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世界が認めた台湾ウイスキー“KAVALAN”!宜蘭にある唯一の蒸溜所「金車噶瑪蘭威士忌酒廠」に行ってみた

2016.11.14

ウイスキーというと涼しい気候の中でつくられるイメージがありますが、実は台湾にも“世界の蒸留所トップ100”に選ばれた素晴らしい蒸溜所があるんです。それが、宜蘭にある「金車噶瑪蘭威士忌酒廠」。台湾が世界に誇る「KAVALANウイスキー」を生み出したふるさとに、ぜひ足を運んでみませんか?

こんにちは!キュレーターのROMYです。

お酒好きの方はご存じかもしれませんが、台湾には「KAVALAN(噶瑪蘭)」というMade in Taiwanのウイスキーブランドがあるんです。 実はウイスキーの世界的コンペティション“ワールド・ウイスキー・アワード”で、「ワールドベスト・シングルモルトウイスキー」ほか 数々の受賞実績もあり、世界最高レベルと名高いブランドなんですよ!


黎到宜蘭識飲 一定飲噶瑪蘭 whisky🍺 #世界第一whisky #噶瑪蘭 #宜蘭 #響算什麼

Brianさん(@brianyeung93)が投稿した写真 –


そんな台湾が誇るウイスキーの生まれ故郷は、以前HowtoTaiwanでご紹介した 台湾北東部の都市・宜蘭。 中でも、ウイスキーづくりにおいて重要な“水”の質がとても良いことで知られる“員山鄉”というエリアに、 台湾唯一の蒸溜所「金車噶瑪蘭威士忌酒廠」があります。 どんなところか気になるけど、これまたガイドブックにはなかなか載っていない・・。 ということで、全国のウイスキー好きのみなさんに情報をお届けするべく、 ベールに包まれた蒸溜所に実際に行ってみました!

行き方は?

員山エリアは鉄道・バスともに台北からの直行手段がないため、「宜蘭駅」からタクシーで向かいます。 「金車(噶瑪蘭威士忌←省略してもOK)酒廠」と紙に書いて見せれば、まず間違いなく大丈夫! 所要時間は15~20分、運賃は270元(約850円)くらいです。(ちなみに宜蘭はタクシーの初乗りが台北より高く、120元!)

あとは「宜蘭轉運站」(←バス乗り場。列車の「宜蘭駅」とは別の場所で、徒歩10分強の距離)からバスでも行けるのですが、本数が少ない上に時間がかかるのでオススメしません・・。 が、どうしてもバスが良い!という方のために、一応詳細載せておきますね。

①葛瑪蘭客運/宜蘭勁好行 752線(宜蘭轉運站~台北榮總員山分院)
・行き:宜蘭轉運站 → 員山農會成功分部
・帰り:金車酒廠 → 宜蘭轉運站
・運賃:20元
・所要時間:約35分
・HP: 宜蘭勁好行 752線
※行きは「金車酒廠」ではなく「員山農會成功分部」で降りなければならないので注意!徒歩5分ほど。 1日7本しかないので、運行時間はHPで要チェック!

②國光客運 1786線 (宜蘭轉運站~榮總員山分院)
・行き:宜蘭轉運站 → 下深溝
・帰り:下深溝 → 宜蘭轉運站
・運賃:25元
・所要時間:約20分
・HP: 國光客運 1786線
※「下深溝」から蒸溜所まで徒歩10分ほど。こちらも1日10本しかないので、運行時間はHPで要チェック!

ちなみにタクシーで行く場合、気をつけなければならないのが帰り道です! 蒸溜所周辺は流しのタクシーはほとんど走っていないため、 帰りたいのに帰れない・・!という悲惨な状況に陥る可能性があります。 (実際、詰めが甘かった私は40分も待ちぼうけをくらいました・・涙) 行きのタクシーの運転手に、帰りも迎えにきてほしいとお願いするのが一番良いと思うので、 くれぐれもお忘れなきようご注意ください!!!

緑いっぱい、開放感あふれる敷地内

一歩中に足を踏み入れると、大きな建物と緑の絨毯が目の前にわーっと広がり、早くもテンションが上がります! 開放感あふれる空間、本当に気持ちいい~~!ウキウキした気分で、 まずは「酒堡(Spirit Castle)」と書かれた建物に入ってみました。

*中央には大きなツリーが。特にクリスマスとは関係なさそう(笑)

1階にはお土産ショップと試飲スペースがあります。 試飲はだいたい30分毎に行われていて、テーブルに置かれた数種類の小瓶で香りを比較しつつ、 そのうちの1種類がテイスティング用として配られます。 ほんの数口のわずかな量ですが、1本1万円以上する高級品を味わうことができますよ。
またKAVALANウイスキーは空港でも買えますが、ここでしか手に入らないミニボトルなどもあるので、 ぜひ忘れずにショップも覗いてみてくださいね。

