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【2020年版】年末年始に台湾へ行く方は必見! 台北101カウントダウンのおすすめ&お役立ちテクニックを総まとめ♡

2019.12.17

台湾で過ごす大晦日といえば、やっぱり名物は台北101のカウントダウン! ですが、もちろん魅力はそれだけにとどまりません。台湾ならではの年末年始の過ごし方など、お役立ちの鉄板テクニックを総まとめ。しっかりチェックして、台湾でのお正月を楽しんでくださいね♪

こんにちは!編集長の小伶(しゃおりん)です。
2019年も間もなく終わりに近づき、年末年始の台湾旅行の予定を立てる人も増えてきた今日このごろ。日本からの台湾渡航者数は今年もぐんぐんと右肩上がりで増え、なんと2019年は、史上初! 年間の渡航者数が過去最多の200万人に到達するなどのニュースも話題になりました。

◆ 訪台日本人客、初めて年間200万人達成 宮崎の女性に記念品贈呈/台湾

そんなわけで、こちらの記事では、年末年始の長期休暇を利用して台湾で年越しするぞ〜! という方向けに、台湾でのおすすめの過ごし方をまとめてみました。Howto Taiwanキュレーターズの知識を総動員して、あまり知られていない穴場スポットから、台湾に行かずとも台湾にいるかのような気分で楽しむ日本での過ごし方まで、総まとめでご紹介します♡

台湾のお正月はいつ? 「過年」と「跨年」の違いは?

そもそも日本でのお正月ムードとは違って、台湾のお正月といえば、西暦の1月1日ではなく、旧暦(農暦)の1月1日にあたる「旧正月」を祝うのが一般的。旧暦(農暦)の元旦〜5日までのことを「春節(chūnjié)」と呼び、会社の忘年会や大型連休などもこの時期になります。

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春節は旧暦を基準としているため、年によって日が前後するので要注意。ちなみに2020年の春節(元旦)は、2020年1月25日(土)。そのため、大晦日にあたる1月24日(金)〜1月30日(木)までが、春節の大型連休となっています。春節の時期は多くの台湾人が実家に帰って過ごすため、新幹線や鉄道は満席、高速道路も大渋滞! 店舗なども一斉に休業となるため、台湾旅行の計画をこれから立てるという方は注意が必要です。

一方、いわゆる日本のお正月にあたる西暦12月31日〜1月1日というのは、若者が中心となって盛大にお祝いすることが多いイベント。特に西暦の年が変わるカウントダウンの瞬間は、友達同士で集まってパーティーをすることも多いようです。

中国語では、春節(旧正月)のことを「過年(グオニエン/guònián)」と呼ぶのに対して、西暦の年越しのことは「跨年(クアニエン/kuànián)」と呼びます。年を跨ぐ、つまり「カウントダウン」の瞬間そのものを表すような表現なんですね。

そのため、日本のような大型連休はなく、職場や学校で祝日扱いとなるのも1月1日のみ。あっさりと終わることが多いようです。また学生さんは1月5日頃から学校のテストが始まることが多く、バケーションよりも勉強に必死な時期だとか。

とはいえ、世界全体的に見れば、クリスマスから年始にかけてのホリデーシーズンを利用して台湾へやってくる観光客はどっと増えるので、欧米系の人を含め、特に台北近隣はいつもよりも賑やかなお祝いムードに包まれます。飛行機チケットやホテルなども一気に高騰する時期なので、早めに手配することを忘れずに♡

台北カウントダウンの定番、101の花火が見たい!

