料!

そしてこれは意外と知られていない!?台中の交通事情。
台北のようにMRT(地下鉄)は、現時点では通っていませんが(現在建設中、2017~2018年にはオープン予定)、なんとその分、台中の広い道路を行き来する大量の公共バスが”無料”なんです!

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※この白い屋根が長く伸びている場所が、バス停。ちょっとした電車の駅みたいです

正確には「一日の移動距離10kmまで無料」というルールなのですが、これでも結構な距離なのでご安心を。 観光客が行ってもわかりやすい標識があるバス停はとても広く、電車のように「行き先/到着予定時刻」などがしっかり表示され、時間もわりとちゃんと守って到着します。

乗降時も台湾ではおなじみの「EasyCard(悠遊卡)」でピッとタッチするだけ。このEasyCardは台北のMRTで使えるので、事前に買っておくと便利です。

4 初めて乗ったときは、タッチしたときに「0元」と表示されるので何かの間違いかと驚きました。
かつては主要交通手段はバイクだった台中ですが、車数を制限して事故を減らそうと始まった公共バスの無料施策。今ではすっかり市民の足となり、街を行き交うバスの車体の長さには、初めて行ったときは思わず笑っちゃうかもしれません(2台が繋がれた、車体のながーいバスが走りまくってます)。

ちなみに、台湾ではすっかりメジャーとなったUberですが、こちらは台中でもサービス開始しています。いつもの手順で呼べば、あっという間に運転手が迎えにきてくれますよ〜。

(台湾のUberは、2017年2月時点でサービス業務の休止を発表しましたが、二転三転あり、2017年7月時点では全サービスが利用できるようになっています)

3.若者に人気のおしゃれ文創エリアも続々!芸術に触れられる街

台中は広い土地を有効に使った文創エリアが多く、現在は人気の「誠品生活」に始まり、文青(ウェンチン)と呼ばれる文化青年たちが集まるオシャレスポットも増えています。

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特に”勤美誠品”と呼ばれる緑いっぱいのエリアには、週末にはフリーマーケットの小さな屋台が並んだり、期間ごとに屋外に様々な芸術の展示がされるエリアがあったり。

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ここで行われている芸術の展示は、自由に触れて写真を撮ったりできるものも多く、天気が良ければ自然の中で、とても気持ちよく楽しめるはずです。

4.台湾のサルベーションマウンテンこと「彩虹眷村」

台中の最近の人気スポットといえば、「彩虹眷村(Rainbow Village)」。
”黃爺爺(黄おじいちゃん)”や”彩虹爺爺(虹色おじいちゃん)”といった相性で親しまれるおじいちゃんが、老朽化により取り壊されようとしていた家屋の一帯に、カラフルな塗料で絵を描きはじめたことで生まれました。絵を描きはじめた理由は「退屈だったから」という自由さ!(笑)

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しかし、小さな一帯ながらに、とても自由でダイナミックな魂を感じるこの彩虹眷村は、現在は新たな観光スポットに。まるでアメリカのLAにある”サルベーション・マウンテン”みたい。
小さな一画ではあるものの、まるで映画のセットのように、最高にチックで可愛いエリア。運が良ければ、この絵を94歳になった今も現役で描き続けている おじいちゃんに会うこともできます。

台中市内はバスも無料!彩虹眷村から歌劇院まで「台中」を愛してやまない7つの理由

一緒に写真を撮らせてくれたり、とてもフレンドリーなおじいちゃん。過去に「世界奇怪遺産」という写真集に取り上げられていたこともあります。

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入場料などもありませんので、台中の思い出にはぜひ。一見の価値ありです。

5.日本人建築家による「臺中國家歌劇院」が待望の開幕!

レトロな街がある一方で、実は台湾で大注目だったのがこの建物。臺中國家歌劇院(National Taichung Theater)、こちらは日本人の建築家である伊東豊雄氏によるデザイン。

台中市内はバスも無料!彩虹眷村から歌劇院まで「台中」を愛してやまない7つの理由

なんと11年もの年数をかけて建築され、ようやくお披露目したのが、2016年9月!
今はまだオープンほやほやで、台湾市民たちの新たなレジャースポットにもなっています。

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特徴的な建物やデザインを楽しむのはもちろん、建物の中には「VVG(VERY VERY GOOD)」で台北でもおなじみの「好樣」によるレストラン・カフェ「好樣餐廳」が!

