2025.6.25
台南発の台湾茶葉を取り扱う老舗茶荘「王徳傳」が、日本一号店としてオープンした誠品生活日本橋店。香り高い台湾茶のある至福の時間を、心ゆくまで堪能できるティーサロンとして、多くの台湾茶ファンの心を掴んでいます♡ 本格的な台湾茶を日本でも。大人の隠れ家のような空間で、ほっとひと息ついてみませんか?
大家好〜! 編集長の小伶です。
台湾好きさんにはすっかりおなじみの場所となった、台湾発のライフスタイルショップ「誠品生活日本橋店」。2019年に、日本橋のコレド室町テラスにオープンして以来、書籍・文具・雑貨・食品など、台湾生まれのさまざまなアイテムが販売されています。
そんな誠品生活日本橋と同じフロアに、百年以上の歴史を持つ有名な老舗茶荘「王徳傳(wáng dé chuán/ワンダーチュアン)」が運営するティーサロンがあるのをご存知でしょうか?
王徳傳といえば、台南発の台湾茶葉を取り扱う超老舗。
ですが、台北や中国の店舗は茶葉を販売するショップのみで、基本的に店内でいただけるのは試飲のみ。専門の技術を持つ茶師が淹れた台湾茶を、美味しいお茶菓子とともにサロンでゆったりと飲むことができるのは、なんとここ、東京店だけなんです……!
香り高い台湾茶のある至福の時間を、心ゆくまで堪能できる王徳傳。
日本一号店である「誠品生活日本橋店」の魅力に迫ります!
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現在は台北に本店を持つ「王徳傳」ですが、発祥は台南。
今から百年以上前の1862年、創業者の王俺尚が中国大陸の福建省から台湾に渡り、当時の台湾の首都であった台南に茶問屋を構えたのが始まりだそう。
選りすぐりの茶葉を炭火で丁寧に焙煎するという伝統的な技法を大切にしながら、長い時間をかけて技術を磨いてきました。今では台北に6店舗のショップを運営するほか、中国でも上海を中心とした6店舗を展開しています。どの店舗も隅々まで洗練された空間で最高級の香り高い台湾茶葉を扱っており、観光客や地元の人たちを始め、本物志向なファンから愛されているのだそう。
さて、そんな「王徳傳 誠品生活日本橋店」が入居するのは、日本橋のコレド室町テラスの2階。センスの良い選書が光る「誠品書店」を抜けて奥まで進んでいくと、中華風の赤字に墨字の落ち着いた書に出迎えられます。
一歩足を踏み入れると、そこはまるで都会のオアシス。
日々の喧騒を忘れさせてくれる洗練された空間は、ガラス張りで開放感があり、外からの太陽の光が差し込んでとっても気持ち良い……! 台湾茶の香りがほのかに広がっています。
多くの人で賑わうビジネス街でもある日本橋のど真ん中に、こんな落ち着いた空間があったなんて!
高級感の漂う店内には、バーカウンターのような座席からテーブル、一人席まで、多様なスタイルの座席があり、一人でも友人とでもシチュエーションによって使い分けられます。
こちらのティーサロンで提供されるのは、主に台湾茶とお茶菓子のセット。定番メニューである6種類の茶葉と季節限定の2種類、合計8種類の茶葉が常時用意されているのだとか。
テーブルにつくと、まずは店員さんが台湾茶葉の入った硯(すずり)を出してくれました。 硯で提供されるのは、王徳傳のこだわりのひとつ。もともとお茶は文学を嗜む人が多く慣れ親しんだものであることに由来するそう。また硯には香りが集中するので、茶葉の香りを嗅ぐにはぴったりの素材なんですって……!
