今よりもっと台湾が好きになるハウツーメディア

台灣指南

今日から使える台湾語♪ 知っておくと楽しい!カンタン台湾語講座

2017.8.16

台湾の公用語である「中国語」とは別に、広く親しまれている「台湾語」。いくつか簡単な台湾語をマスターしておけばきっと喜ばれること間違いなし!というわけでこちらの記事では、台湾語でできる簡単な挨拶を一挙ご紹介します♪

大家好!キュレーターのりょうです。
以前「台湾人が話す中国語「台湾華語」って何?台湾好きなら知っておきたい言語事情あれこれ」という記事を書かせていただきましたが、ご覧いただけましたか?

こちらの記事で、台湾の公用語ではないものの、台湾で親しまれている言語として紹介させていただいた「台湾語」。公用語である中国語を「國語(guó yǔ)」と呼ぶのに対して、「台語(tái yǔ)」と呼ばれ、広く使用されています。中国語の声調は4種類ですが、台湾語の声調は8種類(!)。似ていると思われがちな中国語と台湾語ですが、文法こそ共通点はあるものの、発音はかなり異なるんです。

台湾の一般的な家庭の中でも口伝えで受け継がれていることが多く、教科書などで勉強するのがなかなか難しい台湾語。それでもいくつか簡単な台湾語をマスターしておけば「日本人なのに台湾語が話せるの!?」という驚き&親しみで、喜ばれること間違いなし!

というわけで、今回の記事では、簡単な挨拶を一挙ご紹介!
サクっと覚えて気軽に使ってみてくださいね。ではではスタートです!

注:台湾語にもローマ字でのピンインが振られる場合がありますが、ローマ字を見ても発音をイメージするのが難しく、台湾語話者もローマ字を見て勉強することはないため、ここでは省略してカタカナでの読み仮名のみ紹介しています。

台湾語で簡単な挨拶をしてみよう♪

①リーホー:你好
你好 (ニーハオ/nǐ hǎo)、「こんにちは」の台湾語読み。最も基本的で最も使いやすい挨拶です。ホーの部分は音を上から下に下げるイメージ(↘)で読んでみてください。

②ジャバーボエ:呷飽没?
最も有名な台湾語と言っても過言ではないのが、この「ご飯食べた?」という意味を持つ「呷飽没(ジャパーボエ)?」。台湾では挨拶がわりにこのフレーズを使うことが多いので、覚えておくと使えますよ!
ちなみに日本人的にはこう聞かれると、ご飯に誘われているような感覚を持ちますが、あくまで軽い挨拶として使われる言葉で、お誘いの言葉ではないので要注意。「呷飽没(ジャパーボエ)」と聞かれたときの返事は「食べたよ」という意味の「吃飽(ジャバー)」と答えるとスムーズです♪

②ワーシー:我是
「我是(私は)」という意味を持つ単語は、台湾語では「ワーシー」と読みます。自己紹介では欠かせない単語です。

③ジッブンラン:日本人
「日本人」をこのように表現します。台湾語が日常的に使われる南部のエリアでは、日本人が歩いていたりお店に入ったりすると、あの人日本人じゃない?日本人っぽいよね!のように、よくこの言葉を耳にします。「私は日本人です」は「ワーシージッブンラン」。台湾人と間違われて台湾語で喋りかけられたりしたときは、こう返せばOK!

④パイセー:歹勢
意味は「すみません」。代表的な台湾語でもあることから、台湾では中国語の「不好意思 (ブーハオイースー/bù hǎo yì sī)」や「對不起 (ドゥェィブーチー/duì bù qǐ)」と同じくらい浸透していて、若者同士の会話でもよく登場する言葉です。
台湾で混み合う街を歩く時にも、「不好意思」よりも「パイセーパイセー」なんて言う方が、現地人気分を味わえます(笑)。「パイセー」を覚えて夜市を歩いてみてくださいね♪

⑤ティアボー:聽不懂
聴いても分からない、という意味を持つ「聽不懂(ting bù dǒng)」。これを台湾語で言うと「ティアボー」となります。
台湾語のことは「台語(タイギ)」と言うので、「我聽不懂台語(私は台湾語はわかりません)」と言いたいときには「ワー ティアボー タイギ」と言ってみましょう!

