2018.1.29
台東市内から車で走ること約40分。
大通りから一本入った道を進んで行くと、
左手に立派な門構えと西洋風の建物が見えてきます。
そこが、女性オーナーが営むペンションのような民宿 「三十里蔚藍」です。
坂の途中に位置していて、見上げた先には緑の山々、そして見下ろせばキラキラとした青い海。 その両方を一度に愉しめる贅沢なロケーションは、非日常感を味わうにはまさにうってつけです。 さらに、開放感あふれるお部屋に、おもてなし好きのオーナーが提供する温かな心遣い。
1泊だけじゃ本当にもったいない!!
ぜひ台東の大自然に身を置きながら、ゆったりと至福のひとときを過ごしてくださいね。
青空によく映える、白い壁とレンガが印象的な外観。 一体どこまで続いているんだろう?と思ってしまうほど広大な敷地には、青々とした芝生にたくさんの木々や花。 どこも手入れが行き届いていて、思わず伸びをしたくなるほどの気持ちよさです。
広いお庭の一角には、黄色いフォトフレーム風オブジェもありました! (このオブジェ、台東に何ヵ所かあって人気フォトスポットになっているんですよ~!)
このフレームを通して建物をバッグにした写真が撮れるので、ぜひ記念に撮影してみてくださいね♪
カントリー調の大きな扉。実はよく見ると、木がくり抜かれた部分が網戸になっていました! 緑がある場所はどうしても虫も多くなってしまいますが、 気持ちの良い海風だけを取り入れるというステキな工夫です。
ロビーに入ろうと扉を開けた瞬間、「Welcome~♪」という陽気な声とともに オーナーから手渡されたのは、なんとスパークリングワイン! 驚きのあまり一瞬思考が停止してしまいましたが(笑) 「さぁさぁまずは座って!」と促されるままにテーブルにつくと、 可愛らしく盛り付けられたフィンガーフードが目の前に並びます。
実はこれも、宿泊費に含まれている嬉しいサービスなんです! (他の民宿でもクッキーなどのお菓子をいただいたことはありますが、 ここまで手の込んだフード、かつアルコールまで出してくれるところは初めて!) もちろんその後車を運転する予定があるといった場合には、 ノンアルコールドリンクも用意してくれますよ。 スパイスとミントが効いたチャイティーもとても美味しかったです♪
オープンキッチンを兼ね備えたロビーはとても居心地が良く、 おしゃべり好きのオーナーや他の宿泊客との会話を楽しんでいると、 あっという間に時間が過ぎていきます。 天井から下がるライトや薪の暖炉など、空間を優雅に彩る調度品も素敵でした。
ロビーでたまたま居合わせた台湾人ファミリーが「毎年夏はここで過ごすんだよ」と言っていたのにも納得です!
*とってもチャーミングでおりこうな看板犬も歓迎してくれました♪
今回私が泊まったのは「聽海」という2人部屋で、室内に階段があるメゾネットタイプです。
リビングスペースには3人掛けのソファーにTV、音響機器などがあり、
冷蔵庫の中には1人1本ミネラルウォーターも用意されていました。
部屋には屋根付きのバルコニーがあり、イスに座って海を眺めることができます。 外でビールを買ってきて夜風にあたりながら一杯、なんていうのもいいですね! また夏には水着なども干しておけるのでありがたいです。
階段を上がった先は広々としたベッドルーム。 大きな窓があり、優しい光が射し込む造りになっています。 2人部屋ですが、合計4名まで宿泊することも可能ですよ(別途追加料金が必要)。
窓際のデスクはバルコニーと同じ方向を向いているので、景観はバツグン! 開放的な気分に乗せて、ここで絵ハガキなんかを書いてみるのも素敵ですよね。
バスルームは青いタイルで統一されていて、とても清潔感がありました。 浴槽はなくシャワーのみですが、きちんと扉で仕切れるようになっています。 天窓があるので、明るいうちに入ると気持ちが良いですよ~!
