2017.12.23
都心のせかせかした空気から逃れて、ゆったりと自然の中に身を置いて癒されたい・・。 そんな方にオススメなのが、ビーチリゾートとして人気の高い離島・膨湖にある民宿 「候鳥潮間帶」。
広々とした解放感のあるお部屋、目の前に広がるプライベートビーチ。 高級ホテルリゾートのような煌びやかさはありませんが、 オーナー夫婦のおもてなしと大自然がくれるゆったりとしたやさしい時間に、 いつの間にか固くなっていた心がゆるゆると解きほぐされていきます。
特別なものは何もないけれど、ココロ満たされる全てがある。
日常生活にちょっぴり疲れた時に、また帰ってきたくなるような拠り所になること間違いなしですよ。
アルファベットの「C」を逆にしたようなカタチをしている膨湖。 そのちょうどカーブの真ん中あたり、「白沙」というエリアの海沿いにある 真っ白で少し変わった曲線を描いている建物が、 自然を愛するオーナー夫婦が営む民宿「候鳥潮間帶」です。
民宿の名前にある「候鳥」とは、渡り鳥のこと。 野鳥の会に所属しているオーナー夫婦は、鳥を大切に思う気持ちはもちろんのこと、 民宿を訪れる旅人たちにも渡り鳥のようにまた羽根を休めに帰ってきてほしいとの願いを込めて、 この名前を付けたそうです。
そして建物の目の前には、この民宿最大の特徴でもあるプライベートビーチが、 緩やかな水面をたたえてはるか向こうまで広がっています。 この光景を目にしただけで、日頃の小さな悩みなんて吹き飛んでしまいそうな、 そんな解放感に浸れます。
砂浜の近くにはゆったりと海を眺められるイスが置いてあったり、 奥にはトビハゼや小魚がいる小川のような浅瀬もあったり。 透明度の高い水質で、小さい子供を遊ばせるにも安心です。
外とひとつなぎのようなロビーには、チェックインを行う大きな執務デスクと、 宿泊者同士の談話も弾むようなテーブルがいくつかあります。 キッチン横に置いてあるコーヒーメーカーは、いつでも自由に使えますよ。
またガラス張りということもあって、特に日の出や夕暮れ時には、なんとも幻想的な光景が広がります。 海沿いのカフェ気分で、のんびりお茶をしながら過ごすにも良いスペースですよ。
ちなみに朝食もこちらのロビーでいただきます。 毎回膨湖の美味しいものを提供してくれるのですが、 この日は私もお気に入りの「二信飯糰」というお店の紫米おにぎりでした! キッチンで作った温かい付け合わせに新鮮なフルーツ付きで、朝から大満足♪
今回私が泊まったのは、「星空」という素敵な名前のついた4人部屋。 もちろん、期待通りのバルコニー付きオーシャンビューです! こんな眺めを部屋から堪能できるなんて、贅沢すぎる・・!
お部屋には、湯沸かし器とコップ、音響設備などもありました。 お気に入りの音楽をかけてベッドにゴロンと横たわれば、じんわりと幸せな気分に包まれます。
そしてこのお部屋、なんと内階段がついているんです! ドキドキしながら上がっていくと、そこには日差しが降り注ぐ天窓付きの寝室が・・! どちらも魅力的すぎて捨てがたく、寝場所を迷ってしまいます(連泊なら両方楽しめますね)。
嬉しいことに、お風呂はシャワーブースと浴槽が別々になっているタイプ。 一度お湯をはってしまえば、次に入る人もそのまま浸かることができます。 広々とした浴槽は頭を置けるようにもなっているので、足を伸ばして思いっきりくつろげますよ~!
活動的でじっとしていられないタイプの私でさえ、 外出せずにまったり過ごしたいと思えるほど、 本当に居心地の良いお部屋でした!もう一つこちらの民宿をオススメする理由に、 オーナー率いる夜の無料探検ツアーがあります。 実は目の前にあるプライベートビーチですが、 夜になると干潮となり、海の中をざぶざぶ歩いて行くことができるんです! (暗かったのでそもそも潮が引いていたことに全く気がつかず、 懐中電灯で浮かび上がった光景に本当にビックリしました・・!)