そして2階にはカフェレストランがあります。 実はこの蒸溜所を設立したのは、台湾の有名カフェチェーン「MR.BROWN COFFEE」を経営する“金車グループ” (だから蒸溜所の名前に「金車」が付いているのです)。 当然、2階にあるのは「MR.BROWN COFFEE」で、広々としたスペースで飲料やゴハンを楽しむことができますよ。

*プレート・スープ・ドリンクセット。見た目も味もファミレスのような安心感◎

KAVALANウイスキーが生まれるところを見学

続いて隣の建物「威士忌酒廠」に移動して、いよいよウイスキーがつくられる工程を見学。 階段を上った先が見学スペースとなっています。

プレートにあるとおり、蒸溜所で最初の一滴が生まれたのは2006年のこと。 そして、その2年後の2008年に、記念すべきシングルモルト第1号「噶瑪蘭經典單一麥芽威士忌」が市場に登場しました。 驚くことに、KAVALANブランドが生まれたのは、つい最近のことなんですよね! それが、誕生から10年も経たないうちに、世界最高のウイスキーとして認められるまでになるとは・・ いかに品質の高いものであるかが、うかがいしれます。 ちなみに「KAVALAN」という名前は、この地方に古くから住む先住民「クヴァラン族」が由来となっています。

壁に貼られたパネルや展示物を見ながら、自由に回ることができます。説明文は全て英語併記されています。

日本の蒸溜所で教わった「天使の分け前」の話も、ちゃーんとありました!

蒸溜のポッドスチルが並ぶ様子は、ガラスの外から見ることができます。

これ、一番ビックリしたのですが、樽が縦に置かれている・・! 日本の蒸溜所はすべて横向きだと思うのですが、 何か違いはあるのでしょうかね~

なお、各自ふらっと行って自由に見学できますが、無料の解説付きツアーに参加することもできます。所要時間は約70分、 20人以上の団体でなければ事前予約は不要です。

<ツアー内容>
●金車企業紹介@會議中心
●工程見学@蒸餾一廠
●試飲@酒堡

<催行時間>
●平日
10:00、11:00、13:00、14:00、15:00、16:00
●休日
9:30、10:00、10:30、11:00、11:30、13:30、14:00、14:30、15:00、15:30、16:00、16:30

DIYブレンディング体験もできる!

この蒸溜所では、なんと3種類の原酒から自分好みの味わいを生み出すことができる、ブレンディング体験ができちゃいます! ブレンドは、中国語で「調酒(ティアオ ジォウ / tiáo jiǔ)」。 ブレンドしたウイスキーはボトルに詰めて持ち帰ることができるので、ステキな旅の記念になること間違いなし◎

こちらはHPから事前予約が必要です。HP内のメニュー「酒廠導覽(Visit)」で「DIY調酒預約(DIY Blending)」を選択、 必要事項を記入して送信するとメールが届きます。その画面を「酒堡」1階にあるお土産ショップのレジで見せて支払いを済ませ、 あとは発行された予約票を持って2階カフェレストランの一角にある「DIY調酒教室」へと向かえばOK。

ちなみに私が行った時は、開始時間になっても誰も姿を見せず、ドアの前でポツンと立ち尽くす事態に・・(笑) レストランのお姉さんに予約票を見せると、慌てて担当者を呼びに行ってくれました。このゆるさがまた、なんとも台湾らしいw

ブレンディングは、中国語が分からなくてもシンプルな手順なので大丈夫。 (私はなぜか中国語の説明書きを渡されましたが、英語ver.もあるようです)

①机の上に3種類の原酒が置かれるので、それをメスシリンダーに合計6mmになるように入れます。

②グラスに移したら、香りと味わいを確かめて、各原酒の比率と合わせて紙にメモします。

③何パターンか試して、一番気に入った比率をスタッフに伝えると、その通りにボトルに詰めて渡してくれます。

⑤ラベルを貼って、完成~!お店で売っているような想像以上の本格的な仕上がりに、大大大満足♪

私は5パターンくらい試して、所要時間はだいたい40分くらいでした。 ボトルの容量は300mlで、費用は1,500元(約5,000円)。 ちなみにボトル1本分でも、テイスティングは2人で一緒に体験できましたよ。 思い出だけでなくカタチとしても残る、とても良い記念になりました~!

まとめ

日本の山崎や白州のような閑静な蒸溜所をイメージして行ったのですが、意外とファミリーが多くてとても賑やかでした。 でも、そんなところもまた台湾らしいなぁ、なんて思ったり。 台北から日帰りでも行けるので、ぜひ少しだけ足を伸ばして、台湾が世界に誇るKAVALANウイスキーの世界を肌で感じてみてくださいね!

金車噶瑪蘭威士忌酒廠 宜蘭縣員山鄉員山路2段326號 [地図(Google Map)で見る]

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