2018.12.7
こんにちは!ゲストキュレーターのtomoです。台湾が大好きなあまり、中国語を勉強しはじめた私。せっかく勉強するなら連休などを使って、台湾の観光を楽しみつつ現地の語学学校にも通ってみたい!ということで、中国語初心者ながら、台湾 “ど短期” 留学を何度か体験してきました。
【準備編】の記事では、台湾での語学留学のメリットや、個人手配とエージェント経由の申し込みの違いなどをご紹介しましたが、今回は【生活編】として、実際の授業の様子やオフタイムの過ごし方などについてご紹介します♪
【準備編】の記事でご紹介していたとおり、台湾で語学留学をするならプランは大きく分けて2つあります。それは民間の語学学校に通う、または台湾現地大学の中に設置された語学センターに通うというもの。それぞれの学校での一日の授業スケジュールは一般的には以下のようなイメージです。
◎民間の語学学校の場合
自分の希望にあわせて、スケジュールやコマ数も自由に組み立てられるようになっています。私が通っていたときはこんなスケジュールにしていました。
・8:15 頃|登校
・8:30〜11:20|午前の授業(3コマ)
・11:30〜14:30|休憩(カフェで復習や宿題をしたり、ランチをしたり自由時間)
・14:40〜15:30|午後の授業(1コマ)
・15:40 頃|下校
朝は早いので、生徒の皆さんはホテルや学校近くの早餐店(朝ごはん屋さん)などで済ませていることが多いようです。台湾では早餐店で朝食をテイクアウトして、教室やオフィスのデスクで食べるのも一般的。語学学校でも、教室や学校の共用スペースで朝ごはんを食べている人が多くいましたよ。
放課後は、クラスメイトと近隣へ遊びに行ったり、カフェで宿題をしたりして過ごしていました。
◎大学内の語学センターの場合
こちらも大学によりますが、午前中はグループレッスン、午後はオプションの個人レッスンというスタイルが一般的です。個人レッスンは一コマ単位で追加(※有料)することもできます。こうしたリクエストは申込み時にエージェントに伝えて対応してもらいます。オプションの授業も含め、一日のスケジュールはこんな感じ。
・9:00頃|登校
・9:10〜12:10 |午前の授業(3コマ)
・12:10〜14:20|休憩(カフェで復習や宿題をしたり、ランチをしたり自由時間)
・14:20〜17:10 |午後の授業(オプションの個人レッスン3コマ)
・17:30頃|下校
各語学センターによりますが、国立台湾師範大学の場合は午前のグループレッスンが民間の語学学校に比べると遅めだったので、授業前にカフェなどで前日の復習や宿題をしていました。
お昼休みは学内のお店で済ませたり、近くのお店にクラスメイトと行ったり…。
国立台湾師範大学は周辺に美味しいお店さんがたくさんあるので、みんなで開拓するのも楽しみの一つでした。一点残念だったのは、私が通っていたシーズンが大学の正規の学生の夏休みと重なっていたため、学内の食堂などもお休みだったこと!そうでなければ、正規の学生に混じって学食でご飯♪なんてキャンパスライフも楽しめそうです。
またスケジュールを見てお気づきの通り、昼休みの時間がとても長い台湾の大学。さくっとご飯を済ませてカフェでお茶をしたり、学内の散策をしたりしていました。そして午後の授業がない日はホテルに戻って洗濯したり(夏の長期滞在では欠かせません…!)、買い物に出かけたりして過ごしていました。
中国語初心者だと、そもそも授業についていけるの?と不安になりがちですが、例えば個人レッスンでは、レベルごとに配布されるテキストの内容(例文や単語)を先生と一緒にゆっくり読んでいき、要所要所で解説をしてくれるスタイル。各章が終わるごとに問題集を解く宿題が出て、学んだことをしっかり復習。量が多くて大変!ということはなかったです。
またグループレッスンは、先生やクラスメイトの雰囲気などにもよりますが、私が通っていたときは初心者クラスだったこともあり、「楽しく中国語を勉強しましょう!」というスタイル。音やリズムで言葉を覚えたり(これが早口言葉のようでなかなか苦行…笑)、歌で文法を覚えたり(有名な台湾の歌手・周杰倫の歌を熱唱!)、ゲームやフィールドワークをしたりといったこともありました。
上級クラスになると、一つのテーマについて自由に中国語作文を書き、皆の前で発表することもあります。
テキストの例文や単語を皆で読むだけではなく、「どんなことを学びたい?」と生徒たちのリクエストを聞いて授業を進めてくれたりとテキスト内容以外のことも学べたのが良かったです♪
レッスンや他に予定がない時は図書館やカフェなどで授業の復習をすることも多く、学校近くのスターバックスや、台湾ではお馴染みのコーヒーチェーン「LOUISA COFFEE」には何度もお世話になりました。(笑)
また時間があるときは、台湾現地の大学内の図書館へ行くのもおすすめ!
台湾大学の中にある図書館は、パスポートを入口で預ければ誰でも利用できます。また国立台湾図書館などは閲覧と机の利用のみであれば登録なども不要です。
ホテルの共用スペースやラウンジなども含め、自由に自習できるスペースは語学留学中には重宝しました。
以上、今回は ”ど短期” 留学中の生活についてご紹介しました。
改めて振り返ってみて、一週間ほどの ”ど短期” 留学でもやっぱり現地で中国語を勉強するメリットはたくさん!【準備編】でも紹介していましたが、台湾のイキイキとした中国語表現が台湾人の先生から学べることや、学んだ中国語をすぐに使える環境があること。
日本で勉強するとなると、どうしても読む・書くが中心になってしまいますが、こうして日常的に使われる中国語を話す・聞く機会があるというのは学習のモチベーションにもつながります。
そして何より!台湾好きな読者の皆さんにとっては、旅行とは少し違った ”日常を感じられる滞在” というのも楽しいポイントのひとつ。毎朝MRTに乗って通学したり、お気に入りの朝ごはん屋さんの常連になってみたり、現地の学生さんたちと一緒にキャンパスライフを過ごしてみたり。観光とは違った過ごし方が、新たな台湾の発見につながること間違いなしです♪
会社を辞めなくても、長期の休みがなくても、気軽な ”ど短期” 留学ができる台湾。
興味のある方は、ぜひ機会を見つけてチャレンジしてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡
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