2017.2.11
2017年1月23日〜2月5日にて神田万世橋mAAchエキュートにて開催されていた「台湾品質」イベント。台湾の最新鋭のクリエイターたちによる作品に触れられたり、台湾関連のトークショーなどが連日開催されて話題になっていました。実際に登壇&体験してきたイベントの様子を、レポート形式でご紹介します!
こんにちは!編集長の小伶(しゃおりん)です。
以前から全国各地で行われている台湾関連の様々なイベント。今年はブームもあり、これまで以上に多くの場所で開催されることになりそうです(2月にHowtoTaiwan主催で開催予定の「台湾女子ナイト」もお見逃しなく♡ ※チケット完売)。
さてそんな中で、これまでのグルメなどにフォーカスを当てた台湾フェスとは一風変わった、最高にスタイリッシュな台湾イベントが東京で開催されていたのをご存知ですか?
2017年1月23日〜2月5日の2週間にかけて、東京・秋葉原からほど近くのマーチエキュート(mAAch ecute)神田万世橋にて開催されていた「台灣品質 〜日常に台湾クオリティーを〜」。
日本在住のキュレーターたちと、実際に遊びに行ってきた感想と共にレポートします♪
今回のイベントが開催されたマーチエキュート(mAAch ecute)は、中央線神田~御茶ノ水間にかつてあった「万世橋駅」をリニューアルした建造物。1912(明治45)年に完成した赤レンガ造りの万世橋高架橋をリニューアルした、ちょっぴりノスタルジックな雰囲気が漂う素敵な商業施設です。
階段、壁面、プラットホームなどの遺構が空間の中に活かされていて、まるで台湾の「文創地区」のよう。まさに今回、台湾最新鋭のクリエイターたちの作品が集まるにはぴったりの場所!
今回この場所に集結した「MADE IN 台湾」のクリエイターたちは、最近テレビなどでも紹介されて話題の「印花楽(インブルーム)」や靴下ブランドの「+10(テンモア)」、「家作 homemade」、「羊毛とおはな」、「ARTQPIE」等など。
アパレル商品から雑貨、アクセサリー、書籍、文具と幅広いラインナップ!
また、アジア最大のクリエイターズマーケットである「Pinkoi」のブースでは、以前HowtoTaiwanでもご紹介させていただいた電鍋ピアスを販売されている「田田製作所(TienTien Workshop)」なども出店されていました。
これまでの「THE・台湾」なイメージを覆す、スタイリッシュで洗練された作品の数々。まるで台湾の「誠品生活」でお買い物をしているような気分に。遠方から駆けつけているお客さんも沢山いましたよ〜!
そして… 実は、今回のイベント期間中に開催されていたトークショー「3人の田中の台湾案内」には、HowtoTaiwan編集長である私も登壇させていただきました!
本イベントのプロデュースを担当したLIPの田中佑典さん、「田中里奈の週末台湾」など台湾関連書籍を出版されているモデルの田中里奈さん、偶然にも同じ「田中」という名字が重なったご縁で実現したトークショーです。
参加者の皆さんには、こちらも台湾の人気のお茶ブランド「京盛宇」のお茶が振る舞われ、とても温かい空間の中でスタートしました。
台湾のグルメ、買い物、ホテルなどについて、それぞれとっておきの情報や、台湾のお気に入りの楽しみ方をたっぷり披露!
お馴染みの小籠包屋さんからローカルでしか出会えないマイナーなお店、お土産として喜ばれるアイテム、泊まっているだけで幸せな気持ちになれるオシャレなホテルやフォトスポットなどなど。
台湾を何度も訪れているメンバーだからこそ語れる、貴重な情報ばかり!
質問されることの多いオススメの小籠包屋さんとして紹介されたのは、中正紀念堂駅近くの「杭州小籠湯包」や、古亭駅にある「蘇杭點心店」、さらに小籠包作りの体験などもできる「點水樓」などなど。
他にも、田中里奈さんが台湾に行ったら必ず行く!という「人和園雲南菜(雙連駅)」や、以前、HowtoTaiwanでも紹介したことのあるキュートなドリンクスタンド「Meat Up!(西門駅)」、他にもボリュームたっぷり!フォトジェニックなアイスクリーム屋さんとして「Emack & Bolio’s(市政府駅)」が紹介されていました。
ちなみに、私が個人的にも気になったのは、LIPの田中佑典さんが紹介されていたローカルな名店の数々!
