2016.8.18
年々すさまじい進化を遂げる、台湾のゲストハウス(青年旅舎)事情。今回は台北で女性にも人気のスタイリッシュなホステル「ブティシティカプセルイン(璞邸旅店/BoutiCityCapsuleInn)」に泊まってきました。長期滞在にも嬉しい、朝食付きで一泊約2,000円。想像以上に快適だったホステル滞在をレポートします!
ここ最近、「台湾のゲストハウス事情がすごい!」という噂を耳にしました。AirbnbやBooking.comなどがメジャーになったおかげで、旅行代理店でホテルを予約するよりも、気軽なゲストハウス(青年旅舎)を直接予約する人が増えているもよう。日本や韓国・香港などから女性の一人旅も増えている台湾では、スタイリッシュで快適に過ごせる格安ホステルの競争が激化しています。
そんなわけで今回は、私が自信を持ってオススメする!女性も安心のホステル「ブティ・シティ・カプセルイン(璞邸旅店)」をご紹介します。ホステルって、カプセルホテルとどう違うの?利便性や清潔感など、実際の使い心地はどう?など、実際に泊まってきた私がレポートします。
今回ご紹介する「ブティ・シティ・カプセルイン(璞邸旅店)」は、台北駅から徒歩7分ほどの場所にあります。
抜群のアクセスなのでスーツケースをごろごろしていっても全くストレス無し!
ガラス張りの入り口にイエローを基調とした外観もなんだかスタイリッシュ。過去に宿泊した旅行客たちのチェキが飾られています。日本人も多そう!とほっと一安心。
今回私が予約したのは、最も安いドミトリールーム(女性用)。
Agodaでタイムセールなどもあり、最安値を探すと、一泊655元(約2,000円)!
集合部屋とはいえ、こちら朝食付きのお値段です。台北には5泊する予定だったので、トータル6日間の滞在で約1万円ほど!これは激安です。
ちなみにお隣は、24時間営業のマッサージ屋さん!お風呂あがりにマッサージに来て、そのまま部屋に帰って眠るということもできちゃいますね(実際2日ぐらい行っちゃいました(笑))。
またホステルの隣にはセブンイレブン、近所には人気のドリンクスタンドや珈琲屋さんも。
その他、有名な胡椒餅のお店やご飯屋さんなども多く、深夜でも明るめ。食べることにはまず困りません。
チェックインは15時ですが、24時間荷物の預け入れはOK。私が到着したのはチェックイン日のAM10時頃だったので、先に荷物を預けるために受付へ。とってもフレンドリーで若いスタッフたち!気軽に色々と話しかけてくれました。日本人の旅行客も多いらしく、日本語が話せるスタッフもいるそうです。
吹き抜けのラウンジの雰囲気も開放感があっていい感じ。ガラス張り・吹き抜けと光がしっかり差し込む構造なので、全体的に明るい印象。無料で飲めるコーヒーや紅茶、日本語のガイドなんかも少し置いてありました。宿泊者はここで自由に過ごせるようです。
吹き抜けの2階にも自由に使えるスペースがありました。が!この不思議な形の椅子、めちゃくちゃ硬くて座っていられなかった(涙)。読書灯はありましたが、外からかなり丸見え(!)でもあり、滞在中、ここのスペースを使っている人は見かけませんでした。スタイリッシュさだけを追求した結果ですな。(笑)
カードキーをもらって案内されたのは、10人部屋。ホステルのイメージって、ただ二段ベッドが置かれたような場所を想像していたのですが、実際は秘密基地みたい!
シングルよりもちょっと大きめ、セミダブルぐらいのサイズのベッドが置かれたスペースに分かれています。各スペースにはダウンライトと読書灯・コンセント2口、ハンガーなど掛けられるフックが付いていました。各スペースはロールカーテンでカバーできるので、もちろん外から見えることもありません。
部屋にはスーツケースもすっぽり入るぐらいの大きなロッカーも一人一つずつ完備!安心して荷物を置くことができます。部屋・ロッカーともに同じカードキーで施錠できるので、セキュリティ面も安心。部屋にはいると、人の動きを察知して自動でダウンライトが灯ったりと、細やかなところが嬉しい。
室内は「食事禁止・おしゃべり禁止」としっかり徹底されていたので、宿泊者のマナーも良く、静かで快適でした。宿泊していたのは、香港人・日本人・台湾人などなど。宿泊者同士のおしゃべりも基本的にはありません。
さすがにベッドのスペースの天井は低いので、私は移動しようとして何回か頭をぶつけました(笑)。就寝時は、念のためパスポートや財布など入れたバッグを枕元に置いて眠ってました。
トイレに行くときやシャワーを浴びるとき、ラウンジに行くときなどは、常に貴重品は持ち歩いたり、都度、ロッカーに入れたりしていましたが、そこまで神経質にならなくても良いのかも?というぐらい、同じ部屋の人たちは普通にベッドにものを置いたままシャワーに行ったりしてましたね。
驚いたのが、このホステルでは、清潔なバスタオルも毎日支給されること!アメニティは用意されていないホステルが多い中、このサービスは超嬉しい!しかもこの毎日交換だなんて!部屋の外には不要なバスタオルを回収できるボックスもあったので、おそらくお願いすれば、追加のバスタオルももらえるのかも?
バスタオルって何かとかさばるし、洗濯できないと困るのでめちゃくちゃ助かるんですよね。ほかにも、各自に用意されたロッカーを開けると、スリッパ・歯ブラシが用意されていました。これもポイント高い!
