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こんなにオシャレなサウンドがあったなんて!今をときめく3ピースバンド“宇宙人”

2016.10.1

台湾の魅力は旅だけにあらず!今回は、まだまだ知られていない“C-POP”の世界や、台湾発のイチオシアーティストについてご紹介します。“音楽はコトバの壁を超える”と言われるように、中国語ができなくても全く問題なし!さぁ、私と一緒に新しいトビラを開けましょ~!

こんにちは。キュレーターのROMYです。

みなさん、「C-POP」という音楽ジャンルがあることをご存じですか?TVドラマから台湾に興味を持たれた方には、主題歌などでわりとお馴染みかもしれませんが、旅行で訪れるだけではなかなか触れる機会がないかもしれません。

そこで今回は、現地のフェスに参加するためだけに台湾に行ってしまうくらいC-POPを愛してやまない私ROMYが、今イチオシのアーティストとともに、その魅力的な世界をご紹介します!

こんなにオシャレなサウンドがあったなんて!今をときめく3ピースバンド“宇宙人”

そもそもC-POPとは?

日本でも一世を風靡した韓国の「K-POP」なら知ってるし、なんなら好きなアーティストのライブにも行ったことがある!という方も少なくないと思います。実は「C-POP」というのはその中華圏版で、“Chinese Pop”の略なんです。中国大陸(北京語)や香港(広東語)など、中華圏の楽曲をひっくるめたジャンルですが、なんといってもC-POPのメインは台湾!実はシンガポールやマレーシアからも、わざわざ台湾にわたって歌手デビューをするアーティストが結構いるんですよ~!

ここでちょっと思い出話を。私が初めてC-POPに触れたのは、まだ大学生だった頃。北京に留学していた先輩が、これオススメだよーと何気なく貸してくれたのが、“甜蜜教主”(スイート教祖)と呼ばれ人気を博していた王心凌(シンディー・ワン)のCDでした。当時まだ台湾に出会ってすらいなかった私は、「え、中国のCD?絶対一昔前のイケてないやつでしょ・・」と正直なめていたのですが(真的抱歉!)、聴いてビックリ!さらに付属のDVDでMVを見てもっとビックリ!「な、なにこれ予想外に可愛い~~!!!というか、言葉が違うだけでJ-POPと全然変わらない~~!!!」と、かなりの衝撃を受けたことを覚えてます。(ちなみに王心凌の「這就是愛」という曲のMVには、若かりし頃のディーン・フジオカが出てるんですよー!気になる方はチェックしてみてください♪)

そんなこんなで、そこから色々なアーティストの曲を聴くようになり、彼らの多くが中国大陸ではなく台湾出身だということも知り、台湾マニアへの道をずんずんと突き進んでいった私が常々思うこと。それは、“単にどんなものか知らないだけで、一度聴いたらC-POPイイネ!と思う日本人はたくさんいるはず!”ということ。中でもまず聴いていただきたいのが、男女問わず間違いなくオススメできる3ピースバンド、“宇宙人”(yǔ zhòu rén)です!

全てがハイセンス!宇宙人[COSMOS PEOPLE]

z322031312 出展: www.cdjournal.com

まずは基本情報から。

宇宙人(うちゅうじん、中国語:宇宙人、英語:Cosmos People)は、台湾のバンドであり、高校の同級生だった小玉と阿奎によって2004年に結成し、2009にCDデビュー。幾度かのメンバー・チェンジを経て、現在は方Qを加えて3人組となっている。USのSXSW2013、日本のサマーソニック2014にも出演を果たすなど、その実力と注目度は台湾を飛び越えて急上昇中。 *引用元:wikipedia

ボーカル&キーボードの「小玉(シャオユー/xiǎo yù)」、ギターの「阿奎(アークェ/ā kuí)」、ベースの「方Q(ファンキュー/fāng Q)」から成るバンドで、とにかくJAZZYでダンサブルな心地よいサウンドが特徴!なんとサマーソニックにも出演していて、同年8月には日本デビューも果たし、東京や大阪を中心に何度か来日ライブを行っているんですよ。

また「宇宙人」という不思議なバンド名は、実は日本と深い関係があるのです。ちょうどアテネ五輪が開催されていた時に大阪旅行をしていたボーカルの小玉。たまたまホテルのテレビでドミニカの陸上選手が独創的なステップを踏む姿を見て、「なんだこれカッコイイ!宇宙的だ!」とインスピレーションを得たそう。また英語名の「COSMOS PEOPLE」は、大阪南港エリアにある「コスモスクエア」が由来になったとのこと!わお~。

そんな日本とのつながりも深い彼らの、オススメ曲をいくつかご紹介しますね!
楽曲はもちろんのこと、MVも彼ら自身もオシャレなんですよ~。それではドウゾ!


★那你呢/And You?
→軽快な口笛から始まる印象的なナンバー。
MVには東京で撮影した映像も使われています。
(あとCOTTON USAのPRソングなので、ちょいちょいコットンも出てきます笑)


★Oh Girl
→浮気症の男の子の気持ちを歌ったコミカルな一曲。
こちらの動画は日本語訳がついているので、中国語が分からなくても大丈夫!


★もっと遠くへ~Move Forward~
→実際にヒマラヤ山脈を登って撮影した、「往前」という曲の日本語バージョン。
メロディーに合わせてうまく日本語歌詞がハマっているし、発音も上手ー!


★幸せな結末
→こちらは大滝詠一の名曲「幸せな結末」の中国語カバーです。
宇宙人らしい素敵なアレンジで、すっかり自分たちのものにしてしまっていますね。


残念ながらMVはないのですが、個人的には「沒感覺」「踢踢他」といったアップテンポナンバーも大好きです。ライブでも盛り上がる曲なので、ぜひチェックしてみてください~!

ちなみにこちらで3rdアルバム「10000 HOURS一萬小時」の全収録曲を視聴できますよ。彼らの幅広いテイストを体感できちゃいます!


まとめ

さてさて、いかがでしたか?思っていた以上にステキだなぁと感じていただけたのではないでしょうか?! もしも“中国語分からないしな~”と敬遠されている方がいるとしたら、私はこう強く言いたいです。“C-POPは洋楽と同じようなもの”だと。 これは個人的な感覚かもしれませんが、洋楽を聴くときって、そこまで歌詞を意識せずに心地よいサウンドとして楽しんでいることが多いのでは? C-POPも、歌詞は分からなくても、いや歌詞が分からないからこそ、ボーカルの声やメロディーラインを純粋に楽しむことができるように思うんです。

また歌詞が耳から入ってこないので、何か作業したりドライブをしたりする時のBGMとしては、J-POPよりも邪魔にならなくてすごく良いなーと思います。 私は家に友達が遊びに来た時に、無音だと寂しいのでナチュラルにC-POPをかけていますが、しばらくすると「よくよく聴いたらこれ中国語じゃん!」という ツッコミが入りつつも、「でもなんかイイ曲だね♡」とだいたいの子が言ってくれます(笑)

まだまだ素敵なアーティストがたくさんいるので、ここでもご紹介していければと思いますが、 ぜひYouTubeなどで検索していただき、一つでも二つでもお気に入りを見つけていただけたらとっても嬉しいです♪ そしてC-POP好きの輪が広がり、今後もっともっと来日するアーティストが増えることを願っています!

★宇宙人 Facebookページ
https://www.facebook.com/cosmospeople.japan

★CDの購入やライブ出演情報など、詳しくはこちら
http://spaceshowermusic.com/lb/artist/11011691/

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