2018.1.6
タピオカといえば「ミルクティー」のイメージですが、台湾では紅茶や緑茶にタピオカを入れて飲む人も多いんです。定番以外のバリエーションを増やせば、街歩きもさらに楽しくなるはず!今回は、台北でしか通じないツウな限定メニュー「一號」をご紹介します♪
こんにちは!キュレーターのりょうです。
台湾中で愛される青と黄色の看板…といえば、ドリンクスタンド「50嵐(ウーシーラン/wǔ shí lán)」。
たくさんあるメニューの中から何を頼むか迷う方も多いはず。 断然タピオカミルクティー!という方もいれば、リピーターさんなら少しアレンジを加えて、ウーロンミルクティーなども美味しいですよね。
そんな中、注目したいのが「一號(イーハオ/yī hào)」というメニュー。
台北の50嵐では大人気のメニューなのですが、皆さんご存知でしょうか?
台湾ドリンクの代名詞・タピオカミルクティーの陰に隠れてしまうせいか、なかなかガイドブックでは取り上げられないのですが、50嵐の看板メニューとして台北では不動の人気を誇っています。
SNSなどでも、台北の50嵐では “必點”(ビーディエン/bì diǎn)=必ず頼むべきメニューと呼ばれています。順番を待っているときに、よーく聞いてみると、「一號」を頼んでいる人もたくさんいるはず♪
今回は、そんな「一號」とその注文方法をご紹介。
このメニューの美味しさを日本中の人に知ってほしい!そんな熱い想いを受け止めてください!
いきなり結論ですが、ずばり!!
「一號(イーハオ)」というのは、「一番」という番号のこと。
台湾のドリンクスタンドではよく「店長推薦」、つまり「そのお店のオススメ」という看板を見かけます。「50嵐」では、このおすすめメニューに「一番」という番号が振られているので、「一號(イーハオ)」といえば間違いなく!その店の一番のメニューにありつけるというわけなんです!
商品番号を店内に伝えるときのオーダーがそのまま呼び名になっているなんて、なんだかツウな感じがしますよね♡
ちなみに50嵐の「一號(イーハオ)」といえば「四季春茶(スージーチュンチャー/sì jì chūn chá)+珍波椰(ジェンボーイエ/zhēn bō yē)」。四季春茶に、大きさの違うタピオカとナタデココが入ったもの。
実はこのトッピングのナタデココが台北近郊の店舗にしか置かれていないため、「一號」は台北の50嵐でしか買えないドリンクとしても有名!ネット上では「天龍國限定」と言われることも。「天龍國(ティエン ロン グオ/tiān lóng guó)」とは、スラングで「台北」という意味です。
新北市や淡水、南勢角をはじめ、台北近郊のMRT(地下鉄)の通っている地域では注文可能です。
それを知らない台北人が、高雄などほかの地域で「一號」が伝わらなくて困った!というケースも続出なんだとか(笑)。台北以外に住んでいる台湾人も、台北に来たら注文するんですって!
ちなみに、「二號(2番)」以降も、
②ウーロンミルクティー+大小タピオカ
③緑茶マキアート
④ミルクティー+大タピオカ
⑤レモン・梅味の緑茶
⑥紅茶ラテ
…と、店長おすすめの人気カスタムドリンクが勢ぞろい。こちらも番号を伝えるだけで注文することができますよ〜!
「一號(イーハオ)」のベースとなっている四季春茶は、台湾烏龍茶の一種で、さわやかな甘みが特徴の人気品種。ここにタピオカとナタデココという大人気のトッピングが3種類も入っています。
タピオカは、大小どちらも入っているので、一口一口違う食感が楽しめます。また、お茶にナタデココ?と思ってしまいますが、やや甘みのあるナタデココはストレートのお茶にもよく合うんです♪
お値段は、中杯(Mサイズ)が30元(約114円)、大杯(Lサイズ)でも40元(約152円)と、驚くほどに安い〜!人気が絶えないのも納得です。
ご存知のとおり、台湾のドリンクスタンドでは、甘さ・氷の量が自分好みに調整できるのですが、「一號」のオススメは、甘さ半分・氷少なめの「半糖微冰(バンタンウェイビン/bàn táng wēi bīng)」か、甘さ控えめ・氷少なめの「微糖微冰(ウェイタンウェイビン/wēi táng wēi bīng)」。
甘めが好きという方は甘さを増やしたり、持ち歩き時間が長い方は氷を増やすなど、ご自身でその都度調整してみてください!