今回は10人部屋ですが、2人部屋や4人部屋もあるので、グループでの旅行ではホテルに泊まるよりもこちらで同じ部屋に泊まってしまう方が良いかもしれません。台湾の通常のホテルって、たとえ通常クラスのホテルに泊まっても、建物自体が年季が入っていたり、電源が少なかったり、スタイリッシュなデザインの施設とは程遠かったりしますから…。
シャワールームやトイレは各階で共同。よく見かけるジムのシャワールームのように、大きなスペースを壁で仕切っていくつもシャワーを設置しているのではなく、一つ一つのシャワールームが個室に分かれています。
一つの階につき、大体5つぐらいのシャワールームがありました。個室なので、誰かがすぐとなりでシャワーを浴びているということもありません。(めちゃ細かいのですが、私は隣の人が浴びた汚水が足元に流れてくるのはちょっと嫌…)誰かが使ったすぐあとは、どうしても床が濡れていたりということはありましたが、基本的にホステルの中はビーチサンダルを履いて移動していたので(どんなときもあると便利なビーサン!)、あまり気にならなかったです。
それぞれの個室には、シャワーだけではなく、トイレと、広い洗面台もあるので、メイクやセットしている姿も誰かに見られることなく個室でゆっくりできました。なので、大きなシャワールームがあるというよりは、個室の洗面所を皆が自由に使えるイメージですね。
どうしてもピークの時間帯(夜の21~24時頃)は混雑して埋まっていることがありましたが、鍵さえ空いていればいつでも使ってOK。混雑時、私が並ぼうとしていたら「他の階のシャワールームも使えるよ」と優しい韓国人の女の子が教えてくれました。どうやら自分が宿泊している階以外のシャワールームも、空いていれば使っても問題ないみたいです。そんなわけで、結局一度も並んだりすることなく、スムーズに使えました。
台湾では何度も衝撃を受けたことがありますが(笑)、水回りが綺麗だと、本当に安心します…。シャワールームには、シャンプーとボディソープも完備。ちょっとしたデザインもとても可愛いです。
共用スペースにある別の洗面台には、パナソニック製のドライヤーも2つ用意されていました(洗面台やシャワールームにコンセントもあるので持参でもOK)。また今回は使いませんでしたが、1階の共用スペースには、有料のコインランドリー(洗濯機・乾燥機)も完備していました。粉洗剤が自販機で売っていますが、日本から粉洗剤をちょっぴり持参しておくと、かなり役立ちそうです。
一泊約2,000円・朝食付きというと、どんなクオリティ?と気になりますが、一階の共用スペースには、毎朝美味しそうなサンドイッチや食パン(トースター有り)、ジャム、オレンジジュースや豆漿などが、自由に食べ飲みできる形で用意されていました。私はいつも外に食べに行くので実際にここで食事はしていないのですが、見た感じはなかなかのクオリティでした。ちなみに朝ごはんは「外帶(テイクアウト)」も可能。ちょっとお出かけのときに持って行くのも便利です。
また共用スペースでもあるキッチンには、台湾では一家に一台あることでお馴染みの「大同電鍋」もばっちり置いてました。他にも冷蔵庫や電子レンジ、コーヒーメーカーなどは自由に使えます。お茶のティーバッグや冷水機なんかも完備。
以前、「あしたはもっと遠くへいこう」の前原さんもレポートされていましたが、BoutiCityCapsuleInnから「國光客運」の長距離バスロータリーは、歩いて5分ほど!桃園空港行きのバスも出ているので、帰国前日に宿泊するというのは、かなりアリです!
女性に大人気の「ブティシティカプセルイン」滞在記、いかがでしたか?
台湾にはもちろん高級なところから激安なところまで、多様なホテルがありますが、値段重視な方や、ホテルは寝るだけでOKという方にとっては、ゲストハウスでは絶対におすすめ。十分に快適なステイができるかと思います。ドミトリールームだとカーテンで仕切られた空間で目覚めることになるので、明るい朝日を浴びて目が覚める.. ということはできないですが、それもすぐに慣れます(笑)。
今回、私は5日間宿泊したのですが、ラウンジで仕事をしたり、テイクアウトしたご飯を食べたりと、あまり周りの目を気にせずゆったり過ごせるのはかなり良かったです(さすがに部屋の中は静かすぎて、パソコンのタイプ音も気になるぐらいだったので…)。
BGMも、洋楽のヒットチャートが流れている日もあれば、C-POPの日もあり、はたまたK-POPやJ-POPの日もありました。またラウンジ含めて、至るところに電源コンセントがあるのもありがたい… Wifiも速くて超快適でした。
ところで、私は初日の夜、ラウンジで作業していたら、隣に初めて台湾に来たらしい大学生グループがいたもので、つい買ってきたイェンスージーをシェアしたり、おすすめの店を教えてあげたりと、お節介心を炸裂させておりました。お礼に台湾ビールを買ってきてくれたり楽しかったなあ。私は同じ部屋に海外からの一人旅女子たちが沢山いたことが、なんとなく頼もしくも感じたこともあったし、コミュニケーションがあるのはやっぱり良いなあ。
また受付には、日本語が少しだけ話せるスタッフ(台湾人)もいました。今日は何したの?台湾に友達はいる?などと何度も親切に声をかけてくれたり、ホテル宿泊ではなかなか無い交流も、こうしたホステルならではですよね。
実はこのあと、台北にある別の人気ホステルに泊まりましたが、ここに比べると、どうしても全体的な雰囲気やセキュリティ面など、気になるところが…
抜群のアクセスの良さ含め、この値段でこのクオリティは台湾一人旅の味方!と、えらく気に入ったので、今後もここを利用すること間違いなしです。
ちなみに今回私は、まあギリギリでいっか〜とのんびりしていたら、さすがに一週間前だと人気の10人部屋は満室!でした。予約キャンセルもギリギリまで無料でできるので、早めの予約がオススメですよ!。
最安値保証のAgodaからの予約はここからできます。
今度台北に行く機会のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
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