海歩き用のサンダルを貸してくれるので、履き替えたらオーナーについていざ出発! 時々生き物をつかまえて説明してくれますが、中国語ができなくても見ているだけで面白いので問題なし◎ (これは何ていうの?と質問して、中国語を覚えるのもまた楽しいですよ)
ヒトデやカニ、フグなどなど、日中は海の底に隠れていて見えない生き物にたくさん出会えて大興奮! ちょうど子供連れの台湾人ファミリーと一緒だったのですが、 娘さんと一緒に私まで子どもの頃に戻ったようにはしゃいでしまいました♪
ふと振り向くと、民宿がだいぶ小さくなっていて、 思った以上に遠くまで歩いてきたことに気がつきまたビックリ。 1時間ほどでしたが、とても思い出に残る、貴重な楽しいひと時でした。
こちらがこの民宿のオーナー夫婦。笑顔がとっても素敵!かわいい愛犬の名前は「阿new」と「黑搜搜(オソソ)」。「オソソ」というのは台湾語読みで、”真っ黒”という意味なんだとか。
お部屋からオーナーがワンちゃんと遊んでいる様子が見えてほっこりしてしまいました。
馬公空港から車で20分ちょっと北上し、 「白沙」というエリアに差し掛かったところに位置しています。 203号線を途中で左折して10号線という細い道に入り、 海に向かって突き当りまで進んだら、左手に民宿が見えてきます。
最寄りのコンビニ(7-11 白沙門市店)は車であれば10分ほどですが、 徒歩だと1時間くらいかかります。 203号線から10号線に入るところに小さな商店(隆成商行)があり、 飲み物などちょっとしたものであれば揃っているので、 21時までであればそちらを利用するのも手です!
商店の向かい側にある海鮮レストラン「清峰小吃部」は、 素朴な店構えながら美味しくてコスパも良いですよ。 また白沙エリアをさらに北上しながら進むと、 観光名所でもある「膨湖跨海大橋」を渡って西嶼エリアにも行けるので、 ぜひ色々と足を伸ばしてみてくださいね♪
二人部屋から四人部屋まで、全7タイプのお部屋があります(追加料金が発生しますが、6人までの宿泊も可能です)。以下、すべて朝ごはん付きの一室料金です。
★ さらに沢山の写真をチェックしたい方は Dear b&b へ
A●沐月雙人套房(ダブルルーム)
二階のお部屋、ベランダ&ブランコ付き、シャワールームあり、キングサイズベッド一台、人数追加不可
B●迎曦雙人套房(ダブルルーム)
二階のお部屋、ベランダ&ブランコ付き、シャワールームあり、キングサイズベッド一台、人数追加不可
C●醉日四人套房(4人部屋)
三階のお部屋、ベランダ付き、リビングあり、バスタブあり、キングサイズベッド2台、人数の追加不可
D●星空四人樓中樓套房(4人部屋)
2階のお部屋、テラスの席あり、浴槽あり、ダブルベッド1台、ダブルサイズのマットレス1組、人数の追加2人まで可能(休日のみ)
E●星晴四人樓中樓套房(4人部屋)
2階のお部屋、オーシャンビュー、テラスの席あり、バスタブあり、キングサイズのベッド2台、2人まで人数の追加可能(休日のみ)
F●聽濤四人和式套房(4人部屋)
2階のお部屋、屋上スペースあり、ベランダ&ブランコ付き、浴槽あり、ダブルサイズのマットレス2台、人数の追加は2人まで可能(休日のみ)
G●戀海四人套房(4人部屋)
1階のお部屋、お庭あり、浴槽付き、キングサイズのベッド2台、人数の追加不可
・平日は日〜木、休日は金、土としています
・記載人数よりも更に人数を追加する場合は、一人につき3,000円が発生します
・3歳以下のお子様は料金は発生しません
・チェックインは15:00〜22:00
・チェックアウトは11時まで
・民宿内はテレビの設備はありません
・民宿内はエレベーターの設置はありません
・環境保全のため、歯ブラシなどはお持ちください
・人数を追加する場合は必ず事前にご連絡ください(当日の追加はできません)
・民宿内の立ち入りは宿泊者のみに限らせていただきます
・BBQ設備の貸出が可能です
Dear b&b とは?
Dear b&b は、台湾各地の厳選した民宿を紹介する台湾発のサービスです。 女性の運営メンバーたちが旅行客の視点で「安心・親切・おもてなし」を軸に、施設やオーナー、周辺環境までを細かく評価し、選び抜かれたとっておきの民宿だけを紹介しています。現在はHowtoTaiwanと提携し、日本語での問い合わせに対応しています。
http://dearbnb.com (中国語のみ)
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