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台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

2024.5.9

高雄市「芋寮壽生廟」にて開催された生活芸人・田中佑典さんの結婚式に、編集部の小伶&ROMYが参列してきました。辦桌あり、電子花車あり、歌仔戲ありという超台湾式のおもてなし! その様子を体験レポートとしてまとめました。田中さんへの後日談インタビューも♡

哈囉 大家好~! 今回の記事は体験レポートです。
2024年3月、台湾・高雄市にある歴史的な廟「芋寮壽生廟」にて開催された生活芸人・田中佑典さんの結婚式に、編集部の小伶&ROMYが遊びに行ってきました!

これがまあ台湾の方々もびっくりするほどの、超台湾式!
廟の敷地内(屋外)に並べられたたくさんの円卓には豪華な宴会料理が並び、正面には台湾の冠婚葬祭の名物(?)化しているギラギラのネオントラック「電子花車」。さらに会場には台湾の廟で昔から親しまれてきた台湾式オペラ「歌仔戲」の御一行がやってくるという、ハイパーミラクルなおもてなし…!

台湾のローカルエリアで昔から親しまれてきた伝統スタイルがてんこもり。このような結婚式は近年とても珍しいうえ、なんと新郎新婦は二人とも日本人! 「日本人がなぜ!?」ということで、田中夫妻の結婚式は、翌日の現地新聞「台湾時報」で大々的に報道されるほどの大きな話題となったのでした(笑)。
台湾時報 記事はこちら

さて、そんな貴重な結婚式に参加させていただいた喜びと楽しい思い出を読者の皆さんとも分かち合いたい! ということで、体験レポートとしてまとめてみました。これはもう結婚式を通り越した、日台交流フェスティバル…!?

田中さんに後日インタビューした舞台裏も含めてご紹介します!
ぜひ盛大な祝宴に参加した気分でお楽しみください♡

式場はお寺! 日台から集まった約250名のゲスト

今回の結婚式の会場となったのは、高雄市橋頭エリアにある立派な廟「芋寮壽生廟」。 1960年に建立された伝統的なお寺で、地元の人たちから愛されている廟です。到着してみたら、想像以上に立派な門がお出迎えしてくれました。

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ早速記念の一枚を撮影!

廟の敷地内にはずらりと円卓が並べられています。夕暮れ時の廟の雰囲気は最高!

田中佑典さんの台湾式結婚式@高雄に参列してきたよ

さて、この野外でのウェディングパーティー(つまりは披露宴)は「辦桌(bàn zhuō/バンジュオー)」と呼ばれる台湾の伝統スタイルで行われました。辦桌は高雄の內門という場所が発祥で、冠婚葬祭の際に町や村のみんなで集まり食事や宴を楽しむ台湾独自の文化。特に結婚式などで行われる辦桌では、家の前や道路などのオープンな場所に円卓を並べて大宴会するスタイルが、かつての台湾、特に地方ではよく見られた光景なのです。

そんなわけで、この日の会場には、パーティーに招待されたゲストだけではなく、たくさんの地元の方たちが「一体なにごとか」と見学にやってきていました!(笑) 実のところ、近年の台湾では日本と同じようにホテルや式場などでの結婚式が主流。このような伝統的な辦桌スタイルはすっかり珍しいものとなっていて、地元の人たちにとってもなかなか見られるものではないのだとか。

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

台湾の冠婚葬祭ではおなじみの移動式ステージ、ギラギラネオントラックこと「電子花車(diàn zi huā chē/ディエンズホアチャー)」の姿も! 昔台南あたりで遠目に見たことはあったけれど… こんな近くで見るのは初めて!!! とテンションは最高潮。

さらにさらに! これだけじゃありません。
台湾文化部 文化資產局の特別協賛で、台湾式オペラとも言われる「歌仔戲(gē zǎi xì/グァーザイシー)」劇団による特設ステージが設営され… って、もうすでにケタ違い!!! おそるべし、田中さん…!