シャンプーやタオル、歯磨きなど一通りのものは用意されています。 洗面台のところにある石けんは、なんとオーナーの手作りだとか! こういったところにもおもてなしのココロを感じます♪
その他にも、電気ポットやコーヒーメーカー、さらにはミルまで備え付けでありました! すぐ近くにコンビニなどはありませんが、 その分部屋でゆっくり快適に過ごせるようになっています。 オーナー曰く「夏場はかなり暑いから、朝早めに海に入って一旦戻ってお昼寝、 また夕方涼しくなってから出かけるのがオススメ」とのこと◎ 次回は私もそんな風に贅沢な時間の使い方をしよう!と心に誓ったのでした。
スクランブルエッグにベイクドポテト、チーズが乗ったトマトのオーブン焼きなどなど・・ 品数が多く見た目にも美味しい朝食に、思わずにんまり。
台湾ではなかなか生野菜を食べる機会がないので、 フレッシュなサラダがとっても嬉しい~! グラスいっぱいに盛られたフルーツも合わせると結構なボリュームで、 1日の元気をしっかりチャージできますよ。
「三十里蔚藍」を経営するのは、とても親切で、旅人を温かくもてなすのが大好きなShirley。
初めて泊まった人はきっとこの情熱のこもったおもてなしの連続に驚かずにはいられないはず。そんなShirleyが過去にはワシントン大学でMBAを取得し、都会で働き詰めの忙しい日々を送っていたなんて、今のゆったりとした優しい笑顔からは想像もつきません。
大学卒業後、アメリカの名だたる企業で財務の責任者として活躍していたShirley。仕事で大きな成功を収めるも、毎日朝早くから遅くまで働く日々についに体調を壊し、家から一歩も出られないほどの状況にまで追い詰められてしまったのだそう。それでも本当にキャリアを捨ててもいいのか?と悩む日々の中で、自分自身が健康であることが一番の幸せだと思い立ち、今の「三十里蔚藍」となる場所を探し求めました。
土地を探すときに、特にこだわっていたのが、海の向こうに小さな島が見えること。そんな景色が見えていれば、「No man is an island.(誰も一人じゃない/持ちつ持たれつ)」だということを、ずっと忘れずにいられると考えたのだそう。30里離れた場所に、離島である緑島が拝める壮大な景色。そんな場所で心の底からゆったりと過ごせる時間は、都会での忙しい日々を知っているShirleyだからこそ実現できたものなのです。
台東市内から車で約40分の距離にあるため、できればレンタカーをおすすめします。 11号線(花東海岸公路)を台東から花蓮に向かってひたすら北上、 「二線農場産業道路」を左折して坂道を上っていくと左手にあります。 (左折する道路の入口に民宿の看板が出ています)
最寄りのコンビニは都蘭155号にあるセブンイレブンで、車であれば約6分。 24時間営業で、池上のお米でつくったおせんべいなど、ちょっとしたお土産も売っています。 11号線沿いには飲食店が点在しているので食べるところに困ることはないと思いますが、 20時頃に閉店するお店が多いので要注意です!
民宿から車で10分以内のところには、錯覚で水が上に向かって流れるように見える「水往上流遊憩区」や、 アミ族の女性オーナーがつくるバッグが人気の「棉麻屋手工織品」などがありますよ。 興味のある方はぜひ立ち寄ってみてくださいね~!
お部屋は全部で4タイプ。料金にはウエルカムドリンクと朝食が含まれています。
★ さらに沢山の写真をチェックしたい方は Dear b&b へ
A●日出(ダブルルーム)
オーシャンビュー/マウンテンビュー、テラス席、リビング、シャワールーム付き、キングサイズのベッド一台(追加2名まで可)
B●聽海(ダブルルーム)
オーシャンビュー/マウンテンビュー、景観付きのベランダ、ロフト、リビング、シャワールーム、キングサイズのベッド1台(追加2名まで可)
C●觀星(4人部屋)
オーシャンビュー/マウンテンビュー、テラス席、シャワールームあり、キングサイズベッド2台(追加1人まで可)
D●伴月(4人部屋)
オーシャンビュー/マウンテンビュー、テラス席、シャワールームあり、キングサイズベッド2台(追加1人まで可)
・規定以上の人数の追加は、一人につき4,000円の費用が発生(マットレスや備品、朝食付き)
・チェックインは15:00〜18:00
・チェックアウトは11:00まで
・ウエルカムドリンク(アフタヌーンティー)は15:30~17:30まで
・チェックインの際は身分証が必要です
Dear b&b とは?
Dear b&b は、台湾各地の厳選した民宿を紹介する台湾発のサービスです。 女性の運営メンバーたちが旅行客の視点で「安心・親切・おもてなし」を軸に、施設やオーナー、周辺環境までを細かく評価し、選び抜かれたとっておきの民宿だけを紹介しています。現在はHowtoTaiwanと提携し、日本語での問い合わせに対応しています。
http://dearbnb.com (中国語のみ)
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