硯の蓋についた香りを楽しみながら、自分好みの茶葉を選びます。 阿里山烏龍茶や南投紅茶など、定番の人気ラインナップも押さえつつ、定期的に入れ替えられる季節限定の茶葉も。よくよく見てみると、それぞれの茶葉の色や形にも違いがあり、店員さんの丁寧な説明を聞きながら、産地やお茶の個性を知るのも楽しみの一つです。 今回は季節限定商品である「大禹嶺高山ウーロン茶」と、蜂蜜のような自然な甘い香りが特徴の「蜜香紅茶」を選んでみました。
「大禹嶺高山ウーロン茶」といえば、標高2000m超えの超高地の茶畑で生産される希少な茶葉で、台湾の人たちもなかなか口にすることがなく「幻のウーロン茶」とも言われているのだとか。一般的に台湾茶は、産地の標高が高ければ高いほど高級、というイメージがありますが、これは標高が高い山のほうが、昼夜の寒暖差が激しいため、葉がゆっくりと育ち、香りと甘みが凝縮されるため。結果的に年間の生産量も少なく、希少性が高まるんです。
待つこと十数分、茶師の方がじっくりと時間をかけて丁寧に淹れてくれた台湾茶が運ばれてきました!
こちらは季節限定商品である「大禹嶺高山ウーロン茶」。
色や香りを楽しみながら口に含んでみると、驚くほどまろやか。渋みがほとんどなく、優しい香りとすっきりとした甘みで、口の中に余韻が広がります……(じわ〜〜)。
王徳傳の看板メニューといえば阿里山ウーロン茶ですが、ほかにも、梨山、杉林渓など、定番の高山茶のラインナップと飲み比べてみるのも楽しそうです。茶師さんに色々と話を伺ったところ、梨山は、その名のとおり梨や桃の産地でもあるのでフルーティーな味わい。杉林渓は森や木々の爽やかな味わいが特徴とのことでした。
王徳傳では、ホット/アイスかかわらず、台湾茶を注文するとセットでお茶菓子がついてくるのですが、こちらもとっても豪華で驚き……! 日本と台湾の各地から取り寄せたお茶菓子が 3〜4種の盛り合わせになっています。
台湾茶と日本のお茶菓子のコラボレーションが楽しめるのも、日本ならではですよね!
味や食感もそれぞれに違うので、甘いもの、しょっぱいもの、さまざまな味わいが台湾茶の美味しさを引き出してくれます。なんと週替わりで提供しているそうで、訪れるたびに違う味わいや台湾茶との相性を楽しむことができるんです。
そして続いては、自然な甘みで人気を集める「蜜香紅茶」。
台湾茶といえばウーロン茶のイメージが強いですが、フルーティーで渋みが少ない台湾産の紅茶もおすすめ。蜂蜜と柑橘類の甘い香りは「ウンカ」と呼ばれる小さな昆虫が吸食した若芽を使うことで生まれるものなんですって!
しっかりとした飲み応えながら、やわらかくなめらかな味わいがとっても美味しい……!
ちなみに、ホットの工夫茶は、一煎目のお茶を飲み終えたら、お湯のおかわりが一度までできます。たっぷり二煎目まで楽しむことができるので、意外とコスパが良いんですよ〜◎
商品には、それぞれのお茶の説明が書かれたカードがついてくるので、茶葉に関する説明を読みながらじっくり味わうことができます。お友達と別のお茶を注文して、飲み比べを楽しむのもおすすめです♪
伝統を大事にしながらもユニークなメニューを色々と開発しているところも「王徳傳」のこだわりで、こちらのサロンでは、ホット/アイスの台湾茶のほか、雲南紅茶などを使用したラテや、フレッシュなパイナップルとブレンドしたフルーツティー、さらに台湾茶と日本の梅酒や日本酒などをあわせたウーロンカクテルなどのメニューもいただけます。
そんな中、特にこれからの夏の暑い時期におすすめしたいのが、ひんやり冷たく爽やかなフレッシュティー!