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

ステージ前に並んだ椅子には、何時間も前から陣取りする地元の方たちの姿が。こうやってゲストも地元民も自由に入り混じりながらパーティーの開始をわくわくと楽しみに過ごすなんて、なんだかお祭りみたいで楽しいですよね〜!

ゲストたちは記念撮影をしたり、会場に出現したジェラートワゴン(高雄市旗山区にある人気のジェラート屋「小露吃冰淇淋」さんによるものなのだとか!)に並んだりと、思い思いの時間を過ごしていました。

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

新郎新婦、入場〜! 美味しい宴会料理もスタート!

いよいよ開始時間になり、ネオントラックのステージに現れたのは、パーティーでMCを務めるEvaさん。彼女は台湾で人気の雑誌「秋刀魚」の編集長でもあり、田中さんと長年親しくしてきた友人でもあるそう。
そして待ちに待った、新郎新婦入場〜!

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

今更ながら、ここで改めて、生活芸人・田中佑典さんについてご紹介をすると…

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

田中佑典さん(写真右、左は奥さまの美沙希さん)
職業、生活芸人。 アジアにおける台湾の重要性に着目し、2011 年から日本と台湾を行き来しながら、台日間での企画やプロデュース、 執筆、クリエイティブサポートを行う“台日系カルチャー”のキーパーソンとして活動。東京・蔵前に台湾カルチャーを五感で味わう『Taiwan Tea & Gallery 台感』(※現在は閉店)をプロデュース(2017年)。台湾華語教室『カルチャーゴガク』主宰。 台日間での新しいローカル旅の形『微住®︎』提唱(2017年〜)台湾全土をすべて徒歩で巡る旅「台湾微遍路」(2023年~2024年)。
著書に『LIP的台湾案内』(リトルモア)。『カルチャーゴガク ~台湾旅を楽しむための田中式コミュニケーション術~ 』(インセクツ) ロハスデザイン大賞受賞(2018 年度) http://tanaka-asia.com
Instagram https://www.instagram.com/tanaka_asia

というわけで、台湾のカルチャーシーンに精通し、さらに近年は台湾の地方を徒歩で巡る「微遍路」に力を入れて取り組んでいたこともあり(実はこの結婚式の直前まで各地を歩いていて、3日前にようやくゴールしたのだとか!)、台湾の各地方で出会った友人や、さらに高雄市の関係者なども多く招かれていました。

ステージではこうした来賓からのご挨拶もあり、さながら政府主催の日台交流フェスティバル…!(笑)

田中佑典さんの台湾式結婚式@高雄に参列してきたよ

そして大盛りあがりの中、お楽しみの宴会料理もスタートです。
こうした野外の辦桌では、辦桌専門の料理チームが敷地内に特設キッチンを設営して、その場で人数分の料理を作るのが一般的。さらりと書いてますが、前菜からメイン、デザートに至るまでの何品もある豪華な宴会料理を250人分作るって… しかも野外! 材料の運搬に始まり調理や配膳まで、挙げ連ねるとキリがないぐらい大変なことですよね。。。

今回料理を振る舞ってくれたのは、高雄・內門で70年続く「金葉摸油湯」という有名な辦桌専門チームの三代目。彼らもまた田中さんの友人とのことですが、この結婚式の数週間前には、台湾の総統府で開催された式典で、蔡英文総統にも辦桌料理を振る舞ったのだとか…!

こちらが今回の宴会料理メニュー。品数よ…!

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

台湾トップレベルの辦桌チームによる宴会料理。期待十分な我々のもとにお料理が運ばれました。一品目は冷菜の盛り合わせ。

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

食べるのに夢中ですべての写真は撮れていないのですが(笑)カラスミ、海老、米糕、土雞… と豪華な料理が続きます。

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

さらにメインとしてドーン!と現れたのは、アヒルの丸焼き! 圧巻〜!