そんな台湾でのカウントダウン。思いっきり派手に祝うなら、やっぱり台湾名物の台北101で毎年行われるカウントダウン花火! 世界で10番目に高いビルから放出される花火、そのド派手なパフォーマンスは世界的にも有名で、毎年「いよいよ今年で最後?」なんて噂がささやかれますが、今のところ無事に毎年開催されています(笑)。

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2017年のカウントダウンに駆けつけた、キュレーターのれいちぇるによるレポートはこちらをチェック♪
2017年台北101のカウントダウン花火に行ってきた! 感動の花火動画とレポートをお届け

ちなみにこちらの映像は、2015年のカウントダウンの瞬間。
音楽と映像の演出で盛大に放出される花火は、毎年圧巻です。

この大迫力の花火を間近で見てみたい! そんなアクティブ派にお薦めなのは、台北101のふもとで開催されるカウントダウンライブへの参戦。カウントダウンライブの詳細は、記事の後半をチェックしてみてくださいね。

もちろん、言わずもがな台北101付近は多くの観光客で大混雑となるため、少し離れた穴場スポットから花火を拝むのもおすすめ! 近くで見るのも大迫力ですが、遠くから見る花火でも十分お祝い気分を味わえます。

この時期は東北風がふくため、穴場として良いのは、風上にあたる台北101の東側
「NEO19の側の松仁路上から」、または「MRT象山駅を出てすぐの信義路上」辺りは近くで見ることができる人気スポットです。当日は道路が封鎖されているので、道のど真ん中から見ることができます。カウントダウン一時間前の23時あたりにはスタンバイしておきましょう♪

また、他に近場で見るなら、台北101の東南に位置する「信義国中(中学校)のグラウンド」。101から少し離れているためそこまで人混みもなく、グラウンドからは101の建物全体が眺められます。観光客に人気の「四四南村」の草むらに座りながら花火鑑賞っていうのもいいですね。

以下、★マークの場所が、近場でのおすすめスポットです。

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人混みは苦手… 離れた場所から花火を見るなら!?

また、人ごみが苦手という方にこっそり教えたい穴場スポットも!
台北は盆地になっているので、少し遠くに行けば夜景がきれいに見える場所がたくさんあります。特に人気なのは陽明山にある文化大学。12月31日には特別に、体育館の8階にある展望台が深夜12時半まで解放されるのですが、なんとこの展望台、360度ガラス張りなんです。

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さらに、この文化大学にある「情人坡」は日本語で「カップル坂」という意味の有名な夜景スポット。ここから台北市内の夜景が一望できちゃうんです。キラキラの夜景と幻想的に輝く101の花火…少し行きにくいですが、ロマンチックな年越しをしたい方はぜひぜひ♡

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士林夜市があるMRT「劍潭」駅からバスが出ています。紅5か260のバスで「中国文化大学」で降りましょう。そこから徒歩15分くらいで着きますよ。

まとめると…
◆ 本格的に写真を撮りたい方には、台北101全体が見渡せる「信義国中のグラウンド」がオススメ!
◆ 間近でド迫力を味わいたい方には、「MRT象山駅を出た辺り」がオススメ!
◆ 音楽にあわせて花火ショーを楽しみたい方には、「市政府前のコンサート舞台辺り」がオススメ!
… というのが、私たちのリサーチ結果です♡ ぜひ参考にしてみてくださいね!

各地のカウントダウンライブで年越ししよう

そして、台湾でのカウントダウンの風物詩と言っても過言ではないのが、各地で開催される年越しカウントダウンライブ! 日本の紅白歌合戦のように、沢山のアーティストやその年に話題になった人などがゲストとして登場します。

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特徴的なのは、これが台北や台中・台南・高雄・花蓮などの「全国各地」で、しかも同時に、すべて「無料」で開催されていること!