というわけで、アイスの阿里山高山ウーロン茶(フレッシュティー)を注文してみました。高級感溢れるワイングラスにたっぷり注がれて提供されるので、見た目も爽やか〜! 茶壺と違って、台湾茶の美しい色合いも楽しめるのも特別感があります。
ゴクッと飲める、冷たく爽やかな台湾茶はスッキリと清涼感があり、香りと甘みが際立ちます。注文が入ってから茶葉を擦ることで、香りが長持ちするんですって!
驚くべきは、美しいお茶の上にたっぷりと載った泡! 2時間経っても消えないほどきめ細かくしっかりとしていて、台湾茶の自然な甘み&ふわふわの口当たりを引き立ててくれます。
一体どうやって作っているの!? と思ったのですが、その製法は企業秘密とのこと。ただ、新鮮な茶葉を使わないとこんなに美しい泡はできないそうで、まさにこのサロンでしか体験できない推し! メニューのひとつです。 ぜひぜひ、一度試してみてくださいね♡
もちろんティーサロンの利用にかかわらず、併設のショップは見逃せません……!
こちらのショップでは、王徳傳のこだわりの茶葉が、50種類以上販売されています。
高級感のある缶に入った茶葉や、手軽に淹れられるティーバッグタイプなど、多様なシチュエーションに対応できる商品ラインナップで、特別な贈り物やプチギフトにもぴったり。
個人的におすすめなのは、王徳傳の名物としてよく知られる、無漂白の天然コットンを使用したティーバッグ。こちらは一つひとつ台湾の職人さんの手作業で作られているもので、ナチュラルで温かみのあるビジュアルが贈り物にぴったり。サステナビリティに配慮していて、環境にやさしいのも嬉しいですよね。
もちろん見た目だけではなく、天然コットンを使用することで、茶葉本来の香りと味がクリアに楽しめるのだとか。
また今回取材を通して初めて知ったのですが、王徳傳は商品へのこだわりとして「トレーサビリティ」を全商品に導入しています。これは商品の生産履歴を検索できるもので、各商品のパッケージの裏側に載っているQRコードをスマホで読み込み(または製品に記載されているロット番号を公式サイトで入力)すると、産地や製造時期、保存期限、さらにSGS検査の結果資料まで見ることができるんです!
台湾で検査した結果はもちろん、日本に輸入後の検査結果まで記録されており、管理の徹底ぶりに驚かされます。商品の品質や安全性にこだわっていることが目に見えるので、安心して購入できますよね。
もちろん、なかなか東京や台湾の店舗まで来れないという方や、まずは少量で試してみたいという方は、オンラインショップもあるのでぜひチェックしてみてください。誰でも手軽に、おうちで台湾の風を感じることができますよ〜!
◆ 台湾茶専門店【王徳傳茶荘(オウトクデン)】公式オンラインショップ
以上、いかがでしたか?
今回は喫茶としての利用を中心にご紹介させていただきましたが、こちらの店舗では、熟練の技を持つプロの茶師を招いた「台湾茶会」や、実際に試飲をしながら、茶器の使い方や台湾茶の淹れ方を学ぶことができる「茶講座」なども開催されています。
台湾茶ビギナーからマニアまで、幅広く楽しめるイベントが用意されているので、興味のある方は是非公式のSNSなどの情報をチェックをしてみてください!
日本の人たちに、台湾茶の魅力を余すことなく知ってもらいたい! という想いが溢れる「王徳傳 誠品生活日本橋店」。 大人の隠れ家のような素敵な空間で、ほっとひと息ついてみませんか? 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
王徳傳(ワンダーチュアン) 誠品生活日本橋店
東京都中央区日本橋室町3丁目2-1 COREDO室町テラス 2F Wang De Chuan
営業時間:平日 11:00〜20:00、土日祝 10:00〜20:00
定休日:不定休(COREDO室町テラスに準ずる)
公式サイト:https://www.dechuantea.com/jp/index.php
オンラインショップ:https://shop.dechuantea.co.jp/
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