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台灣指南

知られざる魅力がいっぱい!台北から日帰りで楽しめる「桃園エリア」観光案内

2019.12.27

台湾の玄関口としてお馴染みの場所ではあるけれど、意外と観光地としては見過ごされがちな「桃園」。そこで今回は、台北から日帰りで楽しめる!桃園のおすすめスポットをご紹介します♩

こんにちは。キュレーターのROMYです。
突然ですが、「桃園」と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?大半の方が桃園国際空港を思い浮かべると思いますが、 それ以外に行ったことのある場所はどのくらいあるでしょうか? かく言う私自身、中壢夜市くらいしか訪れたことがなく・・これまでなかなか桃園エリアを観光する機会がありませんでした。

でも実は、桃園には意外と知られていない魅力的なところがたくさんあるんです! そこで今回は、特にオススメしたい場所をピックアップして、観光レポートというかたちでお届けします♩

美しすぎると話題に!古くて新しい「大渓老茶廠」

まず訪れたのは、桃園市の山あいに位置する「大渓老茶廠」。 “美しすぎるお茶工場”とも称される、知る人ぞ知る観光スポットなんです。

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入口で入場料を払ったら、早速工場内へ。足を踏み入れた瞬間、洗練されたおしゃれな光景に心が踊ります・・! 入ってすぐのショップでは、茶葉や茶器などを購入することができます。

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こちらの工場の歴史は古く、日本統治時代であった1926年、三井合名会社が「角板山製茶工場」を設立したのが始まり。 実は、今なおロングセラー商品として愛されている「日東紅茶」は、ここで生産されていたんです! 品質の良い台湾産の紅茶は「黒金(ブラックゴールド)」と呼ばれ、膨大な輸出需要に対して 24時間の稼働でも供給が追いつかないほど大人気だったのだそう。

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不幸にも1956年に大火災に見舞われほぼ全焼してしまいましたが、 当時の政府の助力もあり、貴重な歴史遺産として保存されてきました。 さらに2010年から全面的な修築を開始し、元の骨組みを活かしながら、 レトロな趣と温かみのある美しい工場へと生まれ変わったのです。 1階では、映像や展示からその歴史について知ることができます。

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続いて階段を上がって2階へ。 天井に張り巡らされた無数の梁と、突き当たりまで一気に開ける視界に、ただただ圧倒されます。 ここは茶葉の水分を取り除いて乾燥させる役割を持つため、 1階から熱風を送り込む穴や、大きな扇風機が備えられています。

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さらに印象的なのが、壁一面に並んだ青い窓格子。 90度に回転させて開くことができ、外から柔らかな自然光が降り注いでいます。 陰影を活かしたポートレート撮影ができることもあり、たくさんの方がカメラを構えていました。

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入場料として100元かかりますが、嬉しいことにショップで100元分のチケットとして使用することができます(なので実質無料!)。 私は差額を払って冷蔵庫に入っていた「東方美人茶」を選びましたが、すっきりと飲みやすくとても美味しかったです。

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レストランやカフェ、書籍の閲覧コーナーなどもあるので、時間を忘れてゆったりと過ごすことができます。 外をぐるりと回ると、壁に工場の名前が書かれたフォトスポットもあるので、ぜひお見逃しなく~!

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●大溪老茶廠
住所:桃園市大溪區新峰里1鄰復興路二段732巷80號
TEL:03-3825089
営業時間:10:00~17:00(平日)/10:00~17:30(休日)
入場料:100元(ショップで同額分のチケットとして利用可)
https://www.daxitea.com/tw/ ※中国語・英語のみ

※行き方
「桃園客運桃園總站」から小烏來線(バス)に乗り、「大溪老茶廠」で下車。
所要時間は約1時間。
https://www.taiwantrip.com.tw/line/46?x=1&y=5 ※日本語あり

食べ歩きが楽しい!多くの人で賑わう「大渓老街」

続いて、大渓のオールドストリート「大渓老街」に到着!石造りの古い建物が向かい合ってずらりと並び、 その下のアーケードに所狭しとお店が並んでいます。 週末ともなると多くの人で賑わい、とても活気があります。

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美味しそうなものがたくさんありますが、まず目に飛び込んできたのは、 夜市などでも見かける「糖葫蘆」。 フルーツやトマトなどを串で刺し、飴がけしたお菓子です。 私はトマト(番茄)をチョイスしましたが、酸味と甘みが絶妙にマッチしてとても美味しい〜!

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ちょうどお昼時だったので、台湾らしいゴハンが食べられるお店へ。 外からでも写真付きのメニューが見られるので、食べたいものがあるかどうかパッと分かります。

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私は日本では見かけない、豚の血を固めたぷるぷる食感の「豬血」(火鍋によく入っている「鴨血」というのもあります)が好きなので、 迷わず「大腸豬血湯(ホルモンと豬血のスープ)」をチョイス! ピリリと胡椒がきいた味で、塩っぱいもの好きにはたまりません。

他にも、糯米腸(もち米ソーセージ)と香腸(甘めの台湾ソーセージ)、 米血糕(もち米と血を固めたもの)のセットを注文。 豬血や米血糕は見た目と名前のインパクトからか敬遠されがちですが、 特にそれ自体に味はしないものなので、食べたことのない方はぜひトライしてみてください♩

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ちなみに大渓老街で一番有名なのが、豆腐を固くつくった「豆干」。 茶色に輝く見た目のとおり、中までぎゅっと味が染み込んでいます。 テイクアウト(外帯)にすると竹串をつけてくれるので、 つまみながら街歩きするのもオススメですよ。一緒に頼んだ「百頁豆腐」も美味しかったです。

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大渓老街から階段を下った先には、どっしりと重厚な造りの「大渓橋」があります。 夜はライトアップされて、デートスポットとしても人気なんだそう。 階段の途中で優美な風景を眺めたり、心地よい風に吹かれながら橋を渡ったりするのもいいですよ〜!

