2018.7.31
台湾では知らない人はいないと言っても過言ではない、老舗のお土産屋さん「新東陽」。台北市内や空港にある店舗で購入できる商品は、定番のパイナップルケーキから台湾各地の人気土産まで様々!今回はそんな新東陽で人気のオリジナル商品と、桃園空港の店舗で買える編集長イチオシのお土産をまとめてみました。
こんにちは!編集長の小伶(しゃおりん)です。
大好きな台湾の玄関口としておなじみの桃園国際空港。そのあちこちで目にする「新東陽(シンドンヤン/xīndōngyáng)」の看板は、皆さん一度は見たことあるのではないでしょうか?
そんな新東陽は、台湾で知らない人はいないと言っても過言ではない!1967年創業の超老舗のお土産さん。もともとは肉鬆(肉そぼろ)や肉乾(ビーフジャーキー)などの肉製品から始まったお店で、特に春節の季節になると台湾の人たちはこぞって手土産やお中元のギフトとして新東陽の製品を贈るようになり、今では肉製品にかぎらず、様々な台湾土産を取り扱う大手のブランドになったのだそう。
とはいえ、「名前は聞いたことあるけれど、新東陽のお菓子を食べたことはない!」という方も多いはず。そんなわけで今回は、空港で最後にサクッと購入できるお土産としてもかなり使える!新東陽の店舗に遊びに行きつつ、人気商品を食べ比べしてみました♪
まずは新東陽のオリジナル商品の中から、私的におすすめの商品をご紹介。
トップバッターはやっぱり!定番の「パイナップルケーキ」です。
新東陽のお土産として人気なのが、こちらの「土旺來酥(トゥオンライスー)」。
「旺來(オンライ)」というのは幸福が来るという意味の台湾語なのですが、パイナップルという意味の「鳳梨」も、台湾語では同じ「オンライ」という発音をすることから、縁起の良さにちなんでこの漢字が使われています。
なんだか超老舗のお菓子と聞くと、THE・高級感!みたいな印象だったのですが、パッケージも思っていた以上に可愛くてびっくり! 個包装なので人にプレゼントもしやすいし、箱の中には、「台農2號」というこの商品に使われているパイナップルの品種についての説明も入っています。レトロ感もありつつ、細部までキュートなデザインです。
個包装をあけると、さらに透明のプラスチック箱に入っているのも嬉しい。 これなら、お土産として渡したら中がボロボロだった!ということもありませんよね。
さて、この商品はいわゆる「土鳳梨酥(トゥフォンリースー/tǔfènglísū)」。
普通の「鳳梨酥(フォンリースー/fènglísū)」とどう違うのか?というと、”中の餡にパイナップルの果肉を100%使っている”という点なんです。
台湾土産としておなじみのパイナップルケーキは「鳳梨酥」と「土鳳梨酥」に分かれているのですが、一般的に「鳳梨酥」として売られているものは、中の餡にパイナップルと冬瓜が使われていることが多く、舌触りもなめらかで、冬瓜の甘みも際立っているんですよね。
一方で「土鳳梨酥」の中の餡は、パイナップル100%!
餡の水分はほとんどなく、繊維質のパイナップルの果肉をそのまま食べている感じなのが見た目からも分かります。断面はこんな感じ。パイナップルの甘酸っぱさが凝縮されていて、美味しいんですよ〜!
鳳梨酥か土鳳梨酥か!?というのは台湾人の中でも好みは分かれるそう。せっかくなら両方試してみて、お気に入りを見つけてみるのも良いかも♪
ちなみに、こちらは同じ新東陽の「果肉入り」シリーズ。
それぞれクランベリーと、パイナップルの果肉がごろっと入ったタイプのパイナップルケーキで、パッケージもぐっと高級感が増します。年上の方に渡すお土産としても重宝しそう。
”果肉入り” とあるとおり、あまずっぱい粒状の果肉がごろっと入っていて、とっても美味しい〜!
パイナップルケーキの断面はこんな感じ。先ほどの「土鳳梨酥」の繊維質な餡と比べると、かなりなめらかなのが見た目から分かりますよね!