ちなみに、タピオカのモチモチとした食感のことを台湾では「QQ(キューキュー)」と表現します。副詞の「很(ヘン/hěn)」や「好(ハオ/hǎo)」を頭につけて、「好Q~!」と、店員さんに感想を伝えてみてくださいね♡
台北の50嵐でいますぐ「一號」を注文したい!という方のために、その注文方法をまとめました。一度覚えれば、このツウっぽさに感動して、毎回注文したくなるので要注意!(笑)
①ドリンクの名前を伝えよう!
「一號をひとつ下さい」=「我要一杯一號(ウォーヤオイーベイイーハオ/wǒ yào yī bēi yī hào)」
この一言で伝わります!トッピングが3種類もあるのに、注文はとっても簡単♪
②カップの大きさを選ぼう!
ドリンクの名前を伝えたら、次はサイズ。MサイズかLサイズかを選べばOKです。
Mサイズ:「中杯(ジョンベイ/zhōng bēi)」
Lサイズ:「大杯(ダーベイ/dà bēi)」
③甘さ・氷の量を選ぼう!
ここまで伝えると、店員さんに「甘さ」「氷の量」はどうする?と聞かれるはず。 そうしたら、以下をそれぞれを組み合わせて伝えてみてください。
<甘さ>
正常(zhèngcháng:ジェンチャン):その店のデフォルトの甘さ(かなり甘いです!)
少糖(shǎotáng:シャオタン)甘さ70%程度
半糖(bàntáng :バンタン)甘さ50%程度
微糖(wēitáng:ウェイタン)甘さ30%程度
無糖(wútáng:ウータン)無糖、0%
<氷の量>
正常(zhèngcháng:ジェンチャン)氷たっぷり
少冰(shǎobīng:シャオビン)ちょっと少なめ
半冰(bànbīng:バンビン)氷半分
微冰(wēibīng:ウェイビン)氷少しだけ
去冰(qùbīng:チゥビン):氷無し
※先ほども書いたとおり、私のおすすめは「半糖微冰(バンタンウェイビン/bàntáng wēibīng )」または「微糖微冰(ウェイタンウェイビン/wēitáng wēibīng)」です!
お会計を済ませると、レシートと番号札を渡されるので、自分の番号が呼ばれるまで近くで待ちます。
④ビニール袋の有無を答えよう!
最後に「要袋子嗎?(ビニール袋は要りますか?)」と聞かれたら、
・必要な場合は「要(ヤオ/yào)」または「好(ハオ/hǎo)」
・不要な場合は「不用(ブーヨン/bú yòng)」
と答えれば、ミッション完了です!
ちなみに、2018/1/1から台湾政府の環境保護の方針で、袋有料化が厳格に施行されることに… これまでドリンクスタンドなどでは無料でもらえてた袋も、今後は1元など有料になる可能性もありそう…
ドリンクの注文方法をもっと詳しく知りたい!という方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね♪
台湾といえば、タピオカ。そして、タピオカ=ミルクティーなどの牛乳の入った飲み物を連想しますが、台湾では、紅茶や緑茶にタピオカを入れて飲む人も多いんです。
今回ご紹介した「一號」もその代表的なドリンクのひとつ!
甘すぎず、お茶のスッキリ爽やかな香りが味わえる「一號」は、台湾美食を堪能しすぎてしまった日や、暑い日、夜市のお供などにもぴったり。ペットボトルのドリンクを買う代わりに、街歩きのお供にもおすすめです。
※MRT(地下鉄)内での飲食は法律で禁止されているので要注意!(袋に入れて持ち歩きましょう)
ミルクティー以外のタピオカドリンクに挑戦してバリエーションを増やせば、街歩きももっともっと楽しくなるはず!皆さんも、台湾を歩くときには、お茶の香りも食感も楽しめる「一號」を持って、現地に溶け込んでみてくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました!拜拜(バイバイ)〜!
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