2019.5.9
台北からのアクセスも良く、年中お天気も安定していて過ごしやすい台中。
日本人建築家の伊東豊雄氏がデザインしたオペラハウスである台中國家歌劇院や、一面にカラフルな壁画が広がる彩虹眷村があることで多くの観光客が訪れるようになりました。
さらに近年では、多くのアートが集まったスポット・審計新村やおしゃれなリノベカフェが集まる緑光計画範特喜文創聚落など…。台中は年々、広々とした土地を活かしたアートの街としても知られるようになっています。
そんな台中でせっかく一晩過ごすなら、是非こだわり溢れる個人経営のデザイナーズホテルを選んで欲しいもの。今回は、読者の皆さんに心からおすすめしたい宿泊施設「李何 LH Coffee House」をご紹介します。古い家屋をリノベーションした限定3室のお部屋は、オーナーの愛とこだわりが詰まっていますよ。
台中市の中心部・台灣大道を路地裏に一歩入ったところに見えるのが、今回ご紹介するホテル「李何 LH Coffee House」。昔ながらの建物が並ぶ中でひときわ目立つ美しいガラス張りの建物と、灰色のシンプルな看板が目印です。
ホテルを予約する際に、LINEのアカウントを教えてくれるのでチェックインまでの連絡などはLINEを使ってやり取りできます。スタッフの方は常にこちらにいるわけではないので、予定していた時刻に遅れる場合は必ず事前に連絡を。
扉を開けて入ってみると、心地よい音楽が流れる空間に、挽きたてのコーヒーの香り。こちらの1〜2階部分はカフェとしても週末だけ営業しています。週末に限り、宿泊せずにカフェだけ利用するのもOKとのこと。
黄色と灰色を基調とした空間は温かみがあり、ガラスの窓からは太陽の光がたっぷり差し込みます。
太陽をイメージした壁画もとっても可愛い!
リノベーション施設なので、床材など台湾の昔ながらの面影もありつつも、外国製のインテリアが多く洗練されたデザイン。どこを切り取っても素敵!お部屋への期待が高まります。
3階建ての建物ですが、エレベーターは無いので荷物などは頑張って持ち上げてくださいね。
2階には、カフェ利用のためのテーブルと、宿泊者共用のウォーターサーバー、冷蔵庫などもありました。
外国製のインテリアにこだわったお部屋はモダンな雰囲気でありながらも、とても過ごしやすいのがポイント。今回宿泊した4人部屋は、広々とした空間には、テンピュール社のクイーンサイズのベッドが2台(お子様連れならベビーベッドなどの用意も)。壁いっぱいに描かれた北欧風の壁画が明るい気持ちにさせてくれます。
さらにお部屋には、ゆったり寛げるソファとミニテーブル、ちょっとした作業ができるテーブルと椅子も。天井の電気はフランス製のものなのだとか。おしゃれ〜!
さらにお部屋の両脇にはテラスがあり、可愛い竹籠のブランコがありました。このブランコに乗ってゆらゆら爽やかな風に揺られるなんて、、考えただけでテンションが上がる〜!
緑がいっぱいの台中なので、テラスから見える風景もとても優雅。大通りの一歩路地に入ったところにあるので、市内の喧騒から少し離れているのも嬉しい!
トイレやシャワーなどの水回りも言うことなし。床材はすべて珪藻土が使われていて清潔感があり、旅の疲れを癒やしてくれる大きなバスタブもあります。今回宿泊した際は1歳半の子供連れだったので、ベビー用のバスタブも用意してくれていました。
シャワー設備はドイツ製のデザイン性の高いものを使っているのだそう。温度や水圧も完璧でした!ドライヤー、使い捨てスリッパ、タオル、シャンプーやボディソープなど最低限のアメニティも用意してくれています。
大きな鏡のある洗面台には、使い捨ての歯ブラシもあり。
さらにトイレは、安心のウォシュレット付き。お部屋を案内してくれたオーナーも「日本製のTOTOのトイレなら間違いないでしょ!」と笑っていました。
ガラス張りのトイレは日本人的には緊張しますが、洗面室全体についている鍵を利用してくださいね。
テンピュールのベッドで心地よく目覚めたら、お楽しみの朝食♪ 一階のカフェに降りるとオーナーたちが「早安♪」と明るく笑顔で迎えてくれます。
この日の朝食は、手作りの食パンを使ったオープンサンド。目玉焼きとパンの間にもお手製のホワイトソースがたっぷりで、美味しい〜!