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再開発が進む、今注目のオールドストリート―新南街

先ほどの老街を抜けて少し歩くと、 これまた重厚な石造りの建物が佇む古い街並みが見えてきました。 ここは「新南街」と呼ばれ、日本統治時代の建物も数多く残る歴史ある場所です。

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ふと目に飛び込んできたのは、リノベーションされたガラス張りのオシャレなお店。 看板には「新南12文創實驗商行」と書いてあります。 店内には可愛らしい小物が並んでいて、あちこち目移りしてしまう〜!

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しばらく店内を見て回っていると、どこからともなく楽しそうな日本語のおしゃべりが・・! 声がする方に目を向けると、奥のマーケットスペースで店員さんとお客さんがお話ししていたのですが、なんと全員日本人! 一体なぜ!?という疑問に、大渓にお住まいだという香子さんが答えてくださいました。

「ここでは毎月第2土曜日に、 台湾在住の日本人ママさんたちによる手作り雑貨のマーケットを開催してるんです。 他にも、毎週木曜日には手作りランチを提供しているんですよ。」

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図らずも、私が訪れた日は第2土曜日。皆さんとの偶然の出会いに嬉しくなりました! 可愛いピアスやベビー用品、さらにここ「新南街」の街並みを描いたオリジナルの布でつくられた小物もあるので、 ぜひマーケットの日を狙って訪れてみてくださいね!

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中庭を抜けた先には、「天井逅書」というのれんのかかった本屋さんが。 中には日本統治時代に関する書籍も多くありました。

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さらに2階はカフェスペースになっていて、ゆったりとお茶を愉しむことができます。 廃材を使った天井が美しく、吹き抜けになっているので開放感もあります。

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大渓では、過去に古い日本家屋の撤去話が出たこともあるそうですが、 反対運動のおかげもあって今も素晴らしい景観が維持されています。 2015年には、日本統治時代の校長先生の自宅が「大溪木藝生態博物館」に生まれ変わり、 その後も公と民が協力をし合って街づくりに取り組んでいるのだそう。

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これから補修保全工事が進み、ますます注目が高まる新南街。 MRT板南線の「永寧站」から710番のバスに乗り、終点の「大渓站」までは約45分。 台北からちょっと足を伸ばして、ぜひのんびり老街散歩を愉しんでみてはいかがですか?

桃園の魅力を美しく伝えるマガジン「桃園誌」

桃園の魅力をもっと深く知りたいという方にぜひご紹介したいのが、桃園市政府が毎月発行しているローカル誌、その名も「桃園誌」。2015 年 7 月に創刊以来、やわらかいトーンで桃園の日常風景を切り取り、時に古典映画やドラマなどの情報も交えながら発信を続けています。

知られざる魅力がいっぱい!台北から日帰りで楽しめる「桃園エリア」観光案内

“最も政府っぽくない政府の刊行物”と言われていますが、それもそのはず!以前Howto Taiwanでご紹介した台湾版「THE BIG ISSUE」も手掛ける、聶永真(アーロン・ニエ)がデザインを監修。美しくおしゃれなZINEに仕上がっています。

★台湾版「THE BIG ISSUE」に関する記事はこちら

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それまでの政府による刊行物といえば、単に情報を文字として反映するに留まっていて、デザインへのこだわりは一切感じられませんでした。当然ながら、誰の興味も引かないものになってしまっていたそう・・。
それを、2周年を機にデザイナーにアーロン・ニエを迎え、全面的に刷新。フォントや余白、レイアウトなど細部にまでこだわり抜いた結果、思わず毎号収集したくなるほど、新鮮で洗練されたスタイルへと生まれ変わったのです!

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“コンテンツこそ主役”という雑誌業界におけるコンセプトに基づき、余計な情報は一切除き、シンプルに桃園の人々やものごとに焦点を当てています。昔からある市場、自転車で行けるカフェ、スポーツを体験できる場所・・。毎号バラエティーに富んだ内容で、次は何が来るんだろう?とわくわくします。

また面白いのが、桃園市の職員にフォーカスを当てたページがあるところ。お役所の人、というとどこか距離を感じてしまいますが、一人ひとりのストーリーを掘り下げているので、ぐっと親近感がわくようになっています。

さらに、限られた場所にしか置かれていなかった点も見直し、流通を広げているそう。もちろん実際に手に取って紙の質感と合わせて楽しんでいただくのが一番ですが、WEB でもバックナンバーを含めて読むことができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。まだ見ぬ桃園の魅力に出会う旅に、ぜひ出発してみましょう〜!

★「桃園誌」 電子版は こちら

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