2016.12.17
台湾へ遊びに来たら、是非一度はトライしてほしい「龍山寺」でのお参り。地元の人がこよなく愛するスポットで、ローカルな雰囲気やグルメを一気に楽しむなんていうのも、旅行の醍醐味です。台北屈指のパワースポット!お参りの仕方から定番のお土産、周辺のお薦めグルメまでをまとめました。
こんにちは!ゲストキュレーターのりょうです。
現在台北に留学中の私、休みを利用して台湾各地のスポットを沢山回っていますが、お馴染みの観光地では、ふと周りを見渡せば外国人観光客ばかり…ということもよくありますよね。
せっかく台湾に行くなら、もっと台湾の方の明るさやローカルな雰囲気を味わいたい!
そう思われる方に強くおすすめしたいのが「龍山寺」。一年を通して地元の参詣客で賑わう、台湾を代表するパワースポットなんです!
私が龍山寺をおすすめしたい理由はこの3つ。
① 台湾の方に愛される最強パワースポット!
② ここでしか手に入らないキュートなお守りがある!
③ 周辺のグルメも一緒に楽しめる!
MRTの「龍山寺」駅は、台北駅からも2駅と、アクセスも抜群。2泊3日前後の旅程にも盛り込める上、どこか懐かしくて温かい台湾の雰囲気を堪能できます。
ちなみに、三国志の英雄・関羽を商売の神様として祀っている行天宮(MRT行天宮駅)も同じく地元の方に人気がありますが、台北の寺廟が初めての方には、平安・健康・学業・恋愛など、一度に多種多様なパワーをいただける龍山寺がおすすめですよ!
というわけで今回は、旅のついでに運気アップも叶う「龍山寺」と、周辺グルメをご紹介します。
MRT板南線「龍山寺」駅、出口1から徒歩1分程度とアクセスも良好な龍山寺は、清朝時代の1738年に着工した、創建270年余の台北で最も歴史のあるお寺。
生活の中に民間信仰が息づいている台湾では、寺や廟は、現代人の生活にも欠かせないとっても身近なものなんです。
もともと移民社会であった台湾は、多神教の国。龍山寺も本尊は観世音菩薩ですが、仏教や道教、儒教などの宗教と混合した様々な神様が祀られているんです。その数は、「神様の百貨店」とも称されるほど。
中国語では、お参りすることを「拜拜:bàibài(バイバイ)」と呼びます。若者たちも、ことあるごとに学問や恋愛の神様に拜拜しに行くことも多いんだとか。
さらに、ライトアップされる夜の参観もおすすめです。特に、写真を撮るなら、日没後であると一層綺麗に写るはず!情緒あふれる、きらびやかな建築や色彩にも注目してみてくださいね。
龍山寺に祀られている数多くの神様の中で特に注目したいのが、縁結びの神様である月下老人(yuèxiàlǎorén;ユェシアラオレン)。月下老人は老若男女問わず台湾の方にも大人気の神様です。
良縁を引き寄せる神様ですが、現地のガイドさんによれば、今現在恋人がいる人でも、参拝OK。末永く幸せが続くように、月下老人にお願いしてみましょう!
