2017.1.10
台湾で可愛い服を安く手に入れたい!そんな方にオススメなのが、アパレルの問屋街として有名な「五分埔商圏」。大量の服屋さんが立ち並ぶ一帯ですが、コツさえつかめば、思いがけない掘り出し物を激安でGETできちゃいます!
こんにちは、編集長の小伶です!台湾に行く目的で欠かせないのが、ショッピング。
特に台湾のファッションは、韓国や日本の流行がミックスされていたりして、日本で買うよりももちろん安く、可愛い服が沢山ゲットできるのをご存知ですか?
こちらの可愛い色合いのニットも、台湾で買ったもの。お値段は360元(1200円ほど)。 他にもワンピースや靴、カバンなどなど.. 台湾価格でアイテムを買っていると、日本でお買い物する気がなくなってしまうほど!
そこで今回は、夜市や台湾のアパレル店が洋服を仕入れに訪れることで有名な問屋街「五分埔商圏(ウーフェンプーシャンチュエン:wǔfēnpǔ shāngquān)」をご紹介。そのアクセス方法から掘り出し物を見つけるコツまで、まとめてご紹介します。
五分埔(ウーフェンプー:wǔfēnpǔ)は、MRT「後山埤(ホウシャンピー:hòushānpí)」駅と、MRT「松山(ソンシャン:sōngshān)」駅の間に位置しています。どちらからも歩くと5分ほど。今回は「後山埤」駅からの道順をご紹介します。
後山埤へ着いたら、1番出口から外へ!地上に出ると早速こんな標識を発見。
「五分埔商圏」へは100m、さらにその先には台北でも有名な夜市「饒河觀光夜市」がありますよ〜!夕方頃から遊びに行って、夜はこちらの夜市でB級グルメを楽しむというコースもおすすめです。
1番出口を出て、正面にある信号を渡ったら、中坡北路沿いにまっすぐ歩いていきます。ドラッグストアの「康是美」が目印(2016年12月現在)。この看板が見えたら、左折して路地に入っていきましょう。
五分埔商圏は広い問屋街一帯のことを指しているので、小さな路面店から、徐々に問屋街らしい景色が広がっていきますよ。
問屋街の大半は女性向けのお店ですが、中には男性向けの下着の店やシャツなどを多く取り扱っている店も。彼女のお買い物についてきている男性の姿もちらほら。
一度中に入ると迷子になってしまうほど!所狭しと並ぶ問屋街に圧倒されるはずです。
五分埔は問屋街なので、写真のとおり、通常の服屋さんのように綺麗に陳列されているわけではなく、倉庫状態!大きな衣装ケースや袋に大量に服が詰まっていて、それらの商品は店頭のハンガーラックや壁に吊るされています。
私がオススメなのは、比較的コーディネートされた状態のマネキンが並んでいるお店。
服だけ大量にケースに詰め込まれていると、なかなか掘り出し物を見つけるのに苦労しますが、こんな風に取り扱っている服の雰囲気やテイストが分かるお店はハードル低めです。
袋の中から服を出したりするとキリがないので(袋の中の服を触るのは禁止されている店舗も)、まずは吊るされている服を見て気になるものをチェック。ハンガーにかかっているものを手にとってサイズや雰囲気を鏡などであわせて見ていきます。
よくよく見ると、日本の人気ブランドで取り扱われているものと全く同じ型のものや、台北市内のおしゃれアパレルショップで高額で売られている商品なんかも…!
さて、この五分埔、問屋街ゆえ試着室はありませんので、直感が頼りです!(笑)
どの服にも値札はついていないので、気になる服を見つけたら、店員さんに「あれいくら?」と指を指して聞きましょう。写真のように、袋の中の商品を触っても良い店であれば、吊るされている商品と同じものを袋の中から探して、店員さんに手渡してもOKです。
ほとんど自由に見れるようにはなっていますが、こういう札が置いてあったりする店は「袋の中の服には触らないで!」というルールなので、注意してくださいね。
値札がなかったりするので、店員さんとのコミュニケーションは必須。
バタバタと忙しそうな店員さんですが、質問すれば優しく答えてくれますよ。
お店での中国語会話のコツは、言葉の初めには「不好意思(ブーハオイース:bùhǎoyìsī)/すみません」、最後には「謝謝(シエシエ:xièxiè)/ありがとうございます」をつけること!
声を掛けるときは、最初に「不好意思」と呼びかけたあと、以下を続けてみてください。
・那件多少錢?(ナージエン ドゥオシャオチエン?/あの服はいくらですか?)