事前にチケットなどを取る必要もないので、旅行客も気軽に参加できます。
ただ、会場には沢山の聴衆が殺到するので、かなりの気合いが必要です。お祭り気分を味わうには最高に盛り上がるライブ会場ですが、すべてのライブはインターネットでも生中継されるので、ホテルやお家などで映像を通して一緒に盛り上がるという方法もおすすめです。

2019~2020年のカウントダウン・ライブ情報は、Howto Taiwanでも近日中にアップ予定です♡ 頑張って参戦するぞ〜! という方は、お目当てのアーティストがいる会場や時間帯を事前にチェックしておいてくださいね。

例年、基隆,宜蘭,台北,桃園,新竹,台中,南投,彰化,雲林,嘉義,台南,高雄,屏東,台東,花蓮 などで大々的に開催されています。人気のアーティストたちは各地の会場をはしごしながら出演するのが面白かったり… 毎年、年末が近づくと、こんなポスターを目にします。

【2020年版】年末年始に台湾へ行く方は必見! 台北101カウントダウンのおすすめ&お役立ちテクニックを総まとめ♡

【2020年版】年末年始に台湾へ行く方は必見! 台北101カウントダウンのおすすめ&お役立ちテクニックを総まとめ♡

ライブ会場は野外のスタンディングが中心となっていて、一度会場に入ると、どんどん後ろに人だかりができて外に出られない(もしくは一度出てしまうと同じ場所に戻ってこられない)ので、トイレ問題はかなり深刻… 私は以前台北101のカウントダウンライブに参戦しましたが、19時頃に会場に入りして、そこからは水分を取らないように注意しつつ(笑)、無事に24時の瞬間を迎えました。

リアルタイムのドキドキ感や、各会場同士がまるで競うように盛り上がる演出は、パーティー好きにはたまらない! しっかり防寒対策をして、忘れられない思い出をつくってくださいね♪

カウントダウン終了後、ホテルまで帰れるの!? 問題

さて、ここまでカウントダウンでの見どころをご紹介しましたが、ここからは気になるカウントダウン終了後の様子をご紹介。日本同様、カウントダウンが終了したあとの帰り道は、台北のMRT(大晦日の夜は深夜の特別ダイヤで運行中)や道路も大混雑で、タクシーもつかまらない… ホテルまで帰るのも一苦労です。

【2020年版】年末年始に台湾へ行く方は必見! 台北101カウントダウンのおすすめ&お役立ちテクニックを総まとめ♡

そこで現地人の鉄板コースは、映画館へ行くこと
深夜なのでお店はしまっていることが多いのですが、台湾の映画館は夜通し営業していることが多いのがありがたい存在。日本の映画を上映していることも多いので、中国語が分からなくても楽しめます。

花火の前に信義区の威秀映画館(VIESHOW CINEMAS)で映画チケットを買っておき、花火を見終わった後は、ニューイヤーの余韻に浸りながら、のんびり出店でビールやつまみを調達して、そのまま映画館へGOという流れ。カウントダウンで冷え切った身体もしっかり温めることができて、めちゃめちゃ快適です!

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天気がよければ、YouBikeを使ってホテルなどに戻るのも手、なのですが、当日、台北101付近のレンタルステーションは、混雑回避のために17時頃~夜中3時まで利用できなくなっています。YouBikeで帰りたい方は行きも市内からレンタルして乗ってきてくださいね。

台湾での元旦の過ごし方は?

ちなみに… カウントダウン翌日の1/1の過ごし方といえば、日本では初日の出や初詣が一般的ですが、残念ながら台北市内は盆地なので、台北では日の出を拝める場所が非常に少ないです。また春節の時期にお寺に行って一年の平安を願う習慣があるので、西暦の1月1日に初詣をすることはあまりありません。

それでも、せっかくなら元旦はお参りに行きたい! という方は行天宮や龍山寺など定番の寺院をお参りするのも良いかもしれません。一年の始めに、台湾のパワースポットで初詣というのも素敵な思い出になりそう。

また、元旦には総統府で行われる「国旗掲揚イベント」というのもあります。

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国旗掲揚とは、毎年1月1日の朝4時から6時にかけて開催されるイベントで、毎年多くのオーケストラや国軍の楽団、アーティストが参加する大規模な国家イベントの一つ。台湾の文化的なパフォーマンスや、アーティストが歌う国歌を生で見られちゃいます。朝早いですが、台湾の新しい1年を肌で感じられる貴重な体験になること間違いなしです。

なお、台湾でも1/1(元旦)は祝日扱いになるため、お店の営業時間などは通常と違うことがあります。お目当ての店などがある場合は必ず事前に、お店のFacebookなどで営業状況を確認してくださいね♪

おまけ:日本でも台湾気分でカウントダウンしたい!