他にも、学問の神様「文昌帝君」も祀られています。台湾の大学生も、大切な試験の前になるとお参りに行くんだとか。学生さんや資格試験などを控えた皆さんは、ぜひ。
台湾人は、お花・ご飯・果物・お菓子・お水などなど様々な供え物をたーくさんしていますが、観光客にはなかなか難しいですよね。
観光客が龍山寺を楽しむためには、まずはこの4ステップだけ覚えておけば大丈夫です!他のお寺などでも共通なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
お線香は、入口をくぐってすぐ右手の売店で購入できます。もちろん、お線香を買わなくても入場できますが、現地の方に交ざってお参りをしたい方は、是非購入してみてはいかがでしょうか。まわりの地元の人たちを見渡すと分かるように、日本と違って、お線香を高く頭の上あたりに両手で持ち、三度拝礼します。
日本と少し違って、名前や住所以外にも生年月日や職業などを心のなかで最初に唱えます。いかに詳しく自分のことを伝えるかがポイント。しっかりとアピールをしないと、神様が聞いてくれないのだとか。
こちらも詳しくお願いごとを伝えるのがマナー。例えば、(生年月日)生まれの(職業など)をしている(名前)さんと○○(恋愛成就など)しますように!など。日本では、お願いごとよりも日頃の感謝を伝えるのがマナーだと言われますが、ここは台湾。郷に入っては郷に従えマインドで、遠慮なくお願いごとを伝えてみましょう。
最後は、お参りで使ったお線香を香炉にお供えして、終了です。
お参り方法についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのリンクがとっても分かりやすいので参考にしてみてくださいね。
[旅々台北] > http://www.tabitabi-taipei.com/youyou/200310/ron/index2.htmlそして、お参りが終わったらぜひゲットしたいのが、龍山寺オリジナルのお守りたち。出口付近には、色合いや形もキュートな数々のお守りや、パワーストーンなんかも販売されていますよ〜!
ご利益のある、台湾らしいお土産を買いたい!という方にはぜひおすすめです。
日本でも見かける一般的なデザインのほか、ハート型など可愛いお守りがたくさん!
50~120元 (180~450円) 程度のものが大半なので、友達や家族へのお土産にもピッタリですよね。売り場には、お守りの御利益について日本語の説明書きもあるので安心です!御利益とデザインから、ご自分にピッタリなものを選んでみてはいかがでしょうか。
台湾といえばもちろん美食。ここ龍山寺エリアにも、美味しい食べ物がたくさん。今回は、その中でもぜひトライして欲しい3つのお店を紹介します。
■福州元祖胡椒餅
龍山寺エリアで、地元客からも観光客からも最も人気のある小吃といえば、福州元祖胡椒餅。台湾B級グルメの定番である「胡椒餅」は、スパイスがきいた肉の餡をもちもちの皮で包んで焼いたもの。これを食べずには帰れません!
かなり熱々なので、食べるときは要注意!でも、これをハフハフしながら食べるのが美味しいんです。路地裏にある店で行列必須ですが、地元の台湾人も並ぶ老舗です。
■三六圓仔店
地元のお客さんに混ざって、台湾の伝統スイーツはいかがですか?
黃金麻糬(フアンジンマアシュー) は、中にチーズの入ったきな粉餅。きな粉の甘さとチーズが本当によく合います!ありそうでなかった組み合わせ、お試しあれ!
他にも、花生油條(フアシェンヨウティアオ、ピーナッツのスープに揚げパンを浸して食べる料理)など、台湾らしい優しい甘さのスイーツが揃っています。
■龍都冰果專業家
そして最後は、台湾式かき氷の有名店「龍都冰果專業家」。こちらの名物は8種類のトッピングが載った「八寶冰(bābǎo bīng)」。トッピングは、小豆、金時豆、緑豆、ピーナッツなど。
お味も見た目も台湾らしく、日本では味わえないかき氷は、特に夏場はマストなスイーツです!
こちらも現地民に人気の老舗です。ずらりとトッピングが並んでいるので、指差しで注文すればOK!
こんなローカルなお店で、ぜひお好みの組み合わせを見つけてくださいね。
以上、今回は「龍山寺」とその周辺グルメをご紹介させていただきました。
地元の台湾人がこよなく愛するスポットで、ローカルな雰囲気やグルメを一気に楽しむなんていうのも、旅行の醍醐味ですよね。台湾式の参拝方法なども、実際にマスターすれば、今後ほかの観光地でお寺をお参りするときにも安心です。
美味しいグルメとパワースポットに、力がもらえる台北旅!ぜひ、龍山寺へパワーをもらいにいってみてくださいね!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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