ちなみに新東陽のお店で売られている「土旺來酥」には、一つずつQRコードが…。
気になって聞いてみると、なんとこれは新東陽が独自に開発したシステムで、商品や素材の安全性を保証するため、このQRコードを読めば一体この商品がどこから来たものなのか?消費者が誰でも見られるようになっているのだそう。
パッケージなども含め、商品や素材へのこだわりを感じずにはいられない一品です。
他にも、今回の食べ比べでその美味しさに目覚めてしまった「綠豆糕(リュゥトウガオ/緑豆ケーキ)」もご紹介。日本語名として「緑豆ケーキ」と表記されていることが多いのですが、声を大にして言いたい!これ超美味しい!だけどケーキではないっ!(…でも何と呼ぶのが適切かは私にも分からない…!笑)
一口サイズで、中華風なデザインがとても華やかで可愛いお菓子なのですが、クッキーみたいな感じかな?と思って口に入れると拍子抜け!なんというか、口の中でほろっととろける口溶けで、この食感はかなり未体験な感じ。
例えるなら… きなこを固めたもののような感じなのですが、緑豆を使っているだけあって後味はすごく爽やか。素朴な甘さとほろっとした食感が美味しい上に、見た目も小さく可愛いので、お客さんに出すお茶菓子にもぴったりですよね。
冷凍するとさらに美味しくなるということで実際にしてみると、これまた違った食感に!ほろっとした食感から、少しモチッとした食感になっていました。ひんやり感が緑豆の爽やかさをさらに際立たせてくれていて、これまた感動です!
こちらは、桃園空港の「新東陽」に売られていた「雪藏綠豆糕」。冷凍して売られていますが、常温で保管後、食べる前に冷凍庫に入れれば大丈夫らしいのでご安心を。
一点だけ注意したいのは、ほろっとした口当たりゆえ、とても崩れやすいこと! 持ち帰るときには、手荷物で持ち込むことをおすすめします。
これまでなかなかノーマークだった「綠豆糕」。新東陽の店舗には、黒豆で作られたものや、製法が違うものなど色々と種類もありました。これからお店などで見かけたら挑戦することをひそかに決意…!
最後に、同じく夏に食べたいひんやりお土産としておすすめしたいのが、ゼリーのシリーズ。
台湾全土の名物が書かれたポップなパッケージなので子供向けのお土産にも良さそう!
「茶梅味」と「マンゴー味」の2種があります。「茶梅」とは、お茶で梅の実を蜜漬けにしたようなもの。日本語では烏龍茶ゼリーと書かれていましたが、実際はお茶の味というよりも、さっぱりとしたプラムの味が強く、とっても爽やかな美味しさでした。
個包装の中にそのままゼリーがプルンっと入っているので、スプーンなど使わずにそのまま食べることができます。「茶梅味」の方には、ゼリーの中に梅の実が1個まるごと入っていたりと、ポップなパッケージながら、なかなか贅沢なお味。
こんにゃくゼリーのような、やや歯ごたえのある食感なので、冷やすとより美味しく食べられますよ〜!夏のお土産や、定番のパイナップルケーキはちょっと苦手… という方に渡すお土産としても喜ばれるのではないでしょうか?
というわけで、編集長的おすすめ商品をご紹介してみました。台湾で見かけたら、ぜひチェックしてみてくださいね!
さて、今回はせっかくなので!こうした新東陽の商品を購入できるお店の方にも遊びに行ってみました。
東門駅や国父紀念館駅などの台北市内をはじめ全19店舗もあるのですが、私が一番おすすめしたいのは、帰国時にさくっとほしいものが買える桃園空港の店舗。
桃園空港内には新東陽が運営しているテナントが多くあるためどこへ行っても「新東陽」の看板が目立つのですが、皆さんにぜひチェックしていただきたいのは、第一ターミナルの3階・出国ゲートの目の前にあるこちらのお店(新東陽・一期台灣特色商品館)。
(台湾から帰国する際に見える、大きな「See You in Taiwan!」の文字の下にあるお店、といえば、分かる方も多いかも!?)