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

お皿にそっと添えられているのはビニール手袋(笑)。私たちのテーブルには、幸い台湾人のインスタグラマーである「台湾日和」さんがいたので、手際よくアヒルを捌いてもらって、美味しいアヒル肉にありつけました。至れり尽くせり。

ドリンクも生搾りのドラゴンフルーツジュースやオレンジジュースなど、宴会料理とはいえど、手づくり感のあるメニューが続き、大満足でした!(後述のカラオケ大会に向けて緊張していたゆえ、あまり食べられなかったことが心残り…笑)

台湾トップレベルの歌劇団「明華園日團」による歌仔戲

開演から一時間ほど経ち、地元の方々が待ちに待っていた(!?)台湾式オペラ「歌仔戲」のステージが開始。「歌仔戲」はもともと台湾の北東部・宜蘭発祥、台湾で生まれ育まれた大衆芸術。小規模から大規模なものまでさまざまあるのですが、​​今回会場に駆けつけた「明華園日團歌仔戲」という歌劇団は、台湾で知らない人はいないとも言われる、90年の歴史を持つトップレベルの一座なのです、、、!

普通の旅行ではなかなか体験できない公演が観られるなんて、幸せ〜!

派手な音楽とともに、色とりどりの衣装に身を包んだ演者たちがステージ上に登場!

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

地元民の方々も「待ってました!」という雰囲気で、会場の熱気は最高潮!
ここからはもう歌あり、踊りあり、アクロバットあり、笑いあり、感動ストーリーありの劇場型エンターテインメントの始まりです!

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

通常の歌仔戲は全編台湾語で行われるのですが、今回は日本からのゲストでも理解できるようステージ横のモニターに、全編(セリフや歌の歌詞なども含めて)日本語字幕が表示されるという大サービス。おかげでストーリーや歌詞の意味などもしっかり理解しながら鑑賞することができました。ありがたーい!

「歌仔戲」のステージ 虎と戦ったかと思えば…

「歌仔戲」のステージ コメディ的な一幕もあり…!

全編1時間半ほどの大ステージ。まさかそんな大ボリュームだとは思わず、会場にいる多くの人たちが(今日って何のイベントだったっけ…?)と田中さんの結婚式だという記憶が薄れるほどの(笑)充実したプログラムでした。

エンディングでは、お色直しした新郎新婦がステージに登場!

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ 写真の情報量〜〜〜!w

微遍路スタイルの田中さんと、成人式で着たという振り袖姿の新婦・美沙希さん。
歌劇団のド派手な衣装にも負けず劣らずの存在感を発揮していました! めでたさ百点満点!

後半では、田中さんの活動紹介やカラオケ大会も!

贅沢尽くしの結婚式もいよいよ終盤に近づいてきました。ここからは田中さんの日頃の台湾での活動を紹介する映像が流れたり、微遍路のテーマ曲とMVの完成披露が行われたり。

そして、予定していた時間をかなり押しながらも(笑) 事前に参加表明をしていた日本人ゲストによるカラオケ大会がスタート!

実は結婚式の2週間ほど前に、田中さんからカラオケ大会の案内を受けて、参加表明をしていた私たち。2006年のヒットソングで台湾の結婚式のド定番でもある『今天你要嫁給我』というデュエット曲を駆け込みで猛練習…! ROMYの手作りうちわを片手に、気合十分で挑みました!(笑)

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

ギラギラネオントラックの舞台に上がれただけで、すでに感動!
トラックの周囲では参列していたゲストの子どもたちが遊び回るという、台湾らしさ満点の自由空間。最高としか言いようがありません…。

参列していた台湾人のゲストの皆さんも一緒に歌ってくれて、田中さん夫妻の幸せを祈りつつ、自分たちも最高に幸せな気分になるというご褒美時間でした。ネオントラックから眺めたあの光景は忘れられません!

台湾人もびっくりの超台湾式! 田中佑典さんの結婚式@高雄に参列してきたよ

押しに押していたタイムテーブル。最後に猛スピードで駆け込むかのように、新郎新婦にまつわるクイズ大会&抽選プレゼントの発表が行われました。これにて無事、すべてのコンテンツが終了〜!