・這件有別的顏色嗎?(チェジエン ヨウビエダイェンサーマ?/この服は別の色はありますか?)
・這件有別的size 嗎?(チェジエン ヨウビエダ sizeマ?/この服は別のサイズはありますか?)
・我要買這一件。(ウォヤオマイ チェイージエン/この服を買います)
・這件有新的嗎?(チェジエンヨウ シンダマ?/この服は新しいものありますか?)
服は「件(ジエン/jian)」と数えます。
一件,兩件,三件という量詞も、ぜひこの機会に覚えてみてくださいね。
※ こちらはHowtoTaiwanキュレーターのROMY。色んなお店で服を買っていると荷物がかさばりがちなので、お役立ちアイテムとして「エコバッグ」を小さく畳んで持参していくのもおすすめ
ちなみにこういう場でよく出てくる「ちょっと安くして」という値切り交渉ですが、基本的に五分埔では最低価格で販売されていることが多いです。通常、アパレル店のバイヤーなど、大量購入のお客さんをお得意さんとしているので、一般のお客さんと値段交渉をすることはあまりありません。
値切り交渉は歓迎されないのでオススメしませんが、例えば沢山購入するときに一声かける場合は以下のような言い回しをしてみましょう。
・如果買多件,可以算便宜一點嗎?(ルゥグォマイドゥオジエン、クーイースァン ピェンイー イーディエンマ?/何枚か買えば、少し安くなりますか?)
とにかく沢山の店が所狭しと立ち並ぶ、五分埔。
色々と見ていると、日本ではお馴染みの人気ブランドの商品が、ブランドタグが切られた状態で売られていることも!これは千里眼が試されます。
とはいえ、すべての店をくまなくチェックしようと思うと時間もかかってしまうので、台湾でのショッピング歴の長いHowtoTaiwanのキュレーターたちが実践しているコツをご紹介。
・自分の好きなテイストの服を取り扱っている店だけをじっくりチェック
・日本でもともと買いたいと思っていたデザインに似ているものを探す
・今季だけの流行で長くは着なさそう、だけど安ければGETしておきたい!と思うものを探す
値段が安いので、不要なものまでついつい衝動買いしてしまいがちですが、見極めは大事!
ということで、大量の在庫の中から掘り出し物を探すのに自信の無い人は、問屋形式の店ではなく、こちらの写真のような一般の店舗(問屋よりはお値段高め、だけど一般の市内のアパレル店よりは割安)を回ってみるのもありですよ。
また問屋街の中には、靴やカバンだけを専門で取り扱っているお店もあるので、こちらも是非チェックしてみてくださいね。こちらはワゴンに載っている靴が、全品199元(700円)!や、安い〜!
帽子などを専門的に取り扱うお店も。日本では出会えなさそうな個性的なアイテムも色々あるので、見ているだけでも楽しい〜!
こうしたコツを駆使して、最近、私が五分埔で購入した商品をご紹介します。
まずは冒頭で紹介した優しい色合いのニット、こちらは360元(約1,200円)。
さらに、ミモレ丈のチュール付きニットワンピース。
ニットのフィット感もよく、チュール部分には裏地もしっかりついていて、かなり使える!こちらは780元(約2,700円)でした。
ちなみに、こちらのファー付きのふわふわパンプス。
五分埔に行く前日に「西門」付近の靴屋さんで390元(約1,300円)で購入したのですが、その6割ぐらいの価格で、同じようなデザインのものが売られていました… がーん!
こちらのパンプスは、カーキ・黒・グレーと3色展開。思わず全色買い占めてしまいそうになるほど!可愛かった〜!値段が安いゆえ、躊躇なく大人買いもできちゃう贅沢。instagramで紹介したところ、同じものを買いに行った!という方も沢山いらっしゃいましたよ〜!
というわけで、今回は台北にあるファッションの問屋街「五分埔」をご紹介しました。
狭い道を歩いている最中、何度もバイクが通ったりとなかなかカオスな空間なので、スリなどには要注意!またトイレなども無いので、MRTの駅で行っておくのがオススメです。
服屋が立ち並ぶ中には、ちょこんと小さなドリンク屋さんやちょっとした小吃が売っている屋台もあるので、お腹がすいたらそうした店で食べ歩きしながら店を回るのも楽しみのひとつです。
短い時間だと全然回れなかった!という不完全燃焼なケースも聞いたことがあるので、ぜひ行きたい!という方は時間に余裕を持って、遊びに行ってくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました〜!
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