営業時間は5:00~23:00ということで、早朝便や夜遅めの便に乗る人もアクセスしやすいのが嬉しいポイントです♡
こちらでしか買えないおすすめ商品は、毎日店頭で焼き上げている台湾型をしたパイナップルケーキ!8個入りで320元(約1,200円)、見た目もパッケージもとっても可愛い♡
店舗で焼き上げられているので、お店のまわりにはあま〜い良い香りが広がっています。
そして、この店をおすすめしたい理由がもう一つ!
実はあまり知られていないのですが、新東陽のお店では、新東陽ブランドの商品が買えるのはもちろんのこと、台湾の老舗の味をたくさんの観光客に持ち帰ってもらいたい!という想いから、ブランドやメーカーに関わらず、台湾各地で愛される人気のお土産なども取扱いがあるのです!
台中名物としておなじみの「老太陽堂」の太陽餅なんかも売っていたり…
迪化街などでよく見かける、フライド野菜たち!(これ大好き!いつも買ってます)
お値段も迪化街とほとんど変わらないのが嬉しい〜!
さらにこちらは、花蓮のお土産として人気の「黃金奶油酥」。
卵とバターをたっぷり使った昔ながらの素朴な味わいのラスクのようなお菓子です。
なかなかローカルなエリアまで旅行に行けない!という方も、こうしたお土産を通じて、台湾各地への旅行気分を味わってみるのも良いですよね♡
さらにお菓子以外でも、お土産として人気のカラスミなども取扱いがあります。
持ち帰って自宅でさっと炙る必要のある「生」タイプと、あらかじめ炙ってある「熟」タイプがあるので(そのまま食べられて便利!一口サイズで小分けになったタイプはバラマキ土産としても重宝しそう)、お酒が好きな方や甘いお菓子は苦手な方にはぜひチョイスしてみてくださいね♪
週末弾丸スケジュールなど、何かと予定がいっぱいでお土産をじっくり選ぶ時間もなくなりがちな台湾旅行。桃園空港の店舗なら、飛行機のチェックイン終了後にじっくり回ることもできるのでおすすめですよ〜♪
「新東陽」がもともとは肉製品から始まった!ということは冒頭でもお伝えしましたが、台北市内・国父紀念館駅から徒歩すぐの新東陽(忠孝一店)では、そんな台湾人にはおなじみの新東陽の肉鬆(肉でんぶ)や肉乾(ビーフジャーキー)を購入すると、その場でさっと炙ってくれるサービスもあります。
肉製品なのでお土産として日本へ持ち帰ることはできませんが、現地で購入して、夜のホテルでの晩酌のお供にしても良いかも♪
私もホステルのラウンジでちょっと晩酌♪
台湾ソーセージならではの甘みのある贅沢厚切りのお肉。黒胡椒のスパイシーさがアクセントになって、ビールにかなり合いますよ〜!
新東陽(忠孝一店)
台北市大安區忠孝東路四段303號
※ MRT「国父紀念館」駅から徒歩3分
※ 営業時間:8:30-22:00
国父紀念館駅のまわりには、台湾好きにもおなじみの「騷豆花」や、以前Howto Taiwanでも紹介していた一人でも鴛鴦火鍋が食べられる「紅九九 個人麻辣火鍋」などもありますので、ぜひ街歩きの際には立ち寄ってみてくださいね。
なんとなく名前は知っていたけれど、初めて食べた「新東陽」の味。 さすが台湾で長年愛されるブランドというだけあって、その商品の味とあわせて、外国の人に台湾の味をたくさん持ち帰ってほしい!という情熱をあちこちで感じることになりました。
△写真は国父紀念館駅からすぐの「新東陽」忠孝一店
台湾の超老舗!新東陽の定番台湾土産と、台湾名産がたっぷり詰まったお店。 誰に贈っても間違いない鉄板土産をチョイスしたい!という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
最後まで読んでいただき、有難うございました!
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