さてここからは余談ですが、台湾でみんなと一緒にカウントダウンを楽しみたいけど台湾へは行けない… という方におすすめの過ごし方を、キュレーターのROMYがご紹介。

前述のとおり、台湾各地で行われているカウントダウンライブは、なんとほとんどがインターネットで生中継(直播)をしているんです!つまり、ネット環境さえあれば、日本にいながら誰でもリアルタイムで現地のライブを楽しめるということ◎
コタツでぬくぬくしながら、みかんを片手にゆったりライブを堪能できるなんて… 技術の進歩に心から感謝~~!!(涙)

もちろん新年を迎えるタイミングも中継されるので、ライブ出演者や会場に集まっている台湾人たちと一緒に、熱気あふれるカウントダウンを体感することができますよ♡

お目当てのアーティストがいらっしゃる方は、まずは各地の出演者情報を参考に、どのステージに出るのかをチェック。出演時間までは事前に発表されていないかもしれませんが、だいたい当日、YouTube LIVEなどの配信画面を開くと表示されるので、それを見て確認。リアルタイムで世界中のたくさんの人たちがチャット参加しているので、「あの人まだ?」「五月天、キター!」みたいなコメントで大盛りあがりするのも楽しいところ。

【2020年版】年末年始に台湾へ行く方は必見! 台北101カウントダウンのおすすめ&お役立ちテクニックを総まとめ♡

C-POPを愛してやまないROMYは、見たいアーティストがたくさんいるので、毎年大晦日は携帯やiPad、PCなどを複数台駆使しながら、各地のライブを同時鑑賞&ハシゴしつつ、慌ただしく鑑賞に勤しんでいます(笑)。

【2020年版】年末年始に台湾へ行く方は必見! 台北101カウントダウンのおすすめ&お役立ちテクニックを総まとめ♡

ちなみにうっかり忘れがちですが、台湾と日本とでは1時間時差があります。例えば21時出演となっていても、日本時間では22時なので、お風呂に入ってしまって見逃した…(泣) なんてことのないよう注意です。また、生放送なので多少出演時間が前後することもあります。

残念ながらお気に入りのアーティストが出ない場合でも、名前は見聞きしたことがあって前から気になっていた、全然知らなかったけど聴いてみたらすごく良かった♡ なんて、新しいお気に入りアーティストとの出会いもあるかもしれませんよ。大御所から話題の新人まで、たくさんのアーティストのパフォーマンスをいっぺんに楽しめる(しかも日本で!無料で!)ものすごーく貴重なこの機会。

日本の0時に「明けましておめでとう!」と新年を迎えた後に、ちょっとだけ夜更かしして、夜中1時にライブ映像を見ながら二度目のカウントダウンの瞬間をお祝いしましょう♡

こちらは、2019年に台中で行われたカウントダウンライブの全編アーカイブです♪

台湾ファンのための大晦日&元旦まとめ

以上、いかがでしたか?
台湾に限らず、海外で過ごす年末年始というのはとても特別なもの。フェスティバルな雰囲気を楽しみつつ、現地の人たちと一緒に盛り上がって、素敵な思い出をつくってくださいね♪ また読者の皆さんの中にも「こんな鉄板テクニックがあるよ!」という情報をお持ちの方がいたら、ぜひコメントなどで情報お寄せくださいね。

それでは皆さま、少し早いですが、新年快樂(シンニエンクァイラー/xīnnián kuàilè)~♪

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