特に台中の「民生米糕」は朝ごはんにも使える名店だとか、高雄の「阿發古早麵」という素朴な美味しさの昔ながらのお店、台北の六張犁駅にある「六堆伙房」では美味しい客家料理が食べられるという情報も!行きたいお店のリストが沢山できちゃいました。
会場の皆さんから寄せられた質問に答えたり、客席を交えて一緒にトークしたりと、和気藹々とした雰囲気でイベントは終了。最後に ”3人の田中”で記念撮影です!
会場の皆さんからも笑いあり、ツッコミありという楽しい時間になりました。まさに台湾愛に包まれていた空間!
トークショー終了後も、沢山の方に「HowtoTaiwan見てます!」とお声がけいただき、感謝感激です。遊びに来てくださった皆さま、本当に有難うございました。
さらに、今回の台湾品質イベントの中で一際盛り上がっていたのが、2日間限定で行われたのが台中発のクリエイターチーム「ARTQPIE(アーキュパイ)」による、シルクスクリーンプリントを実際に体験できるワークショップ。
実は今回の「台湾品質」のメインビジュアル/ロゴのデザインを担当していたのも彼らでした。私もこちらをゲットするために、別日にもう一度訪問してきましたよ〜!
会場では、ARTQPIE本人から直接シルクスクリーンプリントの技法を学び、台南の帆布ブランドである “廣富號” のバッグにプリントできる!ということで、私も早速チャレンジ。
※シルクスクリーンプリントとは?
シルクスクリーン(Screen printing)は、孔版画の技法の一種であり、インクが通過する穴とインクが通過しないところを作ることで版画の版を製版し、印刷する技法のこと。製版された版のメッシュと紙を密着させ、製版された版のメッシュの上にインクを置き、スクイージーをメッシュの上に強く押し当てて、メッシュの全ての面に渡って、一定方向に動かすことで、インクがメッシュの穴を通して紙へ押し出される(Wikipediaより)。
って… それって「プリントゴッコ」のこと!?(笑)
…と、そんなことを考えつつ、好きなデザインと色の組み合わせを選んで、どんな手順でプリントを行うのか説明を聞きます。
どれも可愛いので悩んでしまいますが、私は「台湾品質」というロゴ入りのデザインと、シンプルな黒をチョイス。
ARTQPIEのお二人から、力加減や型を動かすスピードなど、綺麗にプリントするためのコツを学んだ上で、いざ実践です!
うまくプリントできるかな・・・ ドキドキ・・・
緊張しながらも、ぎゅ〜っと型とインクを押し付けていきます。
何度か重ね塗りをして、型を外してみると・・・
で、できた〜!!!!!
綺麗にプリントできました。ドライヤーでしっかりインクを乾かして、出来上がり。
世界で一つだけの自分でプリントを施したバッグ。
帆布ブランドとして有名な「廣富號」の鞄自体も、とっても丈夫で使いやすい素材なのが嬉しい。通常2,500円が旧正月のキャンペーン価格で2,000円とお得に購入できたこともあり、イベントに訪れた方の多くが挑戦されていました。
実際に完成した作品と、ARTQPIEのお二人と一緒に記念撮影。楽しかった〜!
余談ですが、ARTQPIEのお一人、私が以前台湾で留学していた大学の先輩だということが判明!(笑)しかも同じ年代だったこともあり、当時の学生食堂の人気メニューなどの話でついつい盛り上がってしまいました。
台中発のこんなオシャレなクリエイターの方がいたなんて!と新発見です。
今回、マーチエキュートで開催されていた「台湾品質」イベントですが、日頃からこの施設では様々なコンセプトでのフェアが開催されることもあって、もともと台湾に興味がある人以外にも、沢山の方が立ち寄って作品に触れていました。
こういった機会を通じて、沢山の人に「イマドキの台湾」を知ってもらえるのは台湾ファンとしても嬉しいですよね。レポートを通じて、イベントの雰囲気を少しでも皆さまにお届けできていれば幸せです。
今回は東京での期間限定開催でしたが、今後は地方での開催や、まだまだ紹介しきれない台湾の最新鋭のカルチャーに触れられる機会にもご注目くださいね〜!♪
最後まで読んでいただき、有難うございました!
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