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主演の李玲葦が大阪アジアン映画祭で薬師真珠賞を受賞! 性分化疾患の少年を描いた社会派ドラマ『I ~人に生まれて~』9月22日(金)より全国順次公開

2023.7.24

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リリース配信日:2023年7月24日

提供元:ライツキューブ

ある日少年は、少女になった―。
性分化疾患(インターセックス)の少年を描いた社会派ドラマ 『I ~人に生まれて~』 (原題:生而為人/英題:Born to be Human) が、2023年9月22日(金)より全国順次公開!

主演は、Netflix版『返校』にて主人公を演じた、李玲葦(リー・リンウェイ)。本作で大阪アジアン映画祭で薬師真珠賞を受賞しています。

主演の李玲葦が大阪アジアン映画祭で薬師真珠賞を受賞! 性分化疾患の少年を描いた社会派ドラマ『I ~人に生まれて~』9月22日(金)より全国順次公開

現状発表されている上映館は、東京・シネマート新宿、栃木・小山シネマロブレ、大阪・シネマート心斎橋。最新の詳しい情報は、公式サイトよりご確認ください。 https://i-hitoniumarete.com/

【STORY】
シーナンはゲームが好きな 14 歳の少年。ある日、彼は激しい腹痛に襲われトイレに駆け込むと、尿が血のよう に赤く染まっていた。両親と共に病院へ行くと、「性分化疾患」であると告げられる。両親はシーナンに病気の ことを伝えぬまま、性転換手術を受けることを決めてしまう。 手術後、アイデンティティに葛藤を抱えながらも、女性の「シーラン」として新しい街で生活し始めるシーナ ンであったが…。

主演の李玲葦が大阪アジアン映画祭で薬師真珠賞を受賞! 性分化疾患の少年を描いた社会派ドラマ『I ~人に生まれて~』9月22日(金)より全国順次公開

主演の李玲葦が大阪アジアン映画祭で薬師真珠賞を受賞! 性分化疾患の少年を描いた社会派ドラマ『I ~人に生まれて~』9月22日(金)より全国順次公開

【INTRODUCTION】
ある日少年は、少女になったー。 自分の生き方やアイデンティティに葛藤する性分化疾患の少年を描いた、社会派ドラマ。 主演は、Netflix オリジナル作品『返校』(2020)で主人公を演じ注目を集めたリー・リンウェイ。映画初主演となる今作での演技が評価され、第16回大阪アジアン映画祭で薬師真珠賞を受賞した。2023 年の台北映画祭で複数ノミネートされている『Who’ll stop the rain(英題)』(2023)で主演を務めている。その他、『縄の呪い 2』(2020)のベラ・チェ ン、『夜に逃れて』(2000)のイン・ジャオトーなど実力派俳優が脇を固める。メガホンを取ったのは、アメリカの名門映画学校出身で、今作が初の長編作品となるリリー・ニー監督。大阪アジアン 映画祭、ハワイ国際映画祭、ファイブフレーバーズ映画祭などの正式出品作品。

本作の題材となっている性分化疾患は、最近ですと、今年の 6 月に中国人夫婦のことがニュースになりました。 ニュースで取り上げられたのは、6 年間子どもができない夫婦を検査したところ、夫が性分化疾患であり、男性生殖器 の発育はほぼ正常であるにもかかわらず、染色体検査の結果は女性の核型だったというケースでした。

性分化疾患とは、ヒトの6つの性のうち、性染色体、性腺、内性器、外性器のいずれかが非定型的な先天的体質を指します。本作の主人公は、外見や自認も男性でしたが、ある症状がでたことをきっかけに病院で検査をし、性分化疾患だと診断されます。ところが、両親は息子に病気のことを隠して女性化の手術を受けさせてしまいます。術後目が覚めた主人公は、アイデンティティは男性にも関わらず、体は女性になっており、その事実を受け入れることができずにふさ ぎ込んでしまうというところから物語は始まります。 近年では、疾患名や体の状態を隠さずに本人へ全面開示することが国際基準となっているそうです。ですが、保護者や医療従事者が子どもを傷つけたくないという配慮から、説明を躊躇することも事実なので、本作の両親の行動や気持ちも一概には悪いと言えない部分もあります。インターセックスであることを公表している著名人も多くいます。この映画をきっかけに【性分化疾患】のことを知 っていただければと思います。

【監督コメント】
母が私を妊娠したとき、医師は超音波検査で男の子のようだと言ったそうです。両親は少しがっかりしましたが、 「曜(ヤオ)」という男の子らしい中国名をつけてくれました。しかし、産まれた私が女の子だと知った両親は大喜びし、ピンクのドレスやバービー人形をたくさん買ってくれたのです。
私は4歳でピアノを習い始め、すぐに歌とダンスも習い始めました。思春期になると、母はファッション雑誌やティム・バートンの映画を教えてくれました。ティム・バートンの映画は、私を新しい世界へと導いてくれたのです。私はゴシックスタイルに身を包み、プロダクションデザインと特殊メイクに夢中になりました。 映画学校では、私の好きな仕事はいつもアート部門。

両親のおかげで、私の”女の子らしい”子供時代は、音楽、ファッション、映画芸術への愛を育んでくれました。そして私は、映画芸術が大好きになったのです。正直なところ、映画を勉強して監督になるには「女性的」すぎると言われたとき、私はドレスをすべて捨て、髪を短く切りました。自分の夢を自覚した今、私は映画監督になるために「男性的」である必要はないと思っています。 老子道徳経に「万物は陰を持ちながら陽を抱く」とあるように、外見や名前を恥じるべきではないのです。私は 『I ~人に生まれて~』を自己批判として書き、監督しました。

主演の李玲葦が大阪アジアン映画祭で薬師真珠賞を受賞! 性分化疾患の少年を描いた社会派ドラマ『I ~人に生まれて~』9月22日(金)より全国順次公開

監督・脚本:リリー・ニー
出演:リー・リンウェイ、ベラ・チェン、イン・ジャオトー
エグゼクティブプロデューサー:イー・ジャヤン ラインプロデューサー:ドン・ディンアン
2021 年/台湾/カラー/シネスコ/5.1ch/105 分/中国語/字幕:古川 裕/字幕協力:大阪アジアン映画祭/原題: 生而為人/英題:Born to be Human/配給:ライツキューブ
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