2017.5.23
この豚足を食べるためだけに台北に行く価値あり!私がそう信じて疑わないのが、台北・松江南京駅からすぐの名店「富覇王豬脚極品餐庁」。一度食べたら忘れられないとろとろの豚足!おすすめポイントと注文方法をまとめました。
こんにちは!編集長の小伶(しゃおりん)です。
台湾旅行へ行く方に「台湾でおすすめの店を教えて!」と日々聞かれる私ですが、自信を持っておすすめするのが、本日ご紹介する「富覇王豬脚極品餐庁(フーバーワンジュージャオツァンティン/fùbàwáng zhūjiǎo jǐpǐn cāntīng)」です。
こちらのお店、現地の台湾人の行列も絶えない有名店なのですが、実は行ったことない!という方も多いかも。実は私もこれまで「美味しいよ〜!」という噂は聞いていたものの、あまり「豚足」というものに心惹かれず、行くタイミングを逃していたのですが…
2月に開催していた台湾女子ナイトで一青妙さんが大絶賛されていたこともあり(!)、また先日台北で泊まっていたお気に入りの民宿「好得文旅」がこの店の近くだったことも重なって、ようやく!いまさら!初訪問してきました。
早速ですが、こちらのお店は MRT「松江南京」駅から徒歩5分ほど。ローカルなお弁当屋さんやドリンク屋さんが密集するエリアにあります。
松江南京駅付近はオフィス街でもあるため、お昼の時間帯は昼食を買うためにやってくる現地の台湾人がわんさか!平日でも至るところで行列ができ、呼び込みの声が聞こえたりと活気に溢れています。
さて、そんな路地に入って見えてくるのが、こちらのシンプルな「富覇王豬脚極品餐庁」の黒い看板。長い行列が目立つので、この一帯に来ればすぐに気がつくはず!
こちらは、平日11:30頃の様子。開店から30分にもかかわらず、すでに店内は満席です。
お店の外にも広がるいい香り!それもそのはず、店にはドアなど仕切りはなく、見るからに美味しそうな豚足が目の前で仕込まれています。ずらりと並んだ豚足!見渡すかぎりの茶色の光景!
これは期待が高まる〜〜〜!
ここではテイクアウト用のお弁当を詰めるスタッフの姿も。
お店の前には沢山の人がいるので、どこに並ぶか悩みますが「内用(イートイン)」と「外帶(テイクアウト)」という目印を参考にならんでくださいね。
お店を正面から見て、左側にあるのが「内用(イートイン)」用の行列です。
お店の回転も早く、相席も当たり前の人気店なので、並んでもそこまで待つことはありません。
…が!開店は11時ですので「一番にお店に入りたい!」という方は、開店時間の少し前にお店についておくのがオススメです。さて、その理由は…?
こちらのお店、看板メニューの豚足は3種類。霸王腿扣(bàwáng tuǐkòu)、霸王腿節(bàwáng tuǐjiē)、霸王腿蹄(bàwáng tuǐtí)です。
その中でも、最も人気なのが「腿扣(トゥイコウ/tuǐkòu)」と呼ばれる豚の太ももの部分!
なんとこちらのメニュー、いつも開店30分で売り切れてしまうのだそう!私が店に到着した11:30の時点ではまだあったようなのですが、行列に並んでいる間に売り切れてしまいました… 悔しい…
実際に食べた方の記事など見てみると、トロットロのお肉と脂身がバランス良く、食感もやわらか。お箸でつまんだだけでほろほろと崩れてしまうほどだそう(書いているだけでお腹がすいてきた…)。
というわけで、「絶対この部位を食べたい!」という方は、開店前にお店に到着することを忘れずに。
とはいえ、もちろんこの腿扣は食べられなくても、他の部位も十分に美味しいのでご安心を!