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約10年前に台中の田舎の大学でバイクに埋もれていた私は「ここが本当に台中?」と本当に衝撃を受けました… クラシックで優雅な雰囲気は、台北顔負け。

もちろん歌劇院として京劇やオーケストラによる演奏会などもやっていますので、興味があればチケットを購入して観劇することもできます。

6.一度入ったら抜け出せない!?最大の夜市「一中街」

台中の夜の楽しみといえば、台北よりも広くローカルの市民や学生たちがこぞって押しかける夜市。

台中市内はバスも無料!彩虹眷村から歌劇院まで「台中」を愛してやまない7つの理由

有名どころとしては「一中街」と、逢甲大学の近くにある「逢甲夜市」があります。「一中街」の方が台中駅などからは近く、広くてアクセスも良いのでオススメ。正式な名前は「一中商圏」。商圏というほど、めちゃくちゃ広い!
食べ物、洋服、お土産などなど… 夜市としての屋台と個人商店が立ち並び、一度迷い込んだらなかなか同じ場所に出てくるのは至難の業です。

台中で最近人気のキュートなドリンク屋さんの「斜角巷」も人気。

台中市内はバスも無料!彩虹眷村から歌劇院まで「台中」を愛してやまない7つの理由

そして、イチオシポイントとしては、台北よりも全体的に安い!こと。
観光客を対象にした台北の夜市よりも、ローカルに根ざした台中の夜市は、特に洋服などはかなり割安に感じます。

こちら、私が友達の子供へのお土産にと一中街のお店で買った、可愛い子供服やシューズ。

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これらも全部まとめて4,000円ほどでした。安い!

7.幻のサンドイッチ「洪瑞珍」は台中が本店!

台湾はどこへ行ってもご飯が美味しい… というのは言うまでもないですが、台中の友達に「台中でオススメのご飯は?」と聞かれると、なんとまあ皆口をそろえて、「洪瑞珍」のサンドイッチを勧めてきます。

お店の外観はこんな感じ。オシャレなパン屋でもないし… ここが本当に美味しいの?と若干疑いの目。(笑)

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「なにがそんな特別なの?」と聞くと、「よくわからない。特徴もない。なのに一度食べたら忘れられない不可思議な美味しさ」と。(笑)

なにそれ!とに思うことでしょうが… これ、侮るなかれ。食べたらきっと、この「不可思議な美味しさ」に納得がいきます(私は朝ごはん用に買ってたべたあと、もう一度お土産用に買いに行ってしまった…)。

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私が買ったのは、
原味(ハム+薄焼き玉子)23元
草苺(チーズ+イチゴジャム)26元
の2つの味。イチゴジャムにチーズ?とちょっとドキドキしながらも、友達のオススメに合わせて買ってみました。

ふわっふわの生地で一口目から衝撃!ふわふわすぎて歯型が残るパン生地
中身は贅沢な具材が入っているわけではないのですが、この薄い具材とふわふわのパン生地がマッチして、なんともいえない美味しさ。あとで調べてみると、個人的にこの店のサンドイッチの代講サービスをしている人もいるほどでした。普通のパン屋さんなので、ほかのパンやケーキも売っているのですが、皆、ほかの商品には目もくれずにこのサンドイッチに一直線。

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この店は台北にも分店があるのですが、本店の台中では、未だに「台中名物」として親しまれています。というわけで、台中に来たら、ぜひこのサンドイッチを食べて帰って欲しいものです。

「台中を愛してやまない7つの理由」まとめ

以上、いかがでしたか?
台中愛が止まらない!私が伝えたい!今「台中」がイチオシな7つの理由でした。

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今回ご紹介したポイントはどこもかなり近い距離にあるので、おそらく一日で十分楽しめるはず。ほかにも台中のおすすめスポットは紹介しきれないほど!というわけで、まずは、台湾旅行にプラス1日だけ。台中旅行をアレンジしてみませんか?

台北とはまた違った台湾の魅力に気がつけるはず!
皆さんの台中愛にも火がつくことを、楽しみにしています…♡

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