⑤ホージャー:好呷
「おいしい」という意味の「好吃」の台湾語です。
夜市で美味しいグルメに出会ったときには、ホージャー!と一言どうぞ。
ちなみに大阪にある、台湾風唐揚げ(鹽酥雞)専門店「ホージャー」さんもここから名前を取っています。

知っておきたい台湾語「ホージャー」

⑥ドゥオシァー:多謝
これは聞いたことのある方も多いのでは?「ありがとう」という意味の台湾語です。
簡単な一言ですが、飲食店などでお礼を言う際に使ってみてください♪

⑦ガオザー:𠢕早
「おはよう」の台湾語。「早安(ザオアン/zǎo ān)」という中国語と同じく、午前中の挨拶として使うことができます。

以上、いかがでしたか?

ここで紹介した単語を組み合わせると「リーホー!ワーシージッブンラン。ワーティアボータイギ、パイセーパイセー(こんにちは!私は日本人です。台湾語はわかりません、すみません!)」という自己紹介が出来上がります。これが話せる時点で、台湾語分かってるじゃん!?とツッコミが入りそうですが(笑)、喜ばれること間違いなしですよ〜!

台湾語をもっと勉強してみたい方へ

台湾語を勉強してみよう

既に中国語がある程度わかる方で、台湾語も勉強してみたい!という方におすすめの無料サイトをご紹介します(表記は繫体字の中国語のみ)。どちらも中華民国教育部(台湾の文科省のようなところ)による公式のサイトになので、安心して見てみてくださいね!

①しっかり発音から習得したい!発音練習ならこちら

台湾語の授業を受講した際に、先生に勧められたサイトです。
これを使って台湾語の発音に慣れておくと、その後の勉強がラクになります。

②単語ごとに調べたい!中国語(國語or華語)⇆台湾語の辞典ならこちら
中国語から対訳を探せる辞書機能(對應華語)に加え、
カテゴリー別に語彙がまとめられているページ(分類索引)もあるので、
気軽に楽しく台湾語を学ぶことができます♪

一方、まだ中国語を勉強したことがないけれど台湾語も気になる!という方には、先に中国語を学んでから台湾語を勉強することをおすすめします。

一番の理由は、台湾で最も通じる言葉は、やっぱり公用語である中国語であること。最近では台湾語を話せない若者も増え、歴史的な観点から、学校の授業で台湾語を教えることも増えたのだとか。実際、中国語と台湾語は文法や単語が似ているので、中国語を勉強していると台湾語も理解しやすくなりますよ。

今日から使える!カンタン台湾語講座まとめ♪

いかがでしたか?
中国語が公用語であったり、台湾語が同じくらい広く使われていたり、中国語も中国大陸で話されるものとは少し違いがあったり。
台湾の言語事情について、イメージを掴んでいただけたでしょうか?

そして何より、語学のレベルに関わらず、「自分の母語を外国の方が覚えてくれて使ってくれる」ということ自体が、
相手との心の距離を縮めてくれるように思います。

外国人の方が、日本語で「ありがとう」や「こんにちは」と挨拶をしてくれると私たちも嬉しく感じますよね。それと同じように、台湾で中国語や台湾語で簡単な挨拶をすれば、現地の方も親しみを感じてくれますし、素敵な交流が生まれて旅行がもっともっと豊かなものになるんです!

この記事を機に、台湾の言語や言語文化にも興味を持つ方がひとりでも増えていてくれたら、とっても嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

台湾の最新情報をお届けします♪

RELATED ARTICLE

関連する記事

Howto Taiwanでは、
台湾が大好きなキュレーターを募集しています!

詳しくはこちら