とにかく自由で、壮大で、楽しくて、日本と台湾が交わるような素晴らしい結婚式!
最後は新郎新婦と記念撮影をして、会場を後にしました。

帰り際にお土産でゲストに振る舞われたのは、苗栗の銅鑼と呼ばれるエリアにある超大人気のどら焼き店「雙峰草堂」のどら焼き。しかも田中さんオリジナルの「微」焼印つき! 帰国便の中でしみじみ味わいながらいただきました。

「雙峰草堂」のどら焼き

田中さん&美沙希さん、改めまして、恭喜結婚! 百年好合~~!

後日談たっぷり。式を終えた田中さんにインタビュー!

さて、あの印象深い結婚式から一ヶ月後…。
楽しかったあの日を振り返りつつ、田中さんにインタビューさせてもらいました。準備で大変だったことや当日のハプニングまで! 裏エピソードを一挙紹介します。

ー いや〜、本当に楽しくて素敵な結婚式でした! 改めてご結婚おめでとうございます!
翌日の新聞に載るほどの話題でしたが、そもそもなんで「台湾の伝統スタイル結婚式」をやろうと思ったんですか?

台湾と出会ってから十数年、僕はずっとあの「辦桌」や「電子花車」があって、地域の人たちが交じりあって… っていう景色を追い求めてきたんです。これまで東京の各百貨店で行ったPOP UP SHOP「ネオタイワン」のアートワークなど、さまざまな台湾の企画でも常に根底にあったのが辦桌や歌仔戲、電子花車でした。

自分の結婚式とかは関係なく、いつかどんな機会でも良いからやりたいなあと思っていたので、今回ようやくホンモノができた! という感じです。感慨深かったですね。

ー たしかに、台湾を愛する人からすると憧れの景色かも。何人ぐらいの方が参加していたんですか?

日本から70名、台湾各地から120名ぐらい。親族を含めて全部で250名とかですね。

ー 地元の人たちもかなり集まってましたよね。フリーで参加してる感じで(笑)。

いや〜〜 あれが本当に台湾! って感じで良かったですよね。
実はあの日、「歌仔戲」の宣伝カーが地域を練り歩いてくれてたらしいんです。結局どれくらいの人が参加していたのか、僕たちも把握してないです(笑)。

ー それにしても、そもそも会場が廟ってどういうこと!? と衝撃だったのですが(笑)、どういう経緯で貸してもらえることになったんですか?

今回の辦桌料理を担当してくれた「金葉摸油湯」のご夫婦、僕の以前からの友人でもあるんですが、彼らとは出会ったときからずっと「いつか辦桌をやりたい」という話をしていて。彼らの友人がたまたま「芋寮壽生廟」の親戚で、一緒に話をしてくれたんです。コロナもあったので、提案からずいぶん時間が空いちゃったんですが、なんとか友人が話を通してくれて実現に至った感じですね。

正直、関係者でもないとお寺での結婚式なんて難しいと思います。ましてや僕らは日本人夫婦で…。だけどやっぱり台湾特有の “信頼できる人からの紹介” や “つながり” で、ご縁ができた感じですね。

ー なるほど〜。じゃあ「歌仔戲」のステージは!? 国賓レベルの演出や規模で地元の人たちも驚いていたみたいですが…!

これは本当に想定外で、この3日前まで行っていた「台湾微遍路」の道中、ご縁があって台湾政府/文化部の皆さんと繋がり、“この旅のクライマックスに結婚式を辦桌で行う”ことを知っていただき、「それなら歌仔戲を特別に準備しましょう!」という話になりました。

ー え! そんなスピード感で!? 日本だとありえないですね(笑)

しかも決まったのは結婚式まであと2週間ぐらいのタイミング(笑)。
すでにプログラムも決まっていたから尺的にも厳しかったんですけど、「日本人の皆さんに歌仔戲のことを知ってもらうためにも、せっかくならちゃんとした形で1時間は見せたい」「日本語の字幕もつけてほしい」といったリクエストがあり、てんてこまいでタイムテーブルを調整したりしてました。

ー あの全編に日本語字幕をつけるって、めちゃくちゃ大変ですよね。しかも中国語(台湾華語)ならともかく、台湾語!

