2017.5.1
台北駅から電車で30分ほどでアクセスできる、100軒ほどの陶磁器の店がひしめく陶磁器の街「鶯歌」。茶器やお皿、箸置きなどの安くて可愛いアイテムはもちろん、他ではなかなかできない陶芸体験もできちゃうんです!お薦めのお土産&お店と、あわせて行きたい観光スポットをご紹介します♪
こんにちは!キュレーターのりょうです。
突然ですが、台湾随一の陶器の街「鶯歌陶瓷老街」をご存知ですか?
100軒ほどの陶磁器の店がひしめく「鶯歌(イングァ/yīng gē)」というエリアは、台北駅(台北車站)から電車で30分の観光スポット。
古くから陶器の町として知られていて、とっておきの茶器を探しに行くにも、安くて可愛いお皿を買いに行くにも、大切な人へのお土産を買いに行くにも、ぶらぶらウィンドウショッピングを楽しむにも、(私のように)ただただ陶磁器に囲まれて癒されに行くにもおすすめの人気エリアです。
沢山の陶磁器屋さんが軒を連ねる「鶯歌陶瓷老街」の一帯は、台湾鉄道の鶯歌駅から徒歩10分程度。もちろん陶磁器を販売するお店のほかにも、ちょっとした台湾グルメ・小吃を売っている屋台もたくさんあるので、食べ歩きを楽しみながら散策することもできるんです。
というわけで今回は、私が全力で推したい「鶯歌」の魅力をご紹介したいと思います!
台北駅からは、台湾鉄道(台鐵)を使えば、31~37元(約115~140円程度)でアクセスできます♪
台鐵の改札を入り、3番線(「3A」または「3B」のプラットフォーム)から、「新竹」「苗栗」「潮州」「斗六」などに向かう電車に乗ります(基隆行きや、九份方面・瑞芳行きなどは反対方向の電車になりますので、注意してくださいね)!
鶯歌は台北駅から6つ目の駅で、所要時間は30分程度。鶯歌に停車する電車は、平日休日を問わず15~20分おきに出ているので、当日突然思い立って行くのもアリですよ!
さて、そんな魅力的な鶯歌ですが、店の数がとにかく多いので「どこで買ったら良いのかわからない!」と不安に思われる方も多いはず。
というわけでここからは、鶯歌でまず押さえておきたいお店を、私が実際に購入したおすすめのアイテムとともにご紹介します。ぜひ!お土産選びの参考にしてくださいね♪
華やかなデザインでおなじみの「客家花布柄」。
こちらの柄の布を使ったバッグや小物入れなどは、台湾中のお土産屋さんでもよく見かけるのですが、このレンゲタイプのスプーンは珍しいので、ぜひ鶯歌に来たらチェックしていただきたいのです!
ひとつ50元(約170円程度)でこの可愛さ、とってもお得!
茶器などのようにセット買いする必要がない上、お値段もお手頃。そしてなんといってもかさばらないので、ばらまき土産にもぴったり!
こちらは「子士小舗(ツーシーシャオプー/zǐshìxiǎopù)」というお店で見つけたのですが、赤・ピンク・黄色・紫・青緑の全5色がある中から、私はピンク以外の四色をひとつずつ購入。色とりどりでとっても綺麗!
私が調べた限りでは、このタイプのスプーンを常に取り扱っているのは、このお店だけでした(2017年4月現在)。
出典:http://4travel.jp/travelogue/10768380
小さなお店ですが、女子の心をぐっと掴む、可愛い茶器や食器が厳選して取り揃えられているのが特徴。自信を持っておすすめしたい一軒です!
ちなみに客家花布柄の陶器は、大きさや形のバリエーションもかなり豊富にあります。スプーン以外にも、ぜひお気に入りのアイテムを探してみてくださいね。
続いてご紹介するのは、茶器やマグカップ・お皿などの陶器から、箸置きなどの小物まで取り揃えていて、さらに陶芸体験もできちゃう!観光客にとっても嬉しいお店「古早窯(グゥザオヤオ/gǔzǎoyáo)」。
出典:http://www.ipeen.com.tw/comment/713210
さて、こちらのお店の目玉商品といえば、ひとつ30元(約100円程度)とリーズナブルな箸置きたち!日本ではなかなか出会えないようなモチーフも沢山!種類も豊富で色とりどり。
見ているだけで楽しくて、ついつい目移りしてしまいます。
今回私は、特にユニークなモチーフの箸置きを購入してみました。
一番左の横たわるカエルなんて、なんともゆるくて、ちょっとシュール(笑)。
こちらの箸置きシリーズも、お手頃価格である上に場所を取らないので、ばらまき土産にもおすすめ。このお店で体験できる「陶芸体験」についても、このあとご紹介します♪
さて。台湾土産といえば、台湾茶!