気を取り直して(笑)、お店の注文方法をご紹介します。
さて、こちらのお店は「紙の注文表に欲しい数量を書いて渡す方式」です。
中国語が喋れなくても安心ですが、注文をするのは店内に通される前の入り口のカウンター部分なので、あれこれと迷っているヒマはありません。料金もこちらで先払いです。
行列に並んでいる間に壁のメニュー表が見えるので、事前に何を注文するか?考えておくとスムーズです。
こちらに書いてあるとおり、ざっくりと肉類(豚足)、小菜(サイドメニュー)、飯類(お米)、湯類(スープ)、冷飲(冷たいドリンク)に分かれています。漢字を見れば大体分かりますが、せっかくなので簡単にご紹介。
◎肉類
・霸王腿扣(豚の太もも)
・霸王腿節(豚足の関節部分)
・霸王腿蹄(豚足の蹄の部分)
◎小菜
・甘美苦瓜:ニガウリ
・爽口筍絲:茹でた細切り筍(台湾風メンマ)
・潤白豆腐:甘辛く味付けされた豆腐
・潤油豆腐:甘辛く味付けされた揚げ豆腐
・燙青菜:季節の青菜を茹でたもの
・滷蛋:煮玉子
◎飯類
・白飯:白ご飯
・魯肉飯:ルーロー飯
◎湯類(スープ)
・蘿蔔湯(冬季のみ):大根スープ
・竹筍湯(夏季のみ):筍スープ
・味增湯:味噌汁
店内の席に案内される前に、これらのメニューが書いた注文表を渡されるので、数字で欲しい数を書けばOK。今回私は「霸王腿節」「爽口筍絲」「潤白豆腐」「魯肉飯」を注文してみました。トータル160元(約600円ほど)です。
注文&支払いが済むと、何名か聞かれて店内のテーブルに案内されます。
店内は賑やかな大衆食堂風ですが、内装は真っ黒でシックな感じ。混雑時は相席となるので、案内された席にささっと移動します。
おとなしく待っていると、早速注文したものが運ばれてきましたよ〜!!
はわわ〜…!どれも美味しそうで、心の中で拍手喝采!
こちらが、台湾風メンマこと「爽口筍絲」。やわらかいながらもコリコリとした食感が残った筍に、豚足と同じ甘辛いタレがかかっていて最高に美味しい!(小)サイズでこのボリュームです。
そしてこちらは、甘辛く煮込まれたお豆腐「潤白豆腐」。揚げ豆腐よりもさっぱりはしているものの、しっかり味がついていますので、かなり濃い!です。食感はとても滑らか。
そしてこちらは、台湾ではお馴染みのB級グルメ「魯肉飯」。甘辛く煮込まれた、とろっとろの豚肉が贅沢に載せられたご飯です。豚足をおかずに魯肉飯を食べるなんてとっても贅沢ですが、お椀は小さめ。
一人一碗、ぺろっといけちゃう量です。
サイドメニューには青菜を茹でたものなどもありますが、基本的にどのメニューにも甘辛いお肉のタレが載っていますので、どれも同じ濃いめの味わいになっています(笑)。言うまでもなく美味しいのですが、少し口直しをしたい!ということであれば、スープ類を注文しておくのがおすすめです。
さて、私が必死に写真を撮っていたら、相席していた台湾人のご夫婦から「私たちのも撮っておきなよ〜」と優しく声を掛けていただきました。ニガウリやスープ、茹でた青菜なども注文されています。
聞いてみるとこちらの台湾人のご夫婦、今はアメリカに住んでいるそうなのですが、毎年2回台湾へ帰国したときには必ずこの店に来ているそうな。「このために台湾へ帰ってくる価値がある!」なんて笑いながら言ってましたが、私もそう思いますとも!
実際に豚足を口の中に入れてみると、お肉はとろっとろ!!!
脂身も多いのですが、しっかり長時間煮込まれているせいか、脂身特有のしつこさなどはゼロ!
これまで食べてきた豚足の味を覆すほど、濃厚な味わいと脂身のバランスが良く、最高に美味しい!の一言。骨などもほろっと取れるので食べやすく、口のなかでとろける食感もたまりません。
大皿料理ではないので、一人でもさくっと食べやすいのもありがたい。
私もこの時は一人での来店でしたが、これだけの量!と焦りつつも、意外とぺろっと食べれてしまいました。それにしても、この量とメニューで600円程度って… ありがとう、台湾。ありがとう、富覇王…!
この豚足のためだけに台湾に行ってもいい…!
一度食べたら、きっとその言葉に納得してしまうはず!私はこれまで色々な人に散々オススメされていたのに、この店に来たことがなかった自分を本気で責めましたよ…
ちなみに、こちらのお店、2016年から《日・月は定休日》となっています!(泣)
週末台湾旅を計画中の皆さまは要注意!なんとしてでも、火〜土に行けるように予定を組んでくださいね。
そうそう。松江南京駅といえば、こちらも私の超おすすめのガチョウ肉店「阿城鵝肉」があります。
さらにさらに、女子旅ではぜひ体験してほしい台湾式シャンプーのおすすめ美容室「About」もこの近くです!HowtoTaiwanが自信を持ってオススメする店が密集する、オフィス街の松江南京駅、おそるべし。
というわけで今回は、「富覇王豬脚極品餐庁」の絶品豚足をご紹介しました。
台北へ行ったらぜひとも食べてみてくださいね!一度食べたら忘れられないので、お気をつけて!
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