そうなんですよ。そもそも台湾語を上手に日本語訳にできる人も限られてるし、ざっくりあらすじだけ日本語で配ります、と提案したんですけど、それじゃだめだってことで(笑)。

(← あ〜〜 これめっちゃ台湾っぽいエピ… 小伶、心の声)

全編、歌詞の一言一句も含めて翻訳に協力してくれたのが、僕が普段台湾での仕事でお世話になっている友人のQさん。奥さんも一緒になって、前日の深夜までみんなで作業してました。あの翻訳が、結婚式の準備の中で一番大変だったな〜〜(笑)。

ー でもおかげですごく見応えがありました! 他になにか現場での裏話があれば…。

実はね、最後に僕たちから両親への挨拶や、出席者の皆さんへのご挨拶も用意してたんですよ! それが尺的に厳しくなって、カットしました(笑)。

ー ええええ! 一番結婚式っぽいコンテンツをカット!?(笑)

そうなんです。やっぱり想像以上に歌仔戲の時間が押して(笑)。
そのあとに用意されていたカラオケも、クイズ大会も、事前に準備してもらっていたのでキャンセルするわけにいかず、最後に残された道が「両親への手紙」パートのカットでした(笑)。

ー 我々のカラオケを予定どおり敢行いただいたことに感謝、、。なんかすみません(笑)

いえいえ! まさかあんな準備してくれていたとは。あのうちわ、今度くださいね!

ー 参加者みんなにとっても思い出の結婚式になりました…! ご自身で振り返ってみて、どうですか?

もともとコロナ直前ぐらいに婚約して、2020年頃に台湾で結婚式ができたらいいなって話をしていたんです。当時は僕が台湾が大好きだったので、僕の一方的なリクエスト、という感じで。

その後コロナも落ち着いて、妻は台湾・高雄に留学することになり、僕は昨年の7月から「微遍路」というこれまでの台湾の集大成的な旅の挑戦を行い、夫婦で台湾にどっぷり関わることになりました。そういう意味では2024年の今、こうして台湾で結婚式ができたのはより意味があったというか、一番タイミングが良かったんじゃないのかなって思っています。

僕にとって今回の結婚式は、妻との結婚式でもあり、台湾との結婚式でもありました
「微遍路」はプロポーズ大作戦のようなもので、台湾各地の人たちに順番にご挨拶して、それでようやく! 結婚式で永遠の愛を誓ったという感覚なんです。

ー そういうこと!? 壮大なストーリーがあったんですね…!

思い返せば十数年前、僕の一目惚れから始まった台湾との関係ですが、コロナ禍で遠距離恋愛になったり、こうやって各地でプロポーズしたりしながら、僕の中では今回の結婚式でゴールイン。これからは台湾に対して、永遠のパートナーとしてやっていくぞ! という覚悟でもあります。

日台たくさんの方に祝福してもらったことで、周りに対してその気持ちが見せられて良かったなと。振り返ってみて思うような結婚式でした。

ー めっちゃ良い話なんですが!?!? いや〜 素敵な話が聞けたな〜〜! ありがとうございました!

編集後記

今回の結婚式に日本から参加していた佐々木無我さんが、今回の結婚式の様子をダイジェストにまとめた映像を作ってくださっていたのでこちらでもシェア…♡

とっても素敵な映像です。ぜひ読者の皆さんも、映像を通して台湾スタイル結婚式を楽しんでみてくださいね♪ 最後まで読んでいただきありがとうございました!

田中佑典さんの台湾式結婚式@高雄に参列してきたよ

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