2018.2.19
台北からバスや鉄道で1時間ほどでたどり着くのは、田園風景が広がるエリア、宜蘭(イーラン/yí lán)。温泉や自然いっぱいの景色を楽しむことができる、Howto Taiwanでもイチオシのローカルな観光スポットです。
そんな中、日本大好きなオーナー夫婦が営む民宿「早。稻田。」は、台湾と日本が融合したような温かい空間。一面に広がる電影風景と、畳のすっきりとしたお部屋で、旅の疲れを癒してみませんか?
観光夜市などで賑わう羅東駅から車で走ること10分、冬山地区の田園風景の中に凛とたたずむ民宿が見えてきます。ここが今回ご紹介する「早。稻田。」です。
つい日本の大学を思い出してしまう「早稲田」という名前ですが、「早」は「おはよう」、「稲田」は「田んぼ」という意味。
朝目覚めて窓の外を見れば、目の前に広がるのは田んぼの風景!
思いっきり伸びをしたくなるような清々しい気持ちが、この民宿の名前の由来。温かい太陽の光が差し込む中で、贅沢な時間が過ごせそうです。
のれんをくぐって建物に入ると、ゆったりとしたリビングのような空間。共有のラウンジではソファーに座ってくつろいだり、オーナー夫婦や他のお客さんと交流することもできます。
ダイニングスペースも、窓がたくさんあってとっても明るい雰囲気。
こちらは宿泊者が朝食をいただくスペースです。
また建物の一階にある本棚には、日本や台湾の旅行本が沢山並んでいました。そのラインアップからも分かるように、オーナーさんは大の日本好き!民宿のBGMが日本のラジオだということもあるそう。
まるで昔からの友人の家に遊びに来たかのような雰囲気に包まれ、心身ともにリラックスしてしまいます。
今回宿泊したのは「和田」と名前のつけられた畳タイプのお部屋。
階段で3階まで上がり、スタイリッシュにデザインされた石畳を渡ってお部屋に入ります。
中に入ると、まるで温泉旅館のよう。畳タイプのお部屋と、お布団のように低めに敷かれたマットレスが旅行の気分を盛り上げてくれます。
夜も車通りはほとんどなく、とっても静か。ぐっすり眠ってリフレッシュしたい方におすすめのお部屋です。大きな窓や天窓から差し込む太陽の光も、とっても気持ち良い!
またこちらのお部屋には大きな浴槽もついていて、旅の疲れを癒してくれます。ガラス張りのバスルームですが、ブラインドがついているので家族連れや友達同士でも安心です。
タオルやシャンプー・ボディーソープなどのアメニティーもしっかり揃っています。
台北の都会の喧騒からは離れて、のんびり過ごす時間。静かに虫の鳴き声に耳を傾ければ、ゆったりと時間が過ぎていくのを感じます。こうした静かなひと時も、台湾のローカルエリアに旅をする醍醐味のひとつです。
こちらの民宿に泊まった宿泊者には、オーナー夫婦が心を込めて作ってくれる朝ごはんが提供されます。優しいオーナー夫婦の「早!(おはよう!)」という声が聞こえる中、ダイニングへ向かうと、食べきれないほどの台湾家庭料理がずらり。
この日は、小籠包、豆乳、油條、蛋餅、エッグタルト、地元で採れたフルーツなどなど…
種類も豊富でとっても美味しい!和風な民宿で、台湾式の朝ごはんを楽しめるお得感にも大満足です。
こちらの民宿のおすすめポイントの一つが、赤ちゃんや小さなお子様にもとっても優しいこと。オーナー夫婦にも小さな子供がいるそうで、赤ちゃん用のお風呂チェアが用意されていたりとパパママ目線の嬉しいサービスもありました。
ちなみに1歳〜6歳までのお子様は、大人分の宿泊費に400元(約1,500円)の追加料金で宿泊が可能。また1歳未満のお子様の宿泊料は無料です。
民宿「早。稻田。」を経営するのは、大飛と朱朱のおしどり夫婦。
台南の大学で出会った二人が大学卒業後にぶつかった壁は、400キロ離れた桃園と台東での遠距離恋愛でした。結婚して長男が生まれたあとも、大飛は桃園で仕事を、朱朱は台東で子育てをする日々が1年間続いたのだとか。
そして約5年間の遠距離恋愛を乗り越えた二人は、桃園と台東の中間に位置する宜蘭にて、のちに「早。稻田。」を建てることとなる土地に出会い、ここで一緒に暮らそうと決断しました。大切なのは、毎日顔を合わせて「おはよう」が言えるということ。思いきってそれまでの仕事を辞め、民宿経営に舵を切ることで、一般的な夫婦にとって当たり前の“日常” を手に入れることができたのだそう。
想定外で、手探りで、だけど笑顔と幸せに満ちた毎日。お客さんを家族のように迎えてくれる温かい空間の背景にあったのは、二人の温かい愛情でした。
そんなオーナーの大飛は日本が大好き!「まだ日本人のお客さんがあまり来ないのが残念…」とも話していました。日本の旅人の宿泊を心から喜んでくれる優しいオーナー夫婦と子どもたちとも、ぜひ話してみてくださいね。
冬山駅からタクシーで4分、羅東駅からはタクシーで10分ほどで到着します。コンビニや飲食店は各駅の周辺にしかないため、買い物などがある場合は先にしておいてから宿に向かうようにしましょう。
羅東エリアには宜蘭名物の「羅東觀光夜市」があります。宜蘭のブランドネギである‟三星蔥”を使った「蔥油餅」や、羊肉入り薬膳スープ「當歸羊肉湯」を楽しんでみてくださいね。
お部屋は全部で5タイプ。料金はすべて一室料金(朝食付き)です。
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ダブルベッド一台、浴槽付き、田園風景、べランダつき
ダブルベッド一台、ベランダあり、浴槽つき
ダブルベッド一台、浴槽つき
ダブルベッド一台、ベランダあり
日~金:12,200円、土・祝前日:14,100円
ダブルベッド二台、ベランダあり
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