帰国後も、旅の途中で見つけたお気に入りの茶器でお茶を楽しめたなら、言うことなしですよね。「茶器を買いたいから!」という理由で鶯歌を訪れる方も多いはず。
茶器は基本的にこのエリアのどのお店にも置かれているので、一軒一軒見て回りましたが、(優柔不断な私は…)最終的に、茶器とカップの種類が多く、見比べやすい「陶美堂(タオメイタン/táoměitáng)」というお店にて購入しました。
今回、私が自分用に購入した茶器がこちら。
茶壺が350元(約1,300円程度)で湯呑が50元(約170円程度)です。
自分専用の茶器でお茶を飲むなんて、ワクワクしてしまいます!
鶯歌陶瓷老街の各店舗で様々な柄、そしてお値段もお手頃なものから高価なものまで、幅広い茶器が販売されているので、ぜひじっくり選んでみてくださいね♪
最後に、こちらは陶器ではないのですが、台湾製の工芸品を売っている「鶯歌光點(イングァグァンディエン/yīnggēguāngdiǎn)」をご紹介します。
ここで出会ったのが、ひとつ50元の台湾形のくし。台湾の形をモチーフにしたグッズって、ついつい欲しくなってしまうんですよね…!
こちらのくしは、サイズ感や木の手触りも良く、使い心地も抜群です。
このくしを販売しているテナントが入っている「鶯歌光點」は、2015年に鶯歌にオープンした新しい観光スポット!
三階建ての建物の中に、陶器・工芸品・絵画・水晶・土産品などを販売するお店が集まっています。
1階入り口前にはドリンクスタンド、そして3階には頂呱呱(チェーンのファストフード店、フライドチキンが有名)などの飲食店もありますし、店内のところどころに椅子も設置されているので、散策に疲れたら是非こちらへ。
ばっちりトイレ休憩にも使えちゃいますよ!
さてここからは、先ほどご紹介した「古早窯」にて体験できる陶芸体験についてご紹介!このお店では、たったの250元(850円程度)で、自分の好きな形、好きな絵や文字入り、好きな色の、オリジナルの陶器を作ることができるんです。
こちらの陶芸体験で作った陶器は、21営業日後に焼き上がります。体験料金の250元に、+620元で日本への発送もしてくれるそう。同じ住所であれば、同額の送料でまとめて送ってもらえるので、お友達と一緒に体験して誰かひとりの住所に発送を依頼すれば、一人あたりの送料も安く済みそうです。
ちなみに、お皿やマグカップ以外にも、当日受け取り可能な陶器の置物を作ることもできます♪こちらは150元(560円程度)。
というわけで、今回は私も早速体験してみました!
ろくろを回して好きな形にしたあとに、文字や絵を竹ひごで書き入れます。このろくろを回す作業が意外と難しい…!
二回ほど失敗してしまったのですが、お店の方が優しく教えてくれるので、初めてでも安心でした。またエプロンも無料で貸してくれるので、特別な用意をしていく必要はありません。
焼きあがる前の作品はこちら・・・ じゃん!
食べ終わったあとに「吃飽了?(おなかいっぱいになった?)」という文字が見えるようなデザインにしてみました。私の作品も現在焼き上げてもらっているところ。出来上がりが楽しみです!
皆さんも鶯歌旅の記念に是非挑戦してみてはいかがでしょうか♪
さらに、この陶器の町には、ほかの場所では出会えない赤レンガの外観が特徴的なスターバックスも。コンセントやWi-Fiを完備しているので、観光客にも安心です。
鶯歌は台北市内の主要観光地に比べて充電・Wi-Fiスポットが少ないので、困ったらスタバに駆け込むべし!
ドリンクを頼んで二階に上がると、陶器のディスプレイがあったりと見どころたっぷり。ちなみに陶器の柄は、すべてコーヒーにちなんだものになっています。
またこちらでは、鶯歌の地名入りスターバックスカードも販売されています。
実は、地名が入ったスターバックスカードは台湾ではとってもレア!
カード自体は100元で、好きな金額をチャージして使うことができます(チャージせずに記念に持ち帰ってもOK)。
また、陶器で出来た「陶瓷老街」の看板も、鶯歌へ来たらハズせない撮影スポットです。
以上、いかがでしたでしたか?今回は、可愛い陶器に囲まれて一日を過ごせる、私が今台湾でいちばん大好きな街を紹介させていただきました(笑)!
営業時間はお店によって異なるものの、平均的には10~19時といったところ。また、火曜日は閉まっているお店が多いようです。人が少ないので歩きやすいのですが、鶯歌が初めて!という方は、火曜日以外に行くのがおすすめです!
台北からあっという間に行けてしまう、陶磁器の街「鶯歌」。
陶磁器や料理やお茶が好きな方はもちろん、台北市内に飽きてきたという方や、安くて可愛いものが大好き!という方も、ぜひ一度は足を運んでみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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