さらに子供用に大人とは別の特別メニューを用意してくれていました…!これには感動…!♡
もちろん欠かせないのは、美味しいコーヒー。
オーナーこだわりの挽きたての珈琲豆を使って、ラテやカプチーノなど、自慢のドリンクをその場で用意してくれます。空間いっぱいに充満する珈琲の香りがとっても心地良くて、ついつい長居したくなってしまう…。
この民宿の温かく心地よい雰囲気を作り出してくれているのが、この民宿を営むオーナーご夫妻のAdamとNina、そして一歳半になる息子さん。いつかカフェを開きたいという夢があったAdamと、観光を学ぶために留学をしたNinaがイギリスで出会ったのがすべての始まりだったそう。
(写真の左から)オーナーであるAdamとNina、スタッフのLily
「彼女の名字は李、僕の名前は何、だからカフェには二人の名前をあわせて “李何” という名前をつけたんだ」と話してくれたAdam。
「李何(lǐhé)」という漢字は、ギフトという意味を持つ「禮盒」と同じ発音でもあり、さらに台湾語の你好の意味を持つ「リーホゥ」という発音にも似ています。 二人の想いが詰まったお店の名前の由来に思わずほっこり。
このホテルの基調となっている「灰色」はAdamのグレーの髪の色から、そして「黄色」はNinaの明るい活発な性格にちなんでいるのだとか!
この民宿にまた訪れたくなるのは、お二人の雰囲気がとても温かく素敵だから。スタッフを含めて全員が自然体で旅行客をもてなす姿を見ていると、きっと皆さんも温かく幸せな気持ちになりますよ。
台中駅からタクシーで約20分ほど。台中はバスが多く走っているので、バスを利用するのもおすすめです。バスの場合は「市政府」の停留所から徒歩約7分ほどとなります。
ホテルの周辺には地元の人で賑わうローカルな食堂やコンビニなどもあります。観光スポットとして有名な「台中國家歌劇院」や「台中科學博物館」などにもタクシーやバスで簡単にアクセスできます。
また夜も、台中で人気の夜市「逢甲夜市」にもタクシーで10分ほどで行くことができるので遊びには困らないはず。スタッフの人に頼めばタクシーを呼んでもらえますが、タクシーを呼ぶのが面倒な場合は、配車アプリのUBERを活用するのがおすすめです。
Howto Taiwanで公開している以下の記事などを参考にしてみてくださいね♪
全部で3室、それぞれに違ったデザインになるので、宿泊人数にあわせて選んでみてくださいね。宿泊者全員に朝食が提供されます。
☆さらにたくさんの写真をチェックしたい方は Dear b&b へ
ダブルベッド1台、シャワールーム、テラスあり
ダブルベッド2台、シャワールーム、テラスあり
ダブルベッド2台、シャワールーム、バスタブ、テラス(2つ)あり
今回ご紹介したお部屋です
・宿泊者全員に朝食がつきます
・人数の追加は一人につき1000元となります
・2歳以下の子供は料金は発生しません(一人まで)
・7日以上の宿泊の場合は連泊割引があります
Dear b&b とは?
Dear b&b は、台湾各地の厳選した民宿を紹介する台湾発のサービスです。 女性の運営メンバーたちが旅行客の視点で「安心・親切・おもてなし」を軸に、施設やオーナー、周辺環境までを細かく評価し、選び抜かれたとっておきの民宿だけを紹介しています。現在はHowtoTaiwanと提携し、日本語での問い合わせに対応しています。
http://dearbnb.